METAMORPHOSIS (PRESTIGE)

DON FRIEDMAN (1966/2/22)

METAMORPHOSIS


【パーソネル】

ATTILA ZOLLER (g) DON FRIEDMAN (p)
RICHARD DAVIS (b) JOE CHAMBERS (ds)
【収録曲】

(01-03) WAKIN' UP / SPRING SIGN / DRIVE
(04-06) EXTENSION / TROUBADOURS GROOVEDOUR / DREAM BELLS
【解説】 ( 2013年06月23日更新 / 連載 1,081回 )

 僕の 「ケグたん」 が弱ってしまいました。  「ケグたん」 というのは魔女っ子ではなく ( ← それは 「メグちゃん」 )、けろっこでもなく ( ← それは 「デメタン」 ) 、血が混じった痰。 …って、それは 「血痰」 だから余計に関係ないんですが、ケンウッドが出しているポータブルオーディオ。 そのシリーズに “Media Keg” という名前が付いていたりするので、 「メディたん」 と 「ケグたん」 で悩んだ結果、後者のほうで呼ぶことにしました。 よく分からん名前なんですけどね、ケグ。 漢字で書くと、毛愚? そんな名前で売れるのかと危惧が持たれるレベルなんですが、案の定ぜんぜん売れなくて、ケンウッドはこの分野からの撤退を余儀なくされた模様です。 どうもぱっとしませんな、日本の家電業界。 まだ、静岡のおでん業界のほうが頑張っている気がするんですが、で、 “Keg” というのがどういう意味なのか調べてみたところ、小たる 《 通例容量 5‐10ガロン くぎの場合は 50キロあまり 》 。 ほぉ、日本語でも今ひとつよく分かりませんな。 どうやら、樽の小さいやつ = 小たる。 そういうことのようですが、原油なんかでよく出てくる 「バレル」 の小さいやつバージョン。 そう考えても、あながち大きな間違いはないのはなかろうかと。 つまり、こいつは情報の記録、伝達、保管などに用いられる物や装置 ( = Media ) の、小たる ( = Keg ) である。 そのようにケンウッドの犬木くん (仮名) は主張しているワケでありますな。 個人的には樽なんて、タルタルソースを詰めてナンボやろ? …と、そんな気がしていたんですが、メディアを詰めるという手もあったんですな。悪くない発想だと思います。 ただ所詮は 「小たる」 なので、あまり多くは詰まりそうにもないんですが、ちなみに僕が持ってる MG-G608 という機種は内蔵メモリが 8GBしかありません。 ま、増設樽 = Micro SDHCカードで増やせるのでまったく問題はないんですが、中の樽そのものの容量を増やす裏ワザがある。 そんな噂を耳にしてしまいました。

  内部メモリはmicroSDらしいということで、換装を試みるテスト。
  黒いゴム足を外すと銀色のネジが4本
  殻割り
  (中略)
  内部microSDを外した状態
  外したMicroSD 2GBは東芝製
  内部microSDスロットに32GBを装着
  システム情報 内部32GB + 外部32GB

ほぉ。 当初は写真も付いていたようですが、残念ながらリンク切れ。 よって詳しい状況はよく分からんのですが、さほどハードルは高くないようにも思われます。 足るを知る者は富む。 そう、トム ( ← 「トムとジェリー」 の猫のほう ) が言っておりましたが、樽はどんなに大きくても足ることはなくて、で、ついでに言うと僕のケグちゃん、最近ちょっと弱ってきちゃったんですよね。 フル充電した筈なのに、30秒くらいで目盛がひとつ減ったりして、ヘタり具合が半端ありません。 もしかして、樽に穴が空いちゃったとか? 「黒ひげ危機一発」 みたいに剣を刺しまくった覚えはないんですが、リセットの穴はよく針で突きまくりましたからねー。 ま、すぐにフリーズしちゃうケグのほうが悪いんだから、刺されちゃうのは自業自得なんですが、ここまま永眠させるのはちょっと惜しい気もします。 容量アップと同時にバッテリーも交換することが出来れば、一挙両得、一石二鳥、アンド濡れ手に粟。 ここはひとつ、頑張ってチャレンジしてみますかねー? ひとつ間違えれば、二兎追うものは一兎をも得ず、アンド泣きっ面に蜂。 そういう状況になりかねないし、十中八九、ひとつ間違えることになろうかと思うんですが、ま、無駄な延命措置は本人を苦しめるだけですからね。 予後不良、安楽死処分。 ま、そういう方向で、潔く止めを刺してやろうではありませんか。 ありがとう、ケグたん。 今まで楽しかったよ♪

