cinema eye

『キャスト・アウエイ』

鑑賞日01/12/9(ビデオ)
 トム・ハンクス主演のサバイバル映画。彼の熱演が最大の見どころ、というか、ほとんどそれだけの作品でした。

 世界宅配便のフェデラルエクスプレスの社員であるトム・ハンクスが、飛行機事故で南太平洋の無人島に漂着。ナイフもライターもないところでのサバイバルが始まる。わずかにあるのは、流れ着いた宅配便の荷物だけ。スケート靴やらドレスやらバスケットボールで、必死の生き残りを図るが、ただ生き残っているだけでは生還できそうにないことに気づく。

 と言うことで、最初はぬくぬくと肥え太ったトム・ハンクスが、長年のサバイバルで見事に痩せてワイルドな姿をみせます。まるでアクションスターのようなトム・ハンクスの役者魂には感動します。

 共演は『恋愛小説家』などに出演したヘレン・ハント。もっとも見せ場はあまりありません。サバイバルシーンだけに焦点を絞ったロバート・ゼメキス監督の狙いが本当に当たっていたのかどうかわかりませんが、少なくともハリソン・フォード主演『6ナイツ7デイズ』の甘ったるいサバイバルよりはリアリティがあって、僕には面白かったです。

今回の木戸銭…1100円