29th合宿ニュース

今回はなんとうみりんの故郷・伊賀上野での3回目の「うみりん送別合宿」。題して“うみりん故郷へ帰る”篇です。さすがに送別合宿も3回目ともなるとどうでも良くなりますが、それはそれとして、今回も楽しい合宿になりました。
宿もお風呂もキレイだし料理は美味しいし、観光も楽しいし。なにより濃いキャラの人たちがいろいろやらかしてくれたのが最高でした。


今回の日程


11/9


11:00 大山田P.A.集合

ATC合宿毎度恒例の東名阪・大山田P.A.に集合。今回は近場ということで、ゆっくりの集合になる。
早起きの小川車(田村・月原)は、なんと10時10分に大山田に到着。いくらなんでも50分前は早すぎるだろう。栗田車(海野・横井・高橋)はまだ鶴舞駅での集合すらしていなかったのに。
10時40分頃に工藤車(川上・岡田・澤田)が着いた時には、待ちくたびれたツッキーが駆け寄ったとか。11時ちょうどに栗田車が到着して、11時15分に出発。







11:50 ウェルサンピア伊賀着


大山田を出て東名阪を伊賀に向かうが、天気がどんどん悪くなる。名阪国道に入った頃から雨が断続的に降り出して、これはどうなることかという雲行き。しかし、そこはさすが「晴れサークル」。上野に近づくにつれて雨が上がって、宿のウェルサンピア伊賀に着いた時には曇天ながら何とかテニスができそうな天気になった。
宿のレストランで昼食。「ワンコインランチ」という500円の鉄火丼を頼む貧乏人が続出。その中で倍の値段のハンバーグランチを食べて「クルマ対抗買い出し車決定戦」での必勝を誓う栗田とうみりんだった。






昼食後クラブハウスに向かう途中に、川上くんのバッグから何やら色物の衣類が。女性陣が見つけたそれはなんとパンツ!そんなものをはみ出させて何をやっているんだ、川上「37才・秋」。最初からやってくれる。




13:00 テニス〜買い出し車決定戦

降り出しそうな寒空の下、コート2面を使ってアップ。たむりんは元気にコートの周りを走っている。張り切っているが空回りしなければいいが。早速今回も恒例の買い出し車決定ミックスダブルス戦を始める。
1回戦、栗田車vs工藤車。栗田・高橋ペアに対して川上・澤田ペアで工藤車が挑んできたが、これをあっさり撃退。コートチェンジ後は海野・横井ペアvs工藤・岡田ペア。こちらは工藤・岡田ペアが優勢。栗田車の「高橋監督」は、横井さんたちが1ゲーム取った時は「ご満悦」だったが、その後にゲームを取られると「ご不快」になられ、その後も負け続ける海野・横井ペアに対して「激怒」されてしまった。もっとも、監督自身の頑張りもあり、試合自体は6-3で栗田車が順当勝ちをする。
この試合で川上くんの疑惑のジャッジが!高橋監督のライン際のボレーをアウトと判定。これがビデオに記録されていたので、夜にビデオを見ながら大激論を巻き起こす。
続けて栗田車vs小川車。こちらはあっさり6-1で栗田車の勝利。いよいよ問題の工藤車vs小川車の決戦へとなだれ込む。



で、決勝戦(?)は、一進一退の大接戦。工藤車はペアを変えて、川上・岡田のゴールデンペアが復活。ゲームはもつれてタイブレークに突入する。一度はマッチポイントまで握った小川車だったが、小川くんのミスで逃してしまい、そのまま逆転を喰らって工藤車が辛勝。またも小川くんは買い出しになってしまった。逆に前回買い出しだった川上くん&オカジは「これでゆっくり風呂に入れる」と一安心。


17:30 入浴

買い出しの小川車は一足早く買い出しに出かけ、残りメンバーは17時までたっぷりテニスしてから、宿自慢の天然温泉「芭蕉の湯」に。しかし、地元の人も入りに来る人気の湯だけに大混雑している。露天風呂もゆっくり入っているゆとりもなかったが、それでも風呂上がりのビールは最高!男性陣は風呂から上がってきてはみんなガンガン飲み始める。もっとも、たむりんだけは医者から止められているからと言って我慢していた。我慢はかえってカラダに悪いぞ。


