第6号 通勤列車で勉強する,初級シスアド午後 2000/10/05 

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ver 1.10 2001/01/08


レコードレンタルショップ

ジャン:マドンナのアメリカンパイをレンタルしようと思って,レンタルショップにいったけど,どこにあるのかよく分かりませんでした。

すー:慣れないと,どこにあるかわかりませんよね。

ジャン:レンタルビデオも棚から探すのが大変ですよ。借りたいものがあって,探すのもたいへんだし,また,何かないかなって,探すのはもっと大変。

すー:数も多いし。

ジャン:私がよくいくDVDショップの人は,向こうから,勧めてくれますからね。いいですよ。私の場合,研究しないから,勧めてもらった方がありがたいです。

すー:先生の場合,スターウォーズ好きが,ばれているんですよ。だから,勧めやすいかも。

ジャン:レンタル店というのは,レンタルの性格上,お客さんの管理と,商品の管理がたいへんなので,初期のころから,コンピュータ化がされています。

すー:会員カードをレジで読みとりしますよね。

ジャン:前は,磁気カードでしたが,今は,バーコード印刷が多いですね。ビデオやCDは,バーコードが貼ってあります。

すー:インターネットでレンタル予約できるといいですよね。

ジャン:お店を散歩しながら,お店の人と相談しながら,借りれられるといいですよ。だけど,そんな店員はいませんね。

すー:返すときに,貸し出し票に,5段階評価をつけてもらって,それをお店で集計して利用するのはどうでしょうか。

ジャン:ハンディターミナルをお店の人が腰にぶら下げていて,棚卸しをしながら,お客さんとお話して,このビデオを借りたひとの5人に4人は,面白いと言ってますよ。とか言えるといいでしょうね。

すー:このビデオには,だれだれが,無名のころ,エキストラで出ているとか,教えてもらると,借りてチェックしようかなって,思うかも。

ジャン:今日の問題は,CDレンタルショップの基本的なシステムのようですね。ここらへんが,簡単にできないと,仕事に余裕も出ないですよね。

すー:システムアドミニストレータの仕事も,現場の基本的な処理を軽く出来るようにして,仕事に余裕を持たせれるようにするが目的かもしれませんね。

ジャン:すーちゃん,いいこというね。そういうことで,問題に入りましょうか。

すー:はい。私はこんな感じで線を引きました。


問題 初級システムアドミニストレータ午後平成11年秋問5

問5 CD貸出業務に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。

 T社は,音楽用コンパクトディスク(CD)貸出業務を行っている。業務の概要は,次のとおりである。

(1)CDの貸出は会員制となっていて,会員は“予約”,“貸出”,“返却”ができる。

(2)会員カードを持っていない顧客(非会員)には,入会申込書に住所,氏名,電話番号,年齢,性別を記入してもらう。入会申込書の内容を顧客情報として顧客表に記録し.顧客コードが記録してある会員カードを発行する。

(3)CDを借りるときは,貸出用の棚から借りたいCDを選んで,カウンタに提示することになっている。

(4)“貸出”は,貸出用の棚から選んだCDと会員カードを提示してもらい,返却予定日を聞く。顧客表,CD表から顧客情報,CD情報を参照して,CD管理番号,顧客コード,貸出日,返却予定日を貸出情報として貸出表に記録する。

(5)借りたいCDが棚にない場合は,“予約”ができる。“予約”は,会員カードを提示してもらい,予約希望のCDタイトルを聞く。顧客表,CD表から顧客情報,CD情報を参照して,顧客コード,CDタイトル,予約日を予約情報として,予約表に記録する。

(6)“返却”は,返却するCDを提示してもらい,貸出表と照合する。照合後,貸出表に返却日を返却情報として記録する。返却されたCDに予約がないかどうかを予約表を参照して確認し,予約がなければCDを棚に戻す。予約があれば,CDを予約用に取り置きする。

(7)予約されているCDの“貸出”は,会員力ードを提示してもらい,予約用に取り置いてあるCDの貸出処理を行う。貸出処理では,予約表の該当する予約情報の消込みも行う。

(8)システムで使用する表を,図1に示す。“CD表”のCD管理番号は,CD1枚ごとにユニークな番号を付ける。例えば,ロックAというCDタイトルのCDを5枚仕入れた場合は,異なる五つのCD管理番号を付ける。

