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JACKET COLLECTION

2002/06/14


CHET BAKER SINGS

 先日、このコーナーで使うイラストをチェックしていたところ、消しゴム版画の作品が載っているものがありました。そういえば昔、こんなこともやっていたんですなぁ。。。消しゴム版画と言えばナンシー関。そこで僕は「ナンシー関サバ」 という芸名を思い付き、この名前で消しゴム版画家として活動していきたいと思います。…と宣言したところ、Niftyの“F-Jazz”で激しいバッシングを受けてしまいました。

> しかるに何をとち○ったか、塩サバさん、今度は消しゴム版画師を開業、その名もなんと、「ナンシー関サバ」を名乗られるとか。
> これがわたくしに対する挑戦と言わずしてなんでありましょうや!命名父であるGroovyさんにも申し訳が立たん!

 と、当時の関サバ師匠(現:*師匠)も、たいへんご立腹の様子でありました。いや、カツオアジならある程度は叩かれるのも覚悟の上なんでしょうが、「サバのたたき」というのはあまり聞いたことがないので、よもやここまで激しく叩かれるとは思いもよりませんで。。。で、その時に作った消しゴム版画というのが、イラストの左のほうに押してある「エンジェルたかし」でありました。「エンジェルたかし」とはいったい何者なのかというと、『チェット・ベイカー・シングス・アンド・プレイズ』のジャケットに登場する天使であります。何だか「コドモ立花隆」みたいな顔をしているのでこういう名前を付けたわけなんですが、いや、当時のさみを嬢にはけっこう評判がよかったみたいなんですけどね。関サバ師匠に嫌われても、さみを嬢にウケたからいっかぁ。…ということで、僕の心の中で「ナンシー関サバ問題」は解決を見た次第であります。いや、今から思えば、かなりヘタクソな消しゴム版画なんですけどね。

 で、イラストのほうは『シングス・アンド・プレイズ』ではなく、『チェット・ベイカー・シングス』のほうですね。「ジェームス・ディーンばりの前貼り」と言われたチェットの特徴がよく出たジャケットとしてファンの評価も高い1枚でありますが、いや、これを書くにあたってはかなり神経を使いましたね。なんせ、『チェット・ベイカー・イン・ニューヨーク』の時は、思いっきり貶されましたからね。再びチェットでミソをつけてしまっては、ナイーブで多感な僕はもう二度と立ち直れないに違いありません。そして全身全霊を傾けて挑んだ作品の出来栄えは・・・?

(自己採点)

india4.jpg

 80てんっ!…くらいはつけてもいいでしょうか?いや、自分では納得のいく作品に仕上がったのではないか?…という気がしないでもないんですが、こうなってくると隣の「エンジェルたかし」が邪魔ですなぁ。。。この傑作は当然“F-Jazz”で、「今度のチェット凄ぇ!!」と評判になる…ハズだったんですが、「塩通」の話題は二度とこのフォーラムで取り上げられることもなく、次第にさびれていったのでありました。