18:30 夕食


今回も宴会場での夕食。洋風懐石料理ということで、お上品に順番に料理が登場する。風呂から上がった女性陣も、また先ほどまで我慢していたたむりんも結局ビールを空けている。料理のメインは伊賀牛の陶板焼き。かなり美味しい。これなら満足である。
この頃から澤田親分が独自の言動を始め、オカジのことを「スフィンクスに似ている」とか「フェロモンを出したいけどヘソは出せない」とか言い始める。嵐の予感がする。

  

20:00 部屋で宴会

夕食後はいつものように部屋に戻って宴会。ひるがのの「腐海」を再現するかのように奥にうみりんが鎮座して側にエドちゃんが控えている。たむりんは入口付近に陣取り女性陣に囲まれてご満悦。澤田親分は何と座布団二枚重ねで座っている。まさに親分の貫禄十分だ。

まずいつものように明日のATC杯のペア決め。今回はエドちゃんがアミダくじを作った。1回戦の組み合わせは海野・澤田vs工藤・横井、栗田・月原vs小川・高橋、シードになったのは田村・岡田と、ペアの決まらない川上ということになる。
今回もハンデを設定してある。横井さんは各ゲームごとに30ハンデ、高橋監督とオカジは15ハンデを負う。また栗田とたむりんはサービス1本。このハンデをどう評価するかが予想の難しいところ。ハンデがなければ工藤・横井か田村・岡田が強そうだが、果たしてどうなることか。とりあえずエドちゃんは1回戦で当たるうみりんに飲ませまくって酔い潰す作戦に出るようだ。

その後、昼間に撮影したビデオを見る。前回合宿で川上くんは自分のフォアハンドストロークにショックを受けていたが、さすがに今回は見慣れたようだ。それよりも疑惑の“Kジャッジ”の方が紛糾する。ビデオ再生を繰り返して確認してみても微妙なところだったが、疑わしきはインというのが基本でしょ、やっぱり。
試合の様子はたむりんが撮影していたのだが、途中で試合に関係なく横井さんをズームアップ。しかもトレーナーを脱ぐ「生着替え」まで撮っていた。画面に映っていなくても、撮影しているたむりんのにやけた顔が思い浮かぶようなショットだった。


エドちゃんがカラダを張ってうみりんに飲ませているせいか、他のメンバーも調子良く飲んでいる。たむりんや小川くんはたちまち倒れてしまったが、川上くんは睡魔の峠を越える様子がない。なんでも「不眠症」だそうで、「37歳・秋」は辛いことも多いようだ。
エドちゃんは例によって「マイティッシュ」持参でティッシュ撒きを披露。親分が「わたしもやってみたい」と言ってチャレンジするが、ただティッシュを大量に引き出しただけ。頭にティッシュをくっつけている親分の様子はかなりヘン。意外とティッシュ撒きは難しいのか?さすがにエドちゃんは「ティッシュを扱わせたら日本一」と豪語するだけのことはある。

11時を回って、そろそろみんな倒れ始める。時間を聞かれた川上くん、「12時半」と答える。あれ、まだ12時は回っていないはずなのに、と思ったら「あ、シドニー時間だった」。おいおい、なんでキミの時計はシドニー時間なんだ?しかも行ったことがあるわけでもないのに。「ああ、東京時間では11時半です」って、東京も名古屋も伊賀上野も同じなんだよ!


