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JACKET COLLECTION

2002/04/29


full view

 このコーナーも始めて1週間ほどになりますが、そろそろ行き詰まりを感じてまいりました。糞詰まりならスルーラクを飲むなりしてそれなりに対処のしようもあるんでしょうが、行き詰まりとなるといけません。だいたい、この(↑)投げやりな絵を見て、いったい何を書けと言うんでしょうね?ということで、とりあえず近況報告なんですが、昨日、タブレットを買いました。タブレットというのは何かと言うと、それは秘密です。…って、それはシークレットですな。いや、最後の「れっと」しか合っておりませんが、ああ、便所ぉ?…って、それはトイレットですね。で、タブレットというのは何かと言うと、パソコン用の入力機器というかポインティング・デバイスというか、要は板状のものとペン状のものとがセットになっていて、主にお絵かきなんかの目的で使うものですよね。いや、何故そんなものを買ったのかというと、このコーナーに原因があるんですけどね。

 先日、このコーナーの自己評価に用いる印度人サバのイラストを描くにあたって、某食品メーカーの「サバカレー」のイラストを無断で勝手に借用することにしたんですが、あ、メーカーの人、ゴメンな。叱られる前にあらかじめ謝っておきますが、画像の編集をするのにマウスを使ったら、非常に疲れました。非常に疲れたので発作的に「タブレット買ってやるぅ!」と思い立ち、そして昨日になって買ってきたわけでありますが、よく考えてみたら僕がタブレットを使ってやってみたいことと言えば、印度人とサバのイラストを描くことだけなんですよね。で、マウスを使って、まがりなりにもその作業を終えた今となっては、もはや何の使い道もないんぢゃないか?…という気がしないでもないんですが、あ、でもポインティング・デバイスとしても使えるし、おまけのワイヤレス・マウスだって付いていたし、ま、そんなものだと思っていれば、まったくの無駄遣い…というわけでもないよね?…と、自分を無理にでも納得させるしかありませんね。

 ちなみにタブレットのポインティング・デバイスとしての使い勝手は、思わず「使いにくいぢゃないか!」といいたくなるようなものでありました。いや、慣れるまでがちょっと大変なんですよね。僕は最初、ペンを板の上に接触させてカーソルを移動させていたんですが、これでファイル操作をやろうものなら選んだフォルダーがどんどん勝手に違うフォルダーに移動したりして、もうワヤになっちゃいました。で、使い始めて15分くらいしてから気が付いたんですが、タブレットというのは板から1センチくらいペンを浮かした状態で使うものだったんですね。で、板の上に接触させた状態というのはマウスで言うところのドラッグに相当する行為だったわけであります。で、ペンにはちゃんとマウスの右ボタン・左ボタンに相当するボタンも付いておりますし、板の上をトントンと2回タップすればダブル・クリックだって出来ちゃうし、慣れさえすれば、わりと使えるモノでありますなぁ。…と、自分を無理にでも納得させてと。ちなみに絵を描く作業はさすがにマウスよりもずっとラクですな。ただ、絵を描くのがラクということと、絵心があるということとはまったく次元の違う話でありまして、僕の“WACOM FAVO F−410”今ひとつ使い勝手の悪いポインティング・デバイスとして、その生涯を終えることでありましょう。

 さて、『フル・ビュー』です。「枯葉」の再演などでわりと人気の高いケリー晩年の作品でありますが、いや、晩年と言ってもケリーはわりと早死にしたので、まだ四十前なんですけどね。何かの本に「薄ぼんやりした笑顔うんぬん」と書かれておりましたが、確かにそんな感じですな。諦観したというか、サトリを開いたというか、四十近くになって自分の人生に諦めがついたというか、淡々とした枯淡の境地を感じさせる演奏とよくマッチした、悪くないジャケットだと思います。ところでタイトルの「FULL VIEW」って、日本語にするとやっぱり「モロ見え」

(自己採点)

saba.JPG

india1.jpg

 評価するに値しません。が、薄ぼんやりとた感じは何となく窺えるので、30てん。