Al AIN温泉

 

 アラインは,UAE東部に位置し,オマーンとの国境の街でもあります。また,古くからオアシスとして栄え,砂漠の民にとってとても大切な場所でした。そのアラインに,ハフィート山があります。ここは地盤が褶曲してできたであろう岩山で,草木が生えておらず,まさに岩の山です。

 そのハフィート山のふもとに,「温泉」があるのです。年々手が加えられ,とうとう下のような,立派な「入浴場」までできてしまいました。

 湯の温度は42度程度かなあ。源泉はもう少し熱い感じです。

 ここはイスラムの国。男女が一緒に入る(もちろん全員水着は着ていますが)なんてことはあり得ません。私たちがここにいたときにも,もう1家族は私たちが去るのを,車の中でずっと待っていました。

 右の写真の,奥に緑が見えますか。上には「ここは岩山」と書きましたが,ハフィート山の上にはアブダビ皇太子の迎賓館があって,どうやらこの山を芝生で覆いたいみたいなのです。だから,この温泉の周りも,鮮やかな芝生が強制的に植えられてきています。行くたびに面積が増えているので,相当な努力がなされているのでしょう。

 「温泉」「緑」 乾いた砂漠の国で,水や緑がどれほど貴重で素晴らしいものか。強制的に作ったものもあるとはいえ,私たち日本人にはとうてい理解できない情熱なのでしょう。