 ということで、手術開始。 ま、一応、やるだけのことはやっておこうと思うんですが、人事を尽くして天命を待つ。 by 加納典明、アンド叶姉妹。 テンメイ君のほうは今ひとつ信用がならんのですが、可能姉妹 「ええ、できますわよ?」 は何とかしてくれそうな気がするし、さ、頑張りましょう。 まずは黒いゴム足を外してやればいいんですよね。 そんなもの、どこにも見当たらなかったような気がするんですが、よく見たらゴム足というか、黒い小さなプラキャップのようなものはありました。 そいつを無理やり外してやると、銀色のネジが2本。 数が足りないような気がするんですが、セシウムだって半減期は30年だったりしますからね。 1年半ほど使っているうちにネジが半減したとしても、それほど不思議ではありません。 が、問題はそのネジの種類でありまして、 「+」 でなければ 「―」 でもない、 「Y」 みたいな形のヤツが使われておりました。 そんな特殊なドライバー、家には無いっ! 夜も遅くて近くのミスタートンカチは閉まっているので、通販で手術道具を買うところから始めることにしたんですが、 精密ドライバーセット (30種) 。 これだけあれば、どれか1本くらいは当たりますよね? ということで、届きました。 無事に使えました。 で、次の手順。 殻割り。 ここまでは順調です。 手術中の写真を撮り忘れちゃったのは慙愧の念に堪えませんが、で、内部メモリはmicroSDらしいというので、それを探してみたんですが、んー? どこにも見当たりませんなー。 念のため、中の基板を外して裏まで確認したんですが、そんなもん、どこにもないっ! ネジの本数が2本だった時点で、いや、それ以前にゴム足がなかった時点で、もしかしてこれ、違う機種の話なんじゃね? 薄々とそんな気はしていたんですが、もう既に開腹しちゃった後ですからね。 今更、患者を取り違えてたなんて口が裂けても言えないし、気が付かなかったことにして、最後まで強引に突っ走るしかありません。 行け行け、GO!GO!

 幸い、バッテリーのほうはちゃんとあったんですが、裏蓋の内側に両面テープで貼り付けられて、3本の細い線が本体の基板に半田付けされておりました。 摘出手術はすごく簡単でありまして、ケーブルをニッパーでちょんちょんちょんと切って、バッテリーをべりべりと剥がしてやれば、 ほれ 。 あとはこれと同じ臓器さえ手に入れば、手術は成功したも同然なんですが、「3.7V リチウムイオン 520mAh」 で画像検索した結果、 こんなサイト が。 おお、これこれ、こんな感じ。 あるじゃん♪ 「私達に直接お問い合わせを送信」 すれば売ってくれそうな気配が感じられるんですが、ただこれ、最小注文数量が 1000pcsとなっておりますな。 そんなにもいらん! で、他にこれといった情報を探すことも出来なくて、うーん。。。 まったく同じ臓器の提供は厳しそうな感じなんですが、でもまあ、臓器だったらなんでもいいよね? いい心臓が見つからなかったから、代わりに腎臓で。 「しんぞう」 と 「じんぞう」 。 テンテンがあるか無いかの違いだけなので、きっと大丈夫だぞう。 …って、さすがにそれはちょっとどうかと思うんですが、いい人間の心臓が見つからなかったので、代わりにゴリラの心臓で。 そういうのはぜんぜん大丈夫だと思います。 電圧さえ合っていればいいんっすよね、バッテリーなんて。 で、探してみたところ、あまり使わなくなったデジカメ用の予備電池が見つかりました。 比較すると、 こんな感じ 。 縦と横の長さはほぼ同等。 ただ、厚みが1.5倍くらいあるんですが、無理すれば何とか中に収まりそうな感じ? で、分厚くなっている分、容量のほうも520mAhから740mAhに増えるので、電池の持ちが当社比1.42倍くらいよくなりそうです。 端子の部分は こんな感じ 。 「+」 と 「−」 とよく分からん 「T」 というのがあるんですが、基板から伸びている線も3本だから、そいつを1本ずつ繋いでやればいいんすよね? 元の線は短すぎて作業がしにくいので、新しいのを手に入れたいところなんですが、とまあそんなことで、翌日。 ホームセンターで細い線とハンダを買ってきて、手術再開。 基板のほうはなんとかうまくハンダ付けすることが出来ました。 で、続いてバッテリー端子にも半田付けしようとして、ふと思ったんですが、もしかしてこれ、ヤバイんじゃね? リチウムイオンって、よく爆発したりしますよね。 特に中国製の奴とか。 僕が手にしているのはNikonの純正品なんですが、きっちり 「MADE IN CHINA」 と書いてあるし、それになにより、危険! 発熱、破壊、発火の原因となるので、火中投入、加熱、分解、ショートなどしないこと。 そういう注意書きもあります。 さすがに火中に投入する気はなかったんですが、加熱。 やる気、バンバンだぜっ! 半田ごて、350℃くらいにはなりますよね? ちょっと手元が狂ったらショートのほうもバリバリだし、もしかして僕、とっても危ないことをやろうとしてた?

