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JACKET COLLECTION

2002/05/10


out of the blue (1) out of the blue (2)

 塩サバくん、アルツハイマー疑惑の1枚…いや、2枚です。ブルー・ミッチェルの『アウト・オブ・ザ・ブルー』 というアルバムなんですが、前に一度“jazz giant”で取り上げたことをすっかりわすれ、同じアルバムを2度書きしてしまいました。ちなみに1枚目を書いたのが1997年の10月頃、2枚目を書いたのが1998年11月頃でありまして、2つの間には1年強の開きがございます。人間、1年もすればそんな昔のことは忘れてしまいますよね。いや、このジャケット、何か書いたことがあるなぁ。…というような気はしていたんですけどねぇ。。。

 リバーサイド盤にはジャケット・センスのいいものが多いんですが、これまた秀逸な作品でございます。おそらくは波止場、あるいは伊東のハトヤあたりではないかと思いますが、1本の錆付いたボルト・ナットを見て何かピンとくるものがあったんでしょうね。それを超・どアップで撮影したところにフォトグラファーのセンスが感じられるわけでありますが、普通、んなもん、どアップで撮ろうなどとは思いませんよね。接写すれば太く、大きく見えるカモ?…という期待感でもあったんでしょうか?僕のモノも一度、試してみますかね?いや、僕の持ってるボルトをなんですけど。

 で、こうして2つの作品を並べてみると進歩の跡がうかがえて、なかなか興味深いですな。まず最初に気付くのはシャープさの度合いなんですが、左のほうが今ひとつピンボケ気味なのに対し、右のほうは線がくっきりとしております。どちらも同じザウルス内蔵のデジカメで撮ったものなんですが(←たぶん)、1年を経過して、僕が人間的にも一回りシャープになったというなんでしょう。立派なことです。で、細かい点にも注目してみると、痔の…いや、字のレタリングがですね、右側のほうが丁寧なシゴトがなされております。左のほうはかなり適当です。人間のヤル気というのは、こういうところに如実に現れるんですよね。1年を経過して、僕が人間的にも一回りオトナになったというなんでしょう。立派なことです。で、ボルトの太さがですね、新しいほうは微妙に細くなっているような気がします。輪郭がシャープになった分だけ細く見えるということもあるのかも知れませんが、トシをとって細くなっちゃったということも考えられます。これはいけません。あとはえーと…、だいたいそんなところです。

(自己採点)

saba.JPG

india3.jpg

 左が60てん、右が80てん、平均して70てんというところですかね?今日は金曜日でとってもヤル気がないので、そんなもんでイイと思います。