幹事クリタのコーカイ日誌2014

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3月28日 ● 楽しむための面倒。

 うちのテニスサークルは丸28年を経過して、昨年10月に通算1000回を超えました。幹事である僕はそのほとんどを参加していて、先日自分の参加回数も1000回を超えました。僕が休むのは足の怪我で動けないか、高熱を出して寝込んでいるか、親が死んだときくらいです。少々の体調不良なら休みませんし、仕事があってもできる限り調整してテニスに行きますし、もちろん家族行事よりもテニスを優先しているので、この5年ほどはサークルを1回も休んでいません。

 他人から「よくそんなことが可能ですね」などと言われますが、僕からしたらずっとそうしてきたことですから、それが普通。なぜ他のメンバーができないのかが不思議なくらいです。むしろよくみんな他の付き合いなどしていてテニスを我慢できるなと感心するくらいです。僕はまずテニスとかサックスの発表会とか同窓会とか、自分がやりたい予定を先に決めてから、空いているところに他の予定を入れていきますから。

 でもどうやら大半の人は僕とは逆のようで、いろいろ周りの都合に合わせて予定を組んでいき、最後にちょっと時間ができたら自分の好きなことをやるらしいのです。家庭が、仕事が、付き合いが優先で、自分の趣味の時間なんてたまに持てればラッキーというのが一般的なのだとしたら、確かに僕は異端です。一応、こんな僕でも仕事はしてるし、家庭もなんとか保っているし、最低限の付き合いはしているつもりですけどね。

 これはひとつには割り切りの問題です。「みんなから好かれなくてもいい」「悪く思われても仕方ない」という割り切りはしています。もちろん積極的に嫌われたいとは思っていませんが、どうせ地球上の人間全てと仲良くできるわけではないのですから、どうでもいい相手、仲良くできない相手からどう思われようが仕方ありません。自分にとって大事な相手さえ傷つけないように気を遣って納得してもらえれば良いのです。

 そしてもうひとつは「やる気」の問題。自分のやりたいことをやるためには調整力が必要です。トラブルにならないように日頃から根回しと段取りを考えておかなくてはなりません。相手に譲歩してもらうためにはこちらも譲歩が必要ですし「落とし所」を見つけることも大切です。面倒くさいことばかりです。ぼんやり過ごしていたら趣味の時間を作り出すことは難しいです。「楽しいこと」をするためには「楽をする」ことはできません。あれこれ面倒を引き受けてようやく楽しいことができるのですから。

 じゃあそこまでしてテニスしなくてもいいよ、と普通は思うのかな。それに偉そうに言ったところで所詮週に2〜3回程度のテニスです。週に8回テニスしているオバサンたちに比べたら大したことないですから。


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