 ということで、手術は中断。 僕のケグたんは心臓を摘出された状態でその辺に放置されることになって、何とも不憫な話です。 何とかしてあげたい。 その思いは強いんですが、爆発するのは嫌ですからね。 自分の身を危険に曝してまで助ける義務はないし、ま、選んだ医者が悪かったと思って、諦めて貰うしかありません。 が、何だか悔しいので、もうちょっとだけ、最後の悪あがきをしたい気もするんですが、要は加熱せずにケーブルを電池の端子に繋ぐ方法があればいいんすよね? 接着剤で付けるとか? 接着剤が電気を通すとは思えないんですが、世の中には導電性の接着剤というのがあったりするんじゃないか? そんな気がしないでもありません。 で、調べてみました。 ありました。 これ 。 高っ! 半端ねぇぇぇぇぇ! が、ここまで来たら僕にも意地があります。 えーい、ポチったれぇぇぇぇ! …ということで、届きました。 A剤とB剤を同じ量だけ出して、2分以上練り練りしてから使うようです。 ちょっと固めのパテといった感じで、作業性は、うーん、まずまず? 隣と端子と短絡しないように注意しながら練り接着剤を盛りつけて、そこに端末処理したケーブルを繋いでやればいいんですが、ヨリ線がばらけていると仕事がしにくいですな。 先をハンダで固めておいたほうがよかったかも知れません。 でもまあ、何とか繋がったような? 見た目は最悪で、いつ線が外れちゃっても不思議でないような出来になってしまいましたが、硬化条件は室温で4時間っすか。 長っ! 121℃くらいに加熱してやれば5分くらいで何とかなるようですが、ここで下手に熱を加えて爆発でもされたら、元も子もありませんからね。 じっと待つしかありません。 ・・・・・。 約1時間経過。 もう対丈夫っすかね? 恐る恐る、様子を見てみることにしたんですが、うぎゃぁぁぁ! 線が外れたぁぁぁぁぁ! 幸い、接着剤はまだ半乾きの状態だったので、何とか無事に元に戻すことが出来たんですが、もう触らんっ! 何があっても4時間は耐えるっ! ということで、今日はもう、寝るっ!

 ということで、翌日。 何とかなったような、ならないような? 下手に引っ張って、また線が外れたりすると嫌なので、こっそり裏蓋をはめて元に戻すことにしたんですが、おぉぉぉぉ! 電池が分厚すぎて、蓋が閉まらんっ!!! 頑張れば、何とかなるかも知れない。 そう踏んで手術に踏み切ったんですが、世の中には、頑張ったところでどうにもならない事もあるんですなー。 が、アレです。 ただ蓋が閉まらないだけの話で、バッテリー交換は成功したんですよね。 スイッチを入れたら普通に動いたので、自分でもびっくりしました。 やれば出来るじゃん♪ となると尚更、蓋が閉まらないのがあまりにも惜しいんですが、何とかならんもんですかねぇ。。。 ということで、何とかしてみました。 ほれ 。 裏蓋をバッテリーの形に切ってやったぜ! ケグちゃん、背中がスケスケで、中身が丸見えで、いや〜ん♪ とまあそんなことで、バッテリーの交換は無駄に時間とお金が掛かるだけで、しかも医療事故で訴訟レベルの悲惨な結果に終わってしまうので、新しい機種に買い直すのがお得♪ …というのが結論です。 おしまい。