設問1 CD貸出業務のDFD(図2)を作成した。図2中の[   ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は重複して選んでもよい。

a 〜 d に関する解答群
 ア 会員登録
 イ 貸出
 ウ 返却
 エ 予約

e 〜 h に関する解答群
 ア CD 表
 イ 貸出表
 ウ 顧客表
 エ 予約表

i 〜 m に関する解答群
 ア CD 情報
 イ 消込情報
 ウ 顧客情報
 エ 入会申込書
 オ 予約情報

設問2 CDの貸出状況調査と在庫見直しに関する次の記述中の[   ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は重複して選んでもよい。

  店頭で顧客ヘアンケートを行った結果,“借りたいCDがいつも貸し出されていて借りられない”という苦情が多かったので,CDの貸出状況を調査して在庫の見直しを行うことにした。

 見直し方法は,CDを一定の基準でグループ分けして,貸出中の頻度が高いCDは在庫を追加し,頻度が低いCDは在庫を削減することにした。ただし,店舗スペースを有効活用するために,在庫本数は一定に保つことにした。これらを考慮して,在庫の見直し手順を次のように設定した。

(1)CDタイトルごとに過去1週間の貸出日数を合計し,CDタイトルごとの在庫本数で割った値(CDタイトル別貸出日数)を求める。

(2)CDをグループ分けする基準として,CDタイトル別貸出日数の標準偏差を利用する。このため,CDタイトル別貸出日数の平均(μ)と標準偏差(σ)を求める。

(3)μからσの整数倍を減算した値を基準Aとし,CDタイトル別貸出日数が2週連続して基準A以下のものは,在庫本数を30%削減する。

(4)μにσの整数倍を加算した値を基準Bとし,CDタイトル別貸出日数が2週連続して基準B以上のものは,在庫本数を30%追加する。

(5)在庫を調整するときの計算では,1本未満の本数は切り捨てて追加,削減を行うことにする。

(6)全体の在庫本数を一定にするために,在庫の追加と削減本数ができるだけ近い本数になるよう基準A,Bを調整し,(3)と(4)の計算を繰り返す。ただし,基準A,Bはμ±3σの範囲で調整する。

 今回行った見直しでは,1週日,2週日ともCDタイトル別貸出日数のμとσは,それぞれ3.5,0.9であった。また,すべてのCDを在庫見直し対象とはせず,特定の音楽ジャンルだけ見直すことにした。該当するCDのCDタイトル別貸出日数を表1に示す。なお,表1の在庫本数は“CD表”のレコード数をCDタイトルごとに合計して求めている。
 見直しの結果,基準Aは“μ−[ n ]σ”,基準Bは“μ+[ o ]σ”となり,選んだCDのうち,在庫を追加するCDの項番は[ p ],削減するCDの項番は[ q ]となる。

n, o に関する解答群
 ア 1
 イ 2
 ウ 3

p に関する解答群
 ア 1, 2, 3, 4, 5, 6
 イ 1, 2, 3, 5, 6, 7
 ウ 1, 2, 4, 5, 6, 8
 エ 1, 2, 4, 5, 6, 9

q に関する解答群
 ア 13, 14, 15, 16, 19, 20
 イ 13, 14, 15, 17, 19, 20
 ウ 13, 14, 15, 18, 19, 20
 エ 13, 15, 17, 18, 19, 20

設問3 固定の顧客を獲得するためのサービスとして,CDを一定の枚数借りるごとに,1枚の貸出を無料にするようにシステムを変更することにした。このため,図1のシステムで使用する表に対して行う修正に関する記述として適切なものを,解答群の中から選べ。

解答群
 ア CD表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 イ 顧客表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 ウ 貸出表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 エ 予約表に貸出枚数に関する項目を追加する。


すー:先生,問題文複雑すぎて,うまく線が引けませんでした。

ジャン:問題文,長いですね。設問に限定して,そこから,解いていきましょう。

すー:DFDですね。

ジャン:DFDは,データフローダイアグラムの省略で,データの流れを表現します。四角は,データの発生と吸収するところ,丸は処理,平行線のところは,データがたまるところです。

すー:四角は人間,丸はプログラム,平行線はファイルと見なしてもいいですか。

ジャン:なかなか大胆ですが,いいでしょう。

技:
DFD,四角は人間,丸はプログラム,平行線はファイルと見なす

すー:非会員が入会申込書を出すところは,顧客情報がでます。このまるは,会員登録ですね。

ジャン:すーちゃん,そうすると,そのデータが貯まる,e は?

すー:顧客台帳でしょう。解答群をみると,それにあたるのは,「顧客表」ですね。

ジャン:b は?

