我々が住んでいる木曽三川周辺は、海抜0メートル地帯です。 一度台風・豪雨が降ると三川は常に増水、激流氾濫して大きな被害を被る。特に昭和34 年東海三県を襲った伊勢湾台風の被害は、岐阜・愛知では甚大で多くの人命・財産をも 失い近代水防工法で造られた堤防は各所で決壊。ところが、今から 240余年前の宝暦4 年(1754)に薩摩の人々に造られた千本松原周辺の堤防は激流・濁流にもビクともせず無 傷で、決壊もしなかった。 この事実に大垣青年クラブは感動を覚え薩摩義士の偉大さを、功績をいつまでも残す ため昭和37年から薩摩顕彰事業を行なうようになりました。特に、鹿児島中学生の方々 を親善使節団として招待し、クラブ員の自宅にホームステイしていただいたり 鹿児島 県人の方々にも先人たちが成し遂げた宝暦治水の遺跡・史跡等にご案内し研修などをし ていただき、我々も治水神社・春・秋大祭に参列、鹿児島市頌徳慰霊祭参列等、数々の 尽きぬ報恩感謝を忘れることは止みません。 我々大垣青年クラブとして薩摩の方々による宝暦治水に報恩感謝の心を忘れず、誠を尽 くして尽きぬ感謝を捧げなければならないと思います。 そして、その偉業を恩恵とともに子々孫々に伝えることも我々に課せられた使命だと思 います。自分の幸福より他人の幸福を念願して、その善意の心を憎しみなく身体で奉仕 する心が必要だと思います。 今年も夏休みに鹿児島より30数名の中学生が大垣市に親善使節団として来垣します。
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