 ということで、今日はドン・フリードマンっす。 前回 、微妙にドン・フリっぽいクレア・フィッシャーというキャラを取り上げたので、今回は本家を紹介しようという、そういう魂胆なんですが、ま、本家と呼べるほどメジャーな人でもないんですけどね、ドンくん。 「サークル・ワルツ」 の1曲だけ野郎。 そのような認識で概ね合っていると思うんですが、近藤真彦の足下にも及びませんよね。 「スニーカーぶる〜す」 以外にも 「一番野郎」 といったヒット曲がありますからね、マッチの野郎。 ま、ドンくんの野郎もあまり知られていないだけで、それなりにイケてる演奏をそこそこ残してくれたりもしているんですが、そんな中、今日は 『メタモルフォージス』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 難しい単語ですよね、 “Metamorphsis” 。 何か生物に関係がある単語だったような気がするんですが、 「変態」 でしたっけ? 頭からパンツをかぶったりするほうではなく、アオムシが蛹を経て蝶になったりする系。 普通に小蝶で生まれて、中蝶、大蝶と順番に大きくなっていけばいいのに、どうしてこんな変態的な成長戦略をとるのか、今ひとつ理解に苦しむものがありますが、とまあそれはそうと、このアルバム、ギターのアッティラ・ゾラーが入ってるんですな。有名ですよね。 ラズウェル細木の漫画にも名前が出て来ます。 「ジャズ評論家になろう」 みたいな話で、ラズウェルくんが聞かれてもいない無駄知識を披露する場面ではなかったかと思うんですが、「アッティラ・ゾラーは 1927年ハンガリー生まれ…」 みたいな。 で、油井正一っぽい先生に 「誰もそんなことは聞いておらん!」 と叱られるんですよね、確か。 とまあ、そんなゾラーくんの参加はちょっぴり嬉しかったりするんですが、ピアノ・トリオにオマケのように付いてくるギターって、個人的には邪魔としか思えなかったりするし、果たしてどうなることでありましょうか?

 とまあ、そんなことで1曲目。 ドンくんのオリジナル、 「ウォーキン・アップ」 。 ウォーキンというと、どうしても 「魚金 (うおきん) 」 という名前の魚屋グループが頭に浮かんでしまうんですが、 「びすとろUOKIN」 とか、 「イタリアンバルUOKIN」 とか、お洒落な名前のお店もあるみたいです。 で、魚金がアップした結果、けっこうクールな楽曲に仕上がった模様でありますが、ギター主導で演奏されるテーマはモーダルというか、新主流派風というか、そういうアレだったりして、イケるじゃん♪ 出だしの部分は、コルトレーンの 「マイ・フェイバリット・シングス」 のイントロの部分の亜流? そんな風情がちょっとだけ感じられたりするんですが、亜流でも何でも亜硫酸ガスよりはマシだと思うし、でもって、アッティラ・ゾラーのギターが思ったよりも悪くなかったのが思わぬ儲けものでありました。 ジャズ・ギターって、どうしても田舎臭いカントリーなオッサンみたいになりがちなんですが、さすがはハンガリー生まれ。 さほど都会でアーバンなお国柄とは思えないんですが、ハンガリアンらしいハングリーさがいいほうに出て、柄にもなく都会っぽくなってるモードのグランド・グリーン。 そういったキャラを彷彿させるソロを披露してくれております。 で、続くフリードマンのソロは、研ぎ澄まされたトギーと行くタイ。 そういった仕上がりだったりして、深く心に沁み入ります。 いや、 「トギー」 でググったら関連語の候補に出て来たので、とりあえず書いてみたんですが、調べてみたら人気のパーソナリティみたいですな、トギー。 F.King Toggy (エフ・キング・トギー、1967年3月16日−) は福岡県を拠点に活動するDJ、パーソナリティ、ローカルタレント、ミュージシャンである。別名:戸切 章行(とぎり あきゆき)。 思いきり、ただの日本人やんっ! ま、誕生日が僕と1年と3日くらいしか違わないよしみで、細かいことは大目に見てあげようと思うんですが、研ぎ澄まされたトギー風のピアノに続いて、リチャード・デイビスのベースのソロもちょっぴりフィーチャーされたりして、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 僕がフリードマンに期待していた世界は、ギターが入ったくらいではみじんの揺るぎも無くて、いやあ、よかったっす。