すー:会員から,情報が入って,貸出情報が出ているので,貸出でしょう。h は,「貸出表」ですね。

ジャン:d は?

すー:返却の情報が出ているので,ここが,「返却」でしょう。残りの c は,予約でしょうか。

ジャン:g のところに流れる情報が,予約情報のようでうね。

すー:g は,「予約表」ですね。

ジャン:f は,CD 表でしょう。

すー:g は,予約表ということは,l と m は,予約情報です。

ジャン:予約から,予約情報が流れて,予約表に入るのは,理解できますが,なんで,返却のときに,予約情報がいるのか不思議ですね。

すー:先生,問題文を読んだら分かりますよ。

ジャン:じゃ,後で調べてみましょう。

すー:先生,問題文,読んでないんですか。

ジャン:だって,問題文多いですよ。さあ,設問2に行きましょう。


すー:先生,統計が出てますね。

ジャン:これって,なんかじっくり読まなくてはいけないみたいですね。後回しにしましょう。設問3をみてみましょう。

すー:飛ばすんですか?

ジャン:設問2は,時間がかかりそうですので,思い切って飛ばします。本番のときは,後で時間があれば解くという戦略でいいでしょう。

技:
時間がかかりそう,分からないのは,飛ばして後回し

すー:では,設問3を先にやります。

設問3 固定の顧客を獲得するためのサービスとして,CDを一定の枚数借りるごとに,1枚の貸出を無料にするようにシステムを変更することにした。このため,図1のシステムで使用する表に対して行う修正に関する記述として適切なものを,解答群の中から選べ。

解答群
 ア CD表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 イ 顧客表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 ウ 貸出表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 エ 予約表に貸出枚数に関する項目を追加する。

ジャン:表(スキーマ)も見る必要がありますね。

すー:一定枚数ごとに,1枚ただになるのですね。一度に3枚借りたら4枚目がただになるというのではないようです。

 ア CD表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 イ 顧客表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 ウ 貸出表に貸出枚数に関する項目を追加する。
 エ 予約表に貸出枚数に関する項目を追加する。

ジャン:アのCD表に,貸出枚数に項目を追加するのは,このCDを100人目に借りた人とには得点ありとか言う感じですね。

すー:この人が今までに何枚かりたか?なんで,イでいいと思います。

ジャン:貸出表に貸出枚数を追加して,この顧客が何枚目に借りたCDかということが分かりますね。これでも,実現できます。

すー:予約表は,だめですね。

ジャン:イもしくは,ウと考えるところですね。普通はイの顧客表ですが,ウの開始表のところではなぜ悪いか,考えてみましょう。

すー:先生,bのまるで,貸出の業務をしますよね。その際に,今まで,何枚借りているかの情報を,貸出表から,調べてくるのは大変ですよ。

ジャン:貸出時に今までに何枚借りたことがあるか,知る必要がありますが,その情報は,貸出表からもってくるより,顧客情報からもってきたほうが楽ですね。

すー:設問3は,簡単でしたね。

ジャン:じゃ,お茶にしようか。なんか,女房の手作りケーキもありますよ。

すー:先生,設問2,終わっていないですよ。

ジャン:なんか,この設問やりたくない。

すー:だめ。みんな,まってます。ケーキ,お預け。

ジャン:じゃ,やりましょうか。(;;)


設問2 CDの貸出状況調査と在庫見直しに関する次の記述中の[   ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は重複して選んでもよい。

  店頭で顧客ヘアンケートを行った結果,“借りたいCDがいつも貸し出されていて借りられない”という苦情が多かったので,CDの貸出状況を調査して在庫の見直しを行うことにした。

 見直し方法は,CDを一定の基準でグループ分けして,貸出中の頻度が高いCDは在庫を追加し,頻度が低いCDは在庫を削減することにした。ただし,店舗スペースを有効活用するために,在庫本数は一定に保つことにした。これらを考慮して,在庫の見直し手順を次のように設定した。

(1)CDタイトルごとに過去1週間の貸出日数を合計し,CDタイトルごとの在庫本数で割った値(CDタイトル別貸出日数)を求める。

(2)CDをグループ分けする基準として,CDタイトル別貸出日数の標準偏差を利用する。このため,CDタイトル別貸出日数の平均(μ)と標準偏差(σ)を求める。

(3)μからσの整数倍を減算した値を基準Aとし,CDタイトル別貸出日数が2週連続して基準A以下のものは,在庫本数を30%削減する。

(4)μにσの整数倍を加算した値を基準Bとし,CDタイトル別貸出日数が2週連続して基準B以上のものは,在庫本数を30%追加する。

(5)在庫を調整するときの計算では,1本未満の本数は切り捨てて追加,削減を行うことにする。

(6)全体の在庫本数を一定にするために,在庫の追加と削減本数ができるだけ近い本数になるよう基準A,Bを調整し,(3)と(4)の計算を繰り返す。ただし,基準A,Bはμ±3σの範囲で調整する。

