た ら よ う
「たらよう」は記念樹の名前 
 熱 田 神 楽 だ よ り

編集・発行/熱田神楽保存会 
会長 石川 来民造

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NO275 2015/12/25 


   途絶えた郷土文化〜福の神〜



    一昨年の大晦日平成25年12月31日(火)を
    最後に笠寺迫間から伝統行事が無くなりました。

    かつては、笠寺の地区で盛んにおこなわれていた大晦日の行事です。
    昭和30年代は、10年程途絶えていましたが、熱田神楽保存会の子供たち
    が復活して、その後笠寺迫間の子供会が受け継いで40年位してきました。
    昨年平成26年の大晦日は、子どもたちの人数が少なくなったため
    「福の神」は出来ませんでした。
    今年平成27年も数日後の大晦日も「福の神」の行事は行いません。
    今は懐かしい「福の神」の元気な声、そして町内に響く太鼓の響き。
    「福の神」とは、地域の子供たちが「福の神が舞い込んだ」と大きな声で
    掛け声をかけながら、太鼓をたたきいて、町内の各家を回るのです。
    昭和初期頃は、年が明けると「若水かいわった」と合唱しながらもう一度
    町内を回ったそうです。

 
昨年、平成26年大晦日の御神薪 昨年、平成26年大晦日の加具土社

  編集後記
    笠寺地区の大晦日の郷土文化「福の神」。次世代に伝えたい貴重な文化。
    いつかまた復活すると良いですね。 〜もなかザムライ〜助けてね!