問4 要求分析に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
B社では,次の要求を満たす切符自動発券機のソフトウェアを開発することになった。
〔切符自動発券機に対する要求〕
顧客からの要求を分析するために,構造化分析手法を活用して,要求モデルを作成することにした。
設問1 切符自動発券機システムは,タイミングや同期が重要なリアルタイムシステムであることから,構造化分析手法で使われるデータフロー図に,各プロセスをコントロールする部分を付け加えた変換図(図1)を作成した。
ここで,実線で示されている部分がデータフロー図で,点線で示されている部分が付け加えた部分である。この部分をコントロールフロー図と呼ぶ。変換図のデータフロー図部分は,未完成である。
「入金を確認する」プロセスへの入力フロー,同プロセスからの出力フローを付け加え,図を完成させよ。各フローにはデータ名も付けよ。データ名は,〔切符自動発券機に対する要求〕で使われている用語や図1で使われている用語を用いること。
設問2 図1の中のコントロールフロー図は,イベントの流れを示している。図1の発券コントロールの内部状態の変化を状態遷移図で書くと,図2のようになる。<2重の枠>で囲まれている部分が状態を示し,矢印で示された線が状態の遷移を示している。状態遷移を示す線の横には,状態遷移を引き起こすイベントとイベントによって引き起こされるアクションが,イベント/[アクション]の様式で記述されている。
図2中の[ a ]〜[ c ]に入れる適切な字句を,図1で用いられているイベント名を使って答えよ。
設問3 図2の各アクションに対応して,図1のどのプロセスを起動/停止させるかを示すプロセス起動表を作成することにした。1は起動,0は停止を示す。起動(1)のプロセスは,プロセスへの入力データから出力データを生成する。停止(0)のプロセスは,出力データを生成しない。図3のプロセス起動表中の[ d ],[ e ]に図にならって1又は0を記入し,起動表を完成させよ。この表にないプロセスはイベントに関係なく実行されるものとする。