穿ち抜け(うがちぬけ)・鋒矢(ほうし)の陣形

 隊形を弓矢の先のような形にして鉄砲を持つ者が外を固め、中に槍を持った者が並び、一団となって鉄砲を撃ち掛けては
中の槍を持った兵が突進し、一気に敵陣へ突入して大将の首を取るという戦法。



捨て奸(すてかまり)

 退却戦で独り敵に向かい、槍を突き立てて座り、鉄砲を構えて敵を待つ。敵が至近距離に来たところで
めぼしい武将めがけて狙いを定め狙撃する。相手がひるんだ隙に槍を構えて突撃するという殿(しんがり)戦法。
 自分が生きて帰る望みは無く、ひたすら味方を退かす為の捨て身の戦法