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JACKET COLLECTION

2002/08/09


blue serge

 君は何色が好きかな?僕はわりと“黄色”が好きだったりします。いや“黄色いぱんつ”というのはあまりソソされるものがないんですが、尿漏れしても目立たなくていいかな?…というメリットはありますよね。尿漏れは目立ちませんが、黄色という色自身はとってもよく目立つ色ですよね。特に黒をバックにした時、そのコントラストの鮮やかさは際立つものがございます。黄色の縞模様は自然界では警戒色として知られ、人間社会でも遮断機虎ロープに応用されているのは、よく知られたところであります。で、僕は黄色という色がわりと好きなので、新しく頼んだセイルもイエローを第一希望としておきました。やっぱり遊ぶときぐらい、華やかな気持ちでいたいしぃ。ただウインドサーフィンのセイルというのは「聞いてみないとどういう色があるかわかんない。」という世界であるらしく、いざ手元に届いてみれば、地味な群青色だったりするかも知れませんけどね。

 そして、JAZZの世界で最も好まれる色はというと、これはブルーを置いて他ありません。それもスカイブルーのような爽やかなイメージではなく、群青色。これであります。ケニー・バレルに『ミッドナイト・ブルー』という渋いアルバムがありますが、まさにあの世界ですよね。そしてジャズの世界には“Blue”の字を冠したアルバム名や曲名が少なくありません。ちょっと思い付くだけでもソニー・クラークの「ブルー・マイナー」、ウイントン・ケリーの「ケリー・ブルー」、ケニー・ドーハムの「ブルー・ボッサ」、ティナ・ブルックスの「トゥルー・ブルー」etc…。「“ブルー”を付けりゃエエちゅうもんでもないやろ?」という気がしないでもないんですが、「でも“ブルー”を付けりゃエエちゅうもんだよなー。」と思わず納得してしまうほどどれも名曲・名盤なので、文句のひとつも言えないんですよね。で、“ブルー”もしくは“ブルージー”というのは、主に黒人のスタイルにぴったりくる表現なでありますが、白人だって負けてはおりません。青白いインテリ風の人だって“ブルー”な演奏は出来るわけです。例えばサージ・チャロフというバリサク奏者はそれほどインテリ風というわけではないんですが、『ブルー・サージ』はいいですなぁ。ま、ピアノにソニー・クラークが入っているからこその“ブルー”という側面はあるんですが、ジャケットのセンスはいかにも白人的であります。“serge”というのは服の生地の一種らしいんですが、名前の“serge”と引っ掛けたセンスが秀逸です。ただ、モデルのおばさん(おねえさん?)の趣味は今ひとつですね。もうちょっとマシなモデルはいなかったんですかね?いや、僕の絵がヘタなだけかも知れませんけどね。ということで、今日はおしまい。

(自己採点)

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 モデルのおばさんが僕のタイプではないので、ジャケ絵を書く熱意が今ひとつ沸かなかった。…というわけではなく、ただ純粋に絵が下手なだけです。50てん