幹事クリタのコーカイ日誌2014

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3月1日 ● AKB48の卒業ソング。

 早いもので3月に入りました。先日正月だったのに、もう1年の6分の1が過ぎてしまい、あと少ししたら桜が咲きます。あまりにも早すぎて呆れてしまうほどです。とは言え、桜は好きだし、梅も桃も好きなので、春が来るのは楽しみではあります。

 桜の季節になると日本の音楽界もまた桜ソングや卒業ソングを大量にリリースしてくることでしょう。毎年桜ソング・卒業ソングを出してきたAKB48は今年は大島優子の卒業に伴い、彼女がセンターの「前しか向かねえ」をリリースしました。これも大島が卒業ということで作られた楽曲ですから卒業ソングには違いありませんが、かつて島田紳介がヘキサゴンファミリーのために作っていたような歌に似ていて、個人的にはちょっと残念な感じではあります。

 AKB48はオタク向けとばかり思われているかもしれませんが、結構この曲のようなヤンキー系に向かうことも多く、大島のキャラクターからしても相応しい楽曲だと思います。ただなにせ僕はAKB48で一番好きなのは2011年にリリースされた「桜の木になろう」なので、やはりしんみりと感動的な桜ソング、卒業ソングが出ないかなとついつい期待してしまいます。

 「桜の木になろう」は楽曲もさることながらミュージックビデオが最高です。早世した友達(松井珠理奈)とその同級生5人(板野友美・大島優子・小嶋陽菜・高橋みなみ・前田敦子)のドラマ部分が見事な出来栄えで、誰が作ったのかと思ったら是枝裕和が監督。さすがと唸るしかありません。この頃のAKB48のMVは傑作揃いですが、特にこの作品は素晴らしく、まだ当時13歳の松井珠理奈が実に魅力的に描かれています。

 大島も卒業してしまうと、いよいよAKB48を支えてきた主力メンバーも残り少なくなってきてしまいますが、やはりAKB48は少女アイドルグループですから、大人になって少女らしさが失われたメンバーは出ていくしかないのでしょう。となると、いつまでも今のような爆発的な人気を維持できるかどうかはわかりません。ただ、宝塚と同じようにトップがやめても次のトップが育てばこれからも続けていくことはできますし、劇場を持っているという強みはまさに宝塚と同じ。意外と息の長いアイドルグループになるのかも知れないなと思います。


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