で、夜も更けて小腹が空いたので、前回に続いてまたも自販機でカップラーメンを購入することに。親分が川上くんに「行け!」と命令。素直に買いに行く川上くん。買ってきたのが「しおあじ」と「カレー」。相変わらず手際よくカップラーメンを作る川上くん。しかし、「カレー」はヘビーだよ。「しおあじ」は人気だったけど、「カレー」は大不評。川上くんのセンスをみんなで非難する。パシリさせられた上に非難されて、川上くん悲し過ぎ。なんたって「ATCのNo.2」なのになぁ。結局カレーはほとんど川上くんが一人で食べさせられていた。

エドちゃんがさらにうみりんの「神の声」を聞こうと飲ませながらトークを続ける。障子に囲まれた二人のスポットはまるで舞台のようで、観客も見ていて楽しい。しかし、エドちゃんもかなり酔っ払っているので辛そう。もっと「神の声」を引き出せ、との要求に困惑して、最後はエドちゃんの「僕はどうすればいいんですかね?」という泣きが入ってしまい、それがまた笑いを誘っていた。これだけ飲んでいれば、二人揃って明日は撃沈だろう。




1時を超えると、いよいようみりんの様子が怪しい。椅子に座ったまま、首が右に左に前に後ろにと揺れる。目を剥いたり舌を出したり口をパクパクと金魚のように開けたり閉じたり。面白いと気味が悪いの一線を超えそうな雰囲気である。高橋監督、これを見ていてまたも爆笑。「ご満悦」のようで良かった。

結局2時頃に解散。宴会部屋に布団をみんなで敷いて、寝ているたむりんとうみりんを布団に転がす。エドちゃんは酔っ払い二人に挟まれて寝るのがイヤなようで、真ん中の布団を抜いてタテにした。これが未明の悲劇の呼び水になったようだ。








11/10

7:50 朝風呂

露天風呂に栗田が浸かっていると、睡眠十分な顔をしたたむりんが入ってくる。「いやぁ、昨晩は海野さんが大変でしたよ」と話し始めた内容に眠気も吹っ飛ぶ。

「夜中に掛け布団を引っ張られるので何かと思ったら、海野さんが転がってきていて畳の上で寝ていて、寒いから僕の布団を持っていこうとするんですよ。しかも、海野さんのカッコウが凄くて、下半身すっぽんぽんなんですよ!Tシャツは着ているんだけど、下は足首のところまで全部脱いでいて。もうそりゃビックリですよ。風邪引くよ、って声をかけてもダメで、結局海野さんの布団をかけてあげたらおとなしくなりましたけどね。今でも白いお尻が目に焼き付いていますよ。誰かにあれは脱がされたのかなぁ?」って、そんなもん、誰が脱がすっちゅうねん!
実はエドちゃんもその様子は見たらしいのだが、悪い夢を見たと思って、そのまま寝てしまったようだ。確かに夢に出てきてうなされそうな光景であるが、見て見ぬ振りはよくないぞ!

もっとも、たむりんはうつ伏せで見たが、エドちゃんは仰向けの「ポン」を見たらしいので、そりゃ悪夢だろう。同情はするけどね。

8:10 朝食



「うみりんポン事件」を聞いて、すっかり目が覚めた。意外にも朝食には全員ちゃんと揃う。
あれだけ飲んだポン海野&エドもちゃんと朝食を食べていたのにはビックリ。うみりんはポンの割には元気そうなので、テニスも調子が良いかも。









9:00 テニス〜ATC杯賞金争奪ミックスダブルス大会

いつものごとく賞金争奪ミックスATC杯。馬の本命はダントツで栗田・月原組。過去に一度も勝っていない栗田が今回こそ来るんじゃないかと思われているようだ。後は票がばらけて、どれが来てもそこそこの配当が期待できそうだ。

1回戦、ポン海野・親分澤田組vs見捨てた工藤・横井組という酔っ払い対決は大接戦。意外とカラダが動いているうみりんがストレートを打ちまくっている。30ハンデを生かした作戦だったが、結局4-6で競り負けてしまった。これで澤田親分が川上くんのペアに決定した。
もうひとつの1回戦は、栗田・月原組6-1ラフォーレ小川・高橋監督組。しかし小川くんの調子がいまいちで「ラフォーレ」にならなかったので、一方的な展開になってしまった。監督も「ご不快」の様子。