 今回行った見直しでは,1週日,2週日ともCDタイトル別貸出日数のμとσは,それぞれ3.5,0.9であった。また,すべてのCDを在庫見直し対象とはせず,特定の音楽ジャンルだけ見直すことにした。該当するCDのCDタイトル別貸出日数を表1に示す。なお,表1の在庫本数は“CD表”のレコード数をCDタイトルごとに合計して求めている。
 見直しの結果,基準Aは“μ−[ n ]σ”,基準Bは“μ+[ o ]σ”となり,選んだCDのうち,在庫を追加するCDの項番は[ p ],削減するCDの項番は[ q ]となる。

n, o に関する解答群
 ア 1
 イ 2
 ウ 3

p に関する解答群
 ア 1, 2, 3, 4, 5, 6
 イ 1, 2, 3, 5, 6, 7
 ウ 1, 2, 4, 5, 6, 8
 エ 1, 2, 4, 5, 6, 9

q に関する解答群
 ア 13, 14, 15, 16, 19, 20
 イ 13, 14, 15, 17, 19, 20
 ウ 13, 14, 15, 18, 19, 20
 エ 13, 15, 17, 18, 19, 20

 

すー:設問自体の説明文も長いですね。

ジャン:下から,見ていきましょうか。

 見直しの結果,基準Aは“μ−[ n ]σ”,基準Bは“μ+[ o ]σ”となり,選んだCDのうち,在庫を追加するCDの項番は[ p ],削減するCDの項番は[ q ]となる。

すー:いきなり,ここからですか。

ジャン:だいたい,問題文を読んだので,足らないCDは追加,余っているCDは棚からはずすということは分かります。

すー:一週間あたりの貸出日の平均が,μ で,σ が標準偏差と問題文にあります。

CDタイトル別貸出日数の平均(μ)と標準偏差(σ)を求める。

ジャン:では,もう一度,設問2を見ましょうか。今度は,読みます。

設問2 CDの貸出状況調査と在庫見直しに関する次の記述中の[   ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は重複して選んでもよい。

  店頭で顧客ヘアンケートを行った結果,“借りたいCDがいつも貸し出されていて借りられない”という苦情が多かったので,CDの貸出状況を調査して在庫の見直しを行うことにした。

 見直し方法は,CDを一定の基準でグループ分けして,貸出中の頻度が高いCDは在庫を追加し,頻度が低いCDは在庫を削減することにした。ただし,店舗スペースを有効活用するために,在庫本数は一定に保つことにした。これらを考慮して,在庫の見直し手順を次のように設定した。

(1)CDタイトルごとに過去1週間の貸出日数を合計し,CDタイトルごとの在庫本数で割った値(CDタイトル別貸出日数)を求める。

(2)CDをグループ分けする基準として,CDタイトル別貸出日数の標準偏差を利用する。このため,CDタイトル別貸出日数の平均(μ)と標準偏差(σ)を求める

(3)μからσの整数倍を減算した値を基準Aとし,CDタイトル別貸出日数が2週連続して基準A以下のものは,在庫本数を30%削減する。

(4)μにσの整数倍を加算した値を基準Bとし,CDタイトル別貸出日数が2週連続して基準B以上のものは,在庫本数を30%追加する。

(5)在庫を調整するときの計算では,1本未満の本数は切り捨てて追加,削減を行うことにする。

(6)全体の在庫本数を一定にするために,在庫の追加と削減本数ができるだけ近い本数になるよう基準A,Bを調整し,(3)と(4)の計算を繰り返す。ただし,基準A,Bはμ±3σの範囲で調整する。

 今回行った見直しでは,1週日,2週日ともCDタイトル別貸出日数のμとσは,それぞれ 3.5,0.9 であった。また,すべてのCDを在庫見直し対象とはせず,特定の音楽ジャンルだけ見直すことにした。該当するCDのCDタイトル別貸出日数を表1に示す。なお,表1の在庫本数は“CD表”のレコード数をCDタイトルごとに合計して求めている。
 見直しの結果,基準Aは“μ−[ n ]σ”基準Bは“μ+[ o ]σ”となり,選んだCDのうち,在庫を追加するCDの項番は[ p ]削減するCDの項番は[ q ]となる。

 

すー:先生,線を追加しました。

ジャン:削除する基準が基準Aで,追加する基準Bですね。普通は,反対にしそうですけど。

すー:棚を入れ替えするときに,棚から外して,追加しなくてはいけませんよね。だから,削除する基準の方が基準Aかも。

ジャン:そうか。ところで,すーちゃん,この設問,一言で説明すると。

すー:うーん。

ジャン:CDの入れかえだよね。

すー:そんでいいの?

