cinema eye
鑑賞日04/1/17(DVD)
スピルバーグ監督、デカプリオ&トム・ハンクス共演という話題性満点の作品。公開前からヒット間違いなしと言われながら、興行的に失敗したのはなぜでしょう?
作品自体は面白いと思います。天才的な模造小切手犯の実話で、その犯人を執拗に追い掛けるFBI捜査官とのやり取りは、なかなか迫力があります。ただ、実話にこだわり過ぎたのでしょうか、ちょっと展開的にもたつく感があります。余計なエピソードをもう少し刈り込むと、もっとすっきりと面白く見せられたのではないかと感じました。
と言っても、本当に作品としては良くできています。役者も良いです。それでヒットしなかったのは、宣伝が悪かったのではないかと思います。まずタイトルが悪い。こんな英文は普通の人はすぐには覚えられません。しかも、意味がぱっとわかるわけでもないですから、どんな作品なのか想像もしづらいし、雰囲気もわかりません。キャンペーンもそれほど頑張ったという記憶もないですし、きっとキャストだけでヒット間違いなしという油断があったのでしょう。
まあDVDで楽しむには良い作品ですから、レンタルをお薦めします。
今回の木戸銭…1100円