続いて2回戦。工藤・横井組と田村・岡田組は、またも接戦。しかし、たむりんが大荒れで、せっかくのハンデを生かせない。結局6-4で工藤・横井組が決勝進出する。

もうひとつの2回戦は栗田・月原組対川上・澤田組。川上くんが遠慮会釈なくツッキーの正面にアタックをかけてくる。前半はそれが功を奏して一進一退の展開。後半になってようやくツッキーが狙われるのにも慣れてきて一気にゲームは進行、結局6-2で栗田・月原組が決勝戦へ。

決勝戦、競り勝ってきた工藤・横井組は、エドちゃんが最初から弱気になっている。これに乗じて30ハンデを貰った栗田・月原組は、とにかく最初の1本を取って40-0にしてしまう作戦。ズバリはまってほとんどポイントも奪われることなく一気にゲームを連取。結局横井さんのサービスキープだけで、栗田・月原組が6-1で優勝を決めた。3試合で4ゲームしか奪われない快進撃で、二人とも初優勝である。
大本命が来てしまったので配当は安い。それでも優勝賞金と配当で、栗田・月原はそれぞれ2000円超をゲット!ランチは豪華にいくぜぃ!

13:00 昼食「ニカク食堂」

 

地元うみりんの案内で美味しいランチを、と思ったのに、なんとその目的の店が休み。仕方なく駅前の駐車場に止めて、近くにある由緒ありそうな「ニカク食堂」に入る。メニューは実に豊富で、なんでもある食堂だったが、味噌煮込みうどんと「忍者うどん」が人気。味噌煮込みは名古屋のものとは違いあっさりしている。「忍者うどん」は具がうどんの下に隠れていることから忍者なんだそうだ。栗田はリッチに一番店で高価なメニューの「焼き肉定食」にしたが、うーん、これなら味噌煮込みうどんの方が良かったかな?

14:00 上野公園観光


「ニカク食堂」を出て、そのまま歩いて上野公園に向かう。公園内ではフリーマーケットが行われていて、それを冷やかしてから忍者屋敷へ。まず忍者ショーを見に行く。文化祭のチケットのようなチャチな200円のチケットだったので、あまり期待していなかったが、伊賀流忍者の正統継承者が見せてくれた忍術はなかなか大したものだった。

ショーの終了後に手裏剣投げに川上くんが子どもたちに混じって大人一人だけ挑戦。忍者から手裏剣を投げるコツは「欲を捨てて素直な心で」と言われて、見事に手裏剣を的に当てる。このコツをテニスのサービスにも生かせば「手裏剣サービス」開眼である。もっとも5本投げてうまく投げられたのは1本だけだったので、あまり大きな期待はできないが。

その後は忍者屋敷へ。待っている間にくの一と記念写真。忍者屋敷ではそのくの一のお姉さんが案内してくれる。すぐ間近でお姉さんの前に座ったATCのオジサン達に、さすがのくの一もちょっとビビっている様子。最初に案内してくれた「どんでん返し」では、お客さんの中でやってみたい人、と言われて、小さな5才くらいの男の子と、またも川上くんが挑戦。男の子は見事にどんでん返しに入ったので、それを見てもっと素早くやろうとした川上くんは、入り損なって手をぶつけてしまう。みんな大爆笑。さすが川上!笑いのツボを心得ている。

  

忍者屋敷の後は、俳聖殿に寄ってから上野城へ。天守閣から見る紅葉は綺麗だった。
帰り道、エドちゃんが妙にハイテンションで、澤田親分を背負って歩いたり、春に続いてまたも石垣をよじ登ってみたり。見事なボケをかまし続ける川上くんに対抗意識を燃やしたか!?しかし、どう頑張っても計算は天然には勝てないぞ。
最後に椎名桔平と平井堅と、ついでにうみりんの母校上野高校の門(ただし裏門)の前で「うみりん母校に帰る」証拠写真を撮る。

  

15:30 伊賀上野出発

上野を出発して名阪国道を東へ。御在所S.A.で最後の休憩。ここでうみりんの「ポン事件」を女性陣にも暴露して解散した。帰路は名古屋西インター付近で少々渋滞したがまずは順調。夜6時前後にはみんな名古屋に戻ってこられたようだ。




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