home index




JACKET COLLECTION

2002/05/09


east!

 仏像です。仏像といえばよく子供の頃、仏像・銅像あそびというのをやりましたよね。「仏像って言うたら、銅像って言うて。」と言われ、そのとおりに答えたらアタマを殴られるという、そのような遊びなんですが、「ぶつぞ!って言うたら、どうぞ!って答えたやん。」というのがアタマを殴ったほうの言い分でありました。アンタが言えっていうたんやん!…と、コドモ心にも理不尽さを感じずにはいられませんでしたが、いや、今こうして書いてみても実にくだらない遊びでありましたな。あまりにくだらないので、もしかしたらウチの近所だけで流行っていた遊びなのかも知れませんが、とにもかくにも仏像であります。

 仏像と言えば、みうらじゅん(…と潤ってしまうんです、とか言わない)。大寺院、食い入る視線は、みうらじゅんというジーン・クイルに捧げられた一句もあったような気がしますが、みうらじゅんお気に入りの仏像は東寺のものなんだそうです。東寺といえばストリップの老舗にデラックス東寺というところがあって、そこでは観音様が拝めるそうでありますが、デラックスでないほうの東寺には僕も行ったことがあります。えーと、塩通・京都オフの翌日に寄りました。撮影禁止の禁を犯してこっそりデジカメで撮影し、「東寺のみほとけ」というところに掲載したんですが、サーバーをあれこれ移転しているうちに画像ファイルがどっかへ消えちゃいました。アクセスしてもおそらく「×」が出るだけではないかと思いますが、確かになかなか立派な仏像が揃っていたように記憶しております。宝物殿みたいなところに陳列してあった千手観音も、なかなかの出来でありました。

 千手観音と言えば、桑名にある走井山勧学寺というところにも千手観音があるそうです。ただこの千手観音にはひとつだけ致命的な欠点があって、それは何かというと、手が12本くらいしかないらしいということなんですけどね。それでいて千手観音とは、少しサバを読みすぎなんじゃないか?…という気もするんですが、それはともかく、パット・マルティーノの『イースト!』であります。アメリカ人の考える東洋って、こんなイメージなんですかね?日本で見る仏像はかなり和風にアレンジされているですが、ここに描かれている仏像は純インド風あるね。…と、僕の知り合いのインド人が言っておりましたが、ジャケットに惹かれて思わず買ってしまったんですよね、これ。

 バックの赤色が目にも鮮やかだったので、思わずカラー化してみました。いや、紙に鉛筆で書いたイラストをデジカメで撮影して、バックだけ赤く塗ってみたんですけどね。ザウルスを使うと画面に直接ペンでお絵かきが出来るのでタブレットよりも便利なんですが、東寺の…いや、当時の僕はシゴトが雑でした。おかげで今ひとつ仏像に愛情の感じられない出来になってしまいました。だいたい僕って仏像なんか、たいして好きでもないしー。

 んなことで、オチはないけど、おしまい。

 

(自己採点)

india2.jpg

 ま、いいとこ40点アルね。…と、インド人も言っております。