幹事クリタのコーカイ日誌2014

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2月19日 ● ドSレッスン。

 ピアノを習い始めて2年半になります。最初はサックスを吹いていて音楽に関する知識が足りないと感じ、やはり音楽の基礎を学ぶならピアノを習うのが一番かなと思って始めたことでした。スキーヤーが夏のトレーニング代わりにテニスをやるのと同じです。ところがそのままスキーヤーがテニスにはまってしまうような感じで、すっかりピアノも面白くなってしまって気づけば2年半になりました。

 ピアノの先生は、これまでも繰り返し登場させていますが、Mちゃんというまだ若い女性です。僕が習い始めた2年半前はまだ音大を出たばかりの新卒でした。Mちゃん先生はとにかく真面目で一生懸命。その姿勢に僕はとても好感を持っています。もちろんベテランの先生の方が教えるテクニックはあるのでしょうが、生真面目に頑張っているMちゃん先生のレッスンは、娘を見ている父親のような感覚になってきます。実際、Mちゃん先生のお母さんと僕はほとんど年が変わらないようですし。

 ただMちゃん先生は真面目なので、教え方もひたすら真面目で厳格。まるで「アルプスの少女ハイジ」のロッテンマイヤーさんのごとしです。それを僕は「ドS」と呼んでからかっているほどです(あまりからかうと真面目なので怒りそうですが)。この若きロッテンマイヤーさんはレッスンをしていると次々と新しい課題を言ってきます。ひとつの課題を次のレッスンまでに70%くらいできるようになると、僕としてはそこまで努力したことを誉めてもらいたいのですが、Mちゃん先生は「うん、まあいいでしょう。この調子で続けてください。では次に…」と、すぐに新たな課題を持ち出してきます。練習することばかりがどんどん増えていって、もうついていくのに必死。まさに課題に追いかけられているような感じです。

 こちらは「五十の手習い」なので、そんなに追い立てられるようにされると大変です。子どものように成長速度が速いわけでもないですし、ピアノにかけられる時間も制限があります。ただそれがイヤかと言われると、もちろんイヤだったら2年半も続いていません。むしろ僕としてはそれくらいの方が歓迎だと思っています。次こそ誉めてほしくて頑張りますし、できないと音を上げるのも悔しいですし。僕の体育会系気質に火がつく感じです。

 Mちゃん先生の「ドS」レッスンは僕だけなのか、それとも誰に対してもそうなのかはわかりませんが、少なくともすぐに楽してサボりたがる僕にはぴったりの先生だと思っています。もっとも、若い女性だからこそ僕も受け入れているわけで、これが男の先生だったらイヤになってさっさとやめているでしょう。幸いサックスのS先生はいつも優しく教えてくれる人なのでちょうど良かったです。


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