 ということで、次。  「スプリング・サイン」 。 「春の前触れ」 っすかね? 個人的には前触れよりも、前貼りのほうが好きなんですが、作者のドンくんは僕の趣向を汲み取ってはくれなかった模様です。 で、タイトルだけでなく、曲そのものの出来もアレだったりするんですが、これはアレです。 一言でいうと、難解。 三言で言うと、難解、難解、アンド難解。 何回言っても難解。 東海、難解、東難解の3連動。 アブストラクトな抽象世界は、中小企業で働く人たちにとっては難し過ぎぃ。。。 ま、たとえ大企業に再就職出来たとしても、こいつが理解出来るようになるとはとても思えないんですが、とまあそれはそうと、富士山が世界遺産に登録されましたなぁ。 ユネスコの諮問機関から除外を勧告されたにも関わらず、引き下がろうとせずに騒いでいた三保松原クンのお陰で、心証を損ねて全体の登録も却下されちゃうかも? そんなふうに懸念していたんですが、まさかの三保松原を含めての登録決定。 いやあ、駄目だと思ってもすぐに諦めず、ゴネれるだけゴネてみるもんですなぁ。 鎌倉ももうちょっと頑張っていれば、何とかなっていたかも? 鎌倉とキャバクラは日本の文化なんや! そう、強く言い張られたりすると、うーん、そうかも? そんな気がしてきちゃいますもんね。 一方、勧告を無視されたイコモスくんは面目丸潰れですが、面目丸潰れと言えば、サイボクハムの温泉も潰れちゃいましたなぁ。 「まきばの湯」 でしたっけ? 入間基地の航空祭の時にでも行こうと思っていたので、非常に残念なんですが、とまあそんなことで、次。  「ドライブ」 。 ジミー・ジュフリーが作った曲のようですが、2曲目の難解野郎とどこがどう違うのか、僕の耳には判別不能だったりする仕上がりだったりして、うーん。。。 強いて言うなら、さっきよりもタイコのオッサンが激しく頑張っているところに差異が感じられそうなんですが、とまあそんなこんなで、次。

  「エクステンション」 はゾラーのオリジナル。 ミディアム・テンポで、若干の哀愁味も感じられて、過去2曲に比べればまだマシなレベルなんですが、それはそうと、無事に救助されましたなぁ、辛坊治郎くん。 海上自衛隊の救難飛行艇“US-2” が大活躍♪ 去年の岩国のフレンドシップデーで飛んでいるところを見ました。 これ っすな。 普通に飛んでいるだけでは無駄に遅いだけで、さほど凄さが感じられなかったんですが、よくよく調べてみると半端無いっすな、コイツ。 離水・離陸動画 があったんですが、おお、凄ぇぇぇぇ! これなら片桐機長が逆噴射しちゃっても大丈夫♪ で、離水だけの動画は こっち にもあるんですが、どうしてこの距離とスピードで浮ける!? インド人もびっくり。 で、現在、インドとの商談が進められている模様でありますが、新明和工業の技術力、凄ぇぇぇぇ! 僕らの業界では 「すいちょくゲート」 と水中ポンプのメーカーというイメージしか無かったんですが、俺、今日から荏原製作所の代理店をやめて、新明和に寝返るよ! そう宣言したくなっちゃいました。 荏原製作所なんて、焼肉のタレの会社と間違われるくらいの知名度しかありませんからね。 で、まだマシなレベルの演奏にも簡単に触れておくと、ギターとピアノのユニゾンでテーマが演奏され、以下、ゾラー、ドンの順でまあまあそこそこのソロが展開されることになります。 ゾラーはグラント・グリーンというより、ぱっと聞き、パット・マルティーノっすかね? で、フリードマンはいつもの調子かと。 フリチンマンといった下品さはみじんも感じられず、高い道徳心に満ち溢れております。 微妙にアンドリュー・ヒルっぽく聞こえたりもするんですが、で、以下、ベースのソロなんかもフィーチャーされたりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、何とか耐えられないこともない、ぎりぎりのラインでありました。

 で、以下2曲、ゾラーのオリジナルが続くんですが、まずは 「トロバドアース・グルーブドア」 。 難解なタイトルなんですが、演奏のほうも小難しいのを通り越して、大難しいっす。 ということで、ラストです。  「ドリーム・ベルズ」 。 タイトルはシンプルなんですが、やってることは意味不明です。 2曲目と3曲目と5曲目と6曲目、どこがどう違うんや? …とまあそんなことで、以上、違いの分からない男、さば君がお届けしました。 じゃ、また♪

【総合評価】 終わりよければ、すべてよし。 そんな言葉がありますが、最初だけよくても、うーん…。 1曲目の感動が次第に薄れていく感は否めない。 そう、 「いなげや」 の店員も言っておりましたが、うんぬん。 そう、前回の総括で書かせて頂きましたが、今回はそれが更に悪いほうに悪化しちゃっているという、最悪の事態に。 ま、いいほうに悪化するというのは難しいので、その点では納得が行くんですが、 「サークル・ワルツ」 が凄ぉーくよかったから、他のアルバムも聞いてみようカナ? そんな軽い気持ちで、ゆめゆめ手を出してはいけません。 もし、血迷って手を出しちゃった人がいたとしたら、1曲目だけでやめておくことを心の底から進言したくなる信玄餅。 そんな1枚でありました。


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