斜面を横向きに走る

 斜面を横向きに走る場面は数多くあります。通常の砂漠の通り抜けでも当然平地の方が少ないわけですし,デューンを越える場合にはエッジ付近を尾根に沿って走ります。

 ポイントとしては次のようなものではないかと思います。

1.ある程度のスピードをかせぐ

 あまり低速ですと,前方への慣性より重力の方が増すので,車が余計に不安定になってしまいます。スピードの出しすぎはもちろん危険ですが,ある程度思い切った走行の方が安定します。

2.谷に下りるタイミングを知る

 左の図の中にあるように,下後方のタイヤが滑り始めます。これがハンドルを谷に切るタイミングです。イラストの中で言うと,砂煙が上がった時です。これ以上走り続けると,車はどんどん斜面に対して縦向きになっていってしまいます。自分が思う場所にたどり着く前にお尻を振り出してしまったら,素直にあきらめて斜面を下りましょう。

 そして危険なのは,お知りが落ち始めて車が体勢を崩し始めた時,あわててハンドルを山側に切ってしまうことがあるということです。車には前方と下方の2方向に力が加わっている状態です。車を縦向きにしてしまうと,前タイヤを軸として転倒してしまうことが考えられます。ハンドルは必ず下に切る!ということを絶対としましょう。もちろん,プロは違います。不安定な状態でお客を喜ばせるのが仕事ですから,下後方のタイヤに砂煙を上げた状態で,真横もしくはずり落ちながらも斜面走行を続けることがあります。しかしこれは限界を知っている彼らだからこそできる芸当。私達はすぐに斜面を下りましょう。