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JACKET COLLECTION

2002/06/06


spellbound

 ジャズに限らず、レコード・ジャケットの中には「手書きする人の立場を考えたことあるのか?」と、文句のひとつも付けたくなるようなものがありますよね。いや、考えたことないと思いますけどね、たぶん。で、このクリフ・ジョーダンの『スペルバウンド』というアルバム。ジャケットを見た瞬間、「何て余計なことをしてくれたんだ?」と思ってしまいました。幸い、当時の僕にわりとヤル気があったからよかったようなものの、「ジャケットを書くのが面倒。」という理由で“jazz giant”への採用を見送ったアルバムというのも少なくありません。その結果、CDの売り上げが伸びずに多大な経済的損失を被ったであろうことは想像に難くありませんが、いや「塩通」を見てアルバム購入の参考にしているという人は、多く見積もって全国で数万人、少なく見積もって、ま、1人もいればいいとこ?…といった統計もありますからね。

 で、クリ・ジョー。この人はアゴが出てますよね。学生時代のニックネームがアントニオ猪木、もしくはクッキングパパ、あるいは単刀直入に「あご」であったろうことは容易に想像がつきますが、意外に「カルメン」とか「たこやき屋」とか「ヘルメット頭」とか「ターボ付き」とか「スナック町子」だったりするかも知れませんけどね。あだ名というのは関係者の間でしか意味が分からないものって結構ありますからね。ということで、今日は“ジャズマンのニックネーム”というテーマでお届けしようと思うんですが、まず有名なところではルイ・アームストロングストロンゲ塩鯖とか。あ、それは『闘魂列伝』というプロレスゲームで僕が作ったレスラーの名前でしたな。ロン毛のレスラーだったんですがそれはともかく、ルイ・アームストロングのあだ名は“サッチモ”ですね。詳しいことはよく知らんのですが、これは「でかい口」という意味なんだそうです。日本ではさしずめ「京唄子」といったところでしょうかね?

 あと、チャーリー・パーカーバードというのも有名ですが、その謂れについてはよくわかりません。いや、ただ僕が知らないだけの話なんですが、「トリ料理が好きだったから、バード。」といった安易極まりない説もあるようです。ほとんど「サバが好きだから、さば。」というのと同レベルでありますが、いや、僕はそれほどサバが好きということではないんですけどね。それはまあ、カレイよりはマシ?…という気がするんですが、ただ平べったいだけで、たいしてうまくもないですからねぇ、カレイって。同じ平べったい系ならヒラメのほうがはるかに高級でありまして、いや、僕は決してかれい技師ヒラメちゃんより劣っているということを言いたいわけではないんですけどね。で、とりあえず段落も3つになって、このコーナーはこれくらいでいっかぁ?…という気がしないでもないので“ジャズマンのニックネーム”の話はこれくらいにしておきますが、『スペルバウンド』クリフ・ジョーダンが2人写っております。写真の二重露出みたいな初歩的なテクニックなんですが、それにしても余計なことをしてくれましたなぁ。。。最初のうちは真面目に書く気はあったんですが、1人分を書き終えた時点ですっかりヤル気が失せました。ま、デジカメ画像なら複写等のレタッチも簡単なので、各自「使用上の注意」に従って左の画像を右側にコピーしてお使いください。いや、面倒だから僕はイヤです。

(自己採点)

saba.JPG

india1.jpg

 30てんがいいとこでしょうなぁ。。。いや、「手を抜いたから。」とかそれ以前の問題として、クリ・ジョー、まったく似てないしー。