幹事クリタのコーカイ日誌2016

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2月1日 ● タバコを吸うシーンはNGに。

 WHOが喫煙シーンのある映画を成人指定するように勧告したそうです(「喫煙場面ある映画は成人指定を WHOが勧告」)。確かに青少年の喫煙を食い止めることは、将来的な喫煙者を減らす大きなファクターとなります。映画を見て「かっこいい」と影響を受けてタバコを吸い始める子どもだっているでしょう。WHOの理屈はわからないではありません。ただ当然のことながら映画と言う芸術と対立することも間違いありません。喫煙シーンのせいで過去の名画の大半が青少年に見せられなくなるのは果たしてどうなのか、という議論は、WHOにとっては自分たちが考えることではないのでしょう。

 世界の禁煙運動はこうして着々と進んでいます。日本はこの問題に関しては後進国なので、未だに飲食店での分煙すらまともにできていない店が多いし、オフィスでタバコを燻らせる人はかなり減ったでしょうが、公共スペースで禁煙になっていない場所もいくらでもあります。そもそも公共の道路は全面禁煙にすべきだと思いますが、歩きタバコはどれほど非難されてもなかなか減りません。

 僕がよく行く名古屋市営の東山公園テニスセンターも禁煙ではなく、喫煙スペースが何か所も設けられています。公営の、それもスポーツ施設です。そんなところでタバコを吸うことが許されていること自体おかしいです。しかも喫煙指定場所はコートに近く、何も囲いはありませんから、煙はしっかり我々の方に流れてきます。何回も受け付けの女性に文句を言っていますが、彼女たちから上にそういう意見が上がっているという気配はないですし、もちろん一向に改善される様子もありません。これはそろそろもっと川上の市役所の方に直接苦情を言った方が話が早いのかなと思っています。

 愛煙家がタバコを吸うのは自由ですが、吸わない人には一筋の煙でも苦痛であることを理解してもらいたいものです。もはや今の時代にタバコを近くで吸われるのはハラスメントです。「スモークハラスメン」はウィキペディアにも載っています。僕は大昔からタバコは1箱1000円にすれば喫煙率は一気に下がるし、金のない青少年もタバコを買えなくなるので効果的だと主張してきました。それは愛煙家にとっては暴論でしょうが、このまま考えなしにタバコの煙を垂れ流していると、本当にそういう時代が来ると思います。1箱1000円になる前に、愛煙家は禁煙するか、それが嫌なら自分たちでもっと厳しい喫煙マナーを身につけた方が良いと思います。


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