今年の中日にとって阪神はまさに「お客様」。阪神タイガース銀行がたくさん貯金させてくれるので、まだお盆だというのに一昨日マジック４０が点灯してしまいました。中日の球団史上でも最速です。昨日すぐに２つ減って３８。この調子なら９月中旬のナゴヤドームでの直接対決で優勝決定という可能性も出てきました。実は僕は９月１５日のチケットを確保しているので、もしここで胴上げになったら最高なんですけどね。

　問題は、あまりにも早く優勝を決めてしまうと、その後の日本シリーズまでの調整をどうするかということです。たださえプレーオフがあって短期決戦慣れして勢いをつけてシリーズに臨むパ・リーグが有利だというのに、中日が早々と優勝を決めてしまうと１ヶ月くらいは待たされることになってしまいます。

　今年の中日は早くから目標は半世紀ぶりの日本一ですから、この時差を上手に乗り切れるように落合監督も腐心することでしょう。緊張した試合ができない代わりに、主力選手を試合に出したり休ませたりしながら調整させていくこともできますし、疲れも残さないようにできるでしょう。フル回転している投手陣は休ませることができてかえって良いかも知れません。

　そうそう、今年の中日は個人成績も良くタイトル争いでもみな上位にいます。福留の首位打者、ウッズの打点王、川上の最多勝、岩瀬の最優秀救援はこのままいけば大丈夫だと思いますし、他にも僅差で争っている部門がいくつかあります。

　気の早い話ですがＭＶＰは誰でしょうね？福留、ウッズ、川上、岩瀬の４人が有力候補ですが、今の状況ではまだ甲乙つけがたいと思います。川上が最多勝、防御率１位、最高勝率、最多奪三振を全て獲得すれば川上かな。