ブライミ  ハンギングガーデン

 アルアインから20分程度車を走らせると,ブライミというオマーンの飛び地があります。そこからオマーン側に走ること20分程度。そこに「ハンギングガーデン」と名付けられた,まさに「秘境」(何度も簡単に行けるようなところではないという意味で)がありました。

 道を行くと,切り立った山が見えます。近づくにつれまるで石切り場のように山肌が崩れている様子が分かります。

 この山のふもとに車をとめて,さあ出発です。

 まずは洞窟に向かいます。写真では分かりにくいのですが,ふもとから洞窟までは,たぶん100mくらいの高さでしょうか。崩れた石の道を汗を噴出させながら歩きました。約40分必死に登ると洞窟です。下から見上げた時には大きさは感じなかったのですが,近くに言ってみると半端なものではありませんでした。人との対比で大きさが分かるでしょうか。この頭上にも穴が開いていて,たぶん風穴のようなものではないかと考えます。これができるまでに何年かかっているか分かりませんが,自然が作った大きなアーチには,感嘆の声しかでませんでした。

 そして目的のハンギングガーデン。

 情報によると,「岩から石が椅子のように突き出している」ということでした。そんなはずはないと話しながら歩きました。

 この洞窟からさらに先に岩肌沿いを歩きます。

 ハンギングガーデンは,洞窟から10分とかからない場所にありました。まさに「ハンギングガーデン」でした。なぜって?だって,石が椅子のように無数に突き出しているのですから。

 

 

 大きい椅子も小さい椅子も,それはもう無数に突き出しています。オーバーハングした壁から,突き出している岩。というより結晶かなあ。座りにいこうと思ってよじ登る時,いくつも折れてしまいました。体重をかけた足元の突起が突然落下してしまうのは,生きた心地がするものではありませんでした。

 ということで,秘境ハンギングガーデン。上り始めて車に戻るまで3時間のコースでした・・・。

 ここからの眺めといい,奇妙な岩や壮大な姿は,まさに「素晴らしい」の一言。心が表れる体験でした。