ジャン:もう少し詳しく,お願いします。

すー:2週間連続,基準Aに該当するのは,棚から外して,基準Bに該当するのは,増やすということですね。

ジャン:それでいいです。そのとき,「在庫本数は一定」「基準A,Bはμ±3σの範囲で調整する。」この3σにの3は,1,2,か3ですね。

すー:在庫本数は,一定ということは,一つ追加したければ,一つ減らすということなんですね。

ジャン:一定にするために,基準Aと基準Bの数字のσの係数を変化させるということですね。ところで,すーちゃん,μとσの読み方知ってますか?

すー:ミューとシグマでしょう。小文字で,それぞれ,大文字で書くと,Μ,Σです。

ジャン:すーちゃんなら,知っていると思いましたが。じゃ,書き順は?

すー:いつも適当に書いてます。(^^);

ジャン:私,ここ10年ほど,書き順を調べているのですが,最近の情報では,山本書店から出ているギリシャ語の勉強関係で見たという情報が届いています。

すー:そこまで分かっているなら,すぐわかるじゃないですか。

ジャン:確かに。すーちゃん,知らないと思うけど,γって,右から書くという話ですよ。

すー:本当? これって,英語だと,g ですか,それとも,c なんでしょうか?

ジャン:g という話ですけど。

すー:じゃ,g の頭の部分かな。

ジャン:書き順調べて,また,発表しますね。

すー:先生,私が調べてきます。

ジャン:お願いします。

すー:先生,問題の方に戻りましょう。

ジャン:なんか大変そうなので,いろいろ整理しながらやりましょうか?

すー:本番中,やれそうですか?

ジャン:もう,これは時間との勝負ですね。慣れている人なら速いかも。

すー:基準Aと基準Bを表にしますね。「μとσは,それぞれ 3.5,0.9 であった。」でしたので,

  基準A(削減基準) 基準B(増加基準)
n = 1 2.6 4.4
 = 2 1.7 5.3
 = 3 0.8 6.2

ジャン:基準Bの 6.2 って,具体的にどんな数字か分かりますか?

すー:一週間のうち,平均6.2日貸し出し中ってことですよね。

ジャン:基準Aの 0.8 は?

すー:これは,一週間のうち,平均0.8日しか借りていってないということです。逆に,7-0.8 = 6.2 で,6.2 日は店の棚にあるということです。あっ,先生,基準Bの n = 3 の数字ですね。

ジャン:これって,グラフに書くと分かりますが,左右対称なんです。すーちゃんが,今,使った,n は,μ± n・σ の n ですね。

すー:表1から,増減を一致させる,基準Aと基準Bを決めなくてはいけませんね。

ジャン:表計算ソフトを使用すれば,項番1から8で,1週目と2週目の小さい数字の方,項番12から20(項目14,16を除く)なら,1週目と2週目の大きい数字を別の列にとって,それで並びかえをしたら,簡単ですね。(参考:EXCEL2000書式サンプル

すー:テストのときは手でやるより仕方がありませんね。わかりやすいように,表1にn=1,2,3の追加増減の欄を追加します。追加の方は,+n, +2n, +3nの順,削減の方は,-3n,-2n,-n の順に書きました。注意しなくてはいけない方の数字を太字にしておきました。

表1 在庫見直し対象のCD
項番 CDタイトル
在庫本数 30%追加
削減本数
CDタイトル別貸出日数
1週目 2週目
1  ポップスB 17 5 5 6.7 6.3
2  フォークA 9 2 2 6.6 5.9
3  ポップスD 18 5 5 6.6 4.9
4  ロックD 4 1 1 6.5 6.9
5  ポップスE 10 3 3 6.5 6.6
6  ロックA 8 2 2 5.5 6.9
7  フォークB 16 4 4 5.5 5.2
8  ロックB 7 2 2 5.4 5.6
9  演歌A 13       3 4.2 4.5
10  ポップスC 5       1 3.7 4.3
11  フォークD 10       3 2.7 1.6
12  演歌C 14 4 4 2.5 1.9
13  フォークE 15 4 4 1.5 0.5
14  演歌E 8       2 1.4 3.6
15  フォークC 4 1 1 1.3 1.4
16  ポップスA 7       2 0.8 3.3
17  ロックC 10 3 3 0.7 0.5
18  演歌B 9 2 2 0.5 0.6
19  演歌D 14 3 3 0.3 0.9
20  ロックE 8 2 2 0.2 0.7

