山を下りる時

 

 斜面を下りる際の基本事項は「車が真下を向くこと」だと思います。

 もちろん下りる斜面の角度や長さ,車の速度にもよりますが,右の写真のように,比較的長い斜面を下りる場合,斜めに進入すると,車がどんどん横を向いていってしまうことがあります。ハンドルを下に切ることで体勢を立て直すこともできるのですが,柔らかい砂の場合,ハンドルはきかなくなっており,それも不可能です。(努力は必要です)

 

 

鳴き砂を下る(ゴーッという音と共に)

 

 上の写真の場合,斜度は25度から30度というところだと思います。高さは30mくらい。上に立つと恐怖感を覚えます。しかし,斜面に垂直な姿勢を作ってから下りれば,その後はゆっくりと降りてゆきます。

ギアの選択

 ギアの選択については条件により様々ですが,上のような場合には1速です。クラッチやエンジンを切ることは絶対に避けなくてはなりません。必ずエンジンブレーキを利かせながら,砂にタイヤが沈んでいることを確認して下ります。斜面を下りた後の動きとも関わります。場合によっては下に到着後すぐに回転数を上げてダッシュする必要が出てきます。斜面を下りる速度と,次の速度を考えてギアを選択します。到着後は前タイヤがつくまではアクセルを踏み込むのを我慢しましょう。あまり早くから踏み込むとバンパーをヒットさせかねません。これではトラクションを失うことになってしまいます。向こう斜面が上りの場合,前タイヤが下に到着後,加速を始めます。

 雨が降った後は砂の表面が固くなっていることがあり,この場合は砂への沈み込みが少ないため危険が伴います。斜めに進入した場合,固い砂にひっかかって転倒してしまうことがあるからです。平地を走行中に砂の状態を確認するのはもちろんのこと,長い斜面を下りる時などは,その度に車を降りて確認される方がよいでしょう。

 鳴き砂など,長い斜面を音を楽しみながら下りたり,すり鉢状の斜面をジェットコースターのように走り抜けるのは実に楽しいことです。鳴き砂なら1速,すり鉢なら3速でフル加速,などと車の状態を知った上で適切なギアの選択,適切な速度,適切なハンドリングを心がければ,砂は友達です。