cinema eye

『マイ・ガール』

鑑賞日92/11/1(ビデオ)
 話題のマコーレ・カルキンの映画ということで公開時に話題になった作品でしたが、見てみたら予想していたのとちょっと違いました。

 宣伝の仕方なんかから、てっきり小学生のキュートなラブコメディ(『小さな恋のメロディ』みたいな)を想像していたのですよ。そしたら思ったよりも全然シリアスだったので驚きました。ひと夏の間に少女にいろいろな事件が起こり、一歩彼女は大人になる、という映画で、どちらかというとテーマ的には『スタンド・バイ・ミー』を連想させますね。これでマコーレ・カルキンが相手役でなかったら、結構地味な感じの映画だったかも知れません。

 でも予想していたのとは違ったんですが、決して悪い映画だったとも思いません。設定が1972年の田舎町(このあたりも『スタンド〜』を意識させますね)というのも、現代のギスギスした病んだアメリカと違い、こうした話をするにはリアリティがありますし、父親役のダン・エイクロイドがさすがの好演、それに何たってやっぱりアメリカの子役はウマイ!可愛い!あれで10才そこそこなんだから、たまりませんね。

傑作とは言えませんが佳作、くらいは言えるかも。

今回の木戸銭…800円