 

ジャン:増加の方からみると,n=3 のとき,5+1+3 = 9, n = 2 のとき,n = 3 の 9 に加えて,9+2+2+2 = 15, n = 1 のとき,15+5+1+3 =24

すー:削減のときは,n = 3 のとき,3+2+2 = 7, n = 2 のとき 7+4+1 +3 = 15,n = 1のとき,15+4=19

ジャン:基準Aも基準Bも n = 2 のときでいいですよね。

すー:基準Aの答えは,ウの1,2,4,5,6,8で,基準Bは,エの13,15,17,18,19,20ですね。

ジャン:すーちゃん,基準Aと基準Bは逆ですよ。

すー:えっ。

ジャン:基準Aは削減,基準Bは追加の基準でした。

すー:やっと終わりましたね。

ジャン:上の表,つくるの大変でしたよ。

すー:先生,その間に,トイレに行って,下にいってチーズケーキとコーヒー,頂いてきまた。奥様が,これでケーキ最後って,食べてましたよ。

ジャン:じゃ,私の分はないの?

すー:先生,この問題,解いていたら,本番も大変そうですね。

ジャン:ケーキがもらえない。

すー:奥さんから,おのろけ聞かされました。

ジャン:?

すー:「うちの人に,一番の贅沢は? って聞くと,私が焼いたチーズケーキを食べることっていいますよ」って聞かされました。私と奥様で,先生の一番の贅沢を頂いてきました。

ジャン:それ,昔,女房に聞かれて応えた台詞なんだよね。

すー:うーん。

ジャン:その後,「いつも作ってあげなくて,ごめんね」って言いました。

すー:ケーキともどもご馳走さまでした。(^^)

ジャン:宿題は,またまたデータベースです。

すー:みなさん,早めにやって下さいね。

宿題:初級システムアドミニストレータ午後平成12年春問7

初級シスアド午後平成11年秋問5設問1
a:ア
b:イ
c:エ
d:ウ
e:ウ
f:ア
g:エ
h:イ
i:ア
j:イ
k:ア
l:オ
m:オ

初級シスアド午後平成11年秋問5設問2
n:イ
o:イ
p:ウ
q:エ

初級シスアド午後平成11年秋問5設問3

 


質問・その他コーナー

すー:先生,質問です。

> 設問3の問いについて
> 「CDを一定の枚数借りるごとに,一枚の貸出を無料に
> するようにシステムを変更...」とありますが、これは
> 顧客毎の貸出枚数の合計欄を追加すると考えていいので
> しょうか?
> 単に貸出毎に記入するのであれば,貸出表に枚数に
> 関する項目追加になるし,現時点での総貸出枚数合計欄を
> 顧客表に追加することになるし、...。
> 悩んでしまいます。

ジャン:貸出表に記入だと,今までの累計を求めるのが大変ですからね。顧客表に合計欄があれば,いいですね。

すー:先生,この合計欄はいつクリアするのですか?

ジャン:クリアせずに,貸出1000枚目記念とか,やるといいかも。

すー:次の方,

> 設問2では全パターンを書き出してみましたが、メモのあっち
> こっちに結果を書いていたため、最終的には混乱してしまいま
> した。面倒でも二次元の表にまとめればよかったなと思います。

ジャン:これは大変でした。

すー:先生,時間がなくて,答えを適当に選ぶときは,両端を避けて,後から2番目でしたよね。ということは,設問2は,イ,イ,ウ,ウとなり,4つのうち3つ当たりました。

ジャン:すーちゃん,それって,秘密の技だよ。こんなところで言っちゃだめだよ。試験センターの耳に入ったら,その技使えなくなるよ。


(c)斎藤末広, 2000
この資料は2000年10月15日まで,許可した方のみ閲覧可能です。もし,なんらかの手段でこの資料を読まれて,有効であると判断された場合は,ご入金をお願いします。許可無く再利用,公開を禁止します。なお,情報処理技術者試験問題(サンプル含む)はその限りではありません。

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