これがレビュウ!? 「八葉みさと異聞〜君恋ふる歌〜」


 えー、まずは報告。聞きました。何故聞いたかというと、カラオケで歌いたかったからですよ。さぼさぬけは驚異のカラオケ好きなのです。なので、好きなゲームの曲がカラオケに入っているとなればこれはもう覚えるしかないのです。というわけで、辻内嬢を脅して手に入れました。手に入れたその次の日にカラオケに行って歌ってきました。つまり、今日です。といっても後になれば今日っていつよ。てな事になりますので、その点は2002年1月の日記をご参照下さい。
 と前置きしたところで、早速本題に入りたいと思います。このCD、コーエーにしてはなかなか豪華でして、八葉それぞれの曲に、八葉ごとの語り、そして全員で歌う「遙か」のイメージソングが入っています。全9曲+8つの語りです。すごいです。トラックは全部で17です。これだけでまずはもうびっくり。持ってない人は買う価値ありかも知れません(断言はしない)。そんなわけで、それぞれ収録順にレビュウをしていきたいと思います。

1 蒼き炎の告白(歌/三木真一郎)
 一番最初がこれか! みたいな。何と言ったらいいのでしょう。言いようがないです。情けないです。三木さんは歌はこう、何というかな・・・。あはは。一回しか聞いてないので、あまり言えることがないのです。ちなみにCDを借りるまでタイトルを「蒼き炎の狼」だと思ってました。なんか混じってます。
2 散りぬれば(語り/三木真一郎)
 「散り濡れ場」とか変換されちゃってびっくりです。そんなことはおいといて。非常に犬らしくていいと。内容も頼久っぽかったよ。いいんじゃないですか奥さん。ただ私の頭の中で三木さんは未だにアレンさん(エスカフローネ)なので、ちょっと苦しい感じです。犬っぽい頼久好きの私としては、及第点をあげます(えらそうだな)。

3 蛍の灯籠(歌/中原茂)
 80年代ポップスみたいな曲だなと。第一印象はそれでした。中原さんは比較的歌が上手いと思います。ただ、言葉がね。貝あわせだの御簾だの、そう言う言葉を使えばいいってもんじゃないんだよ。もうちょっと考えてくれよ。一番だめだこりゃとおもった歌詞は「朱に交わろうとも・・・」ってとこでした。まるで、神子の周りが悪い物ばっかりみたいだ。曲は覚えやすかったです。
4 わが恋は(語り/中原茂)
 低めのトーンで落ち着いた語り。辻内嬢には「鷹通っぽい」とか言われましたけどね。うーん。もうちょっと元気だそうよ? みたいな。内容的には神子が帰った後っぽいかもしれんと思いました。何が原因なのか分かりませんが、微妙に頭悪そうに聞こえます。何故でしょう。言ってることが後ろ向きだから? ああ、恋をすればみんな莫迦になるのよね・・・(遠い目)。

5 いたづらに(語り/宮田幸季)
 うわ、かわえー! 何これ、何こいつ。萌えてしまった自分が居ます。本当にこれが成人男子の声か。私の声より可愛いです。内容的には、現代から一緒にいる者の強みでしょうか。そんなものが感じられました。しかし不覚です。ゲーム中にはアウトオブ眼中だったのに。伏兵でした。可愛いよ、マジで・・・。
6 白夜のひまわり(歌/宮田幸季)
 そんなわけでかわいさ大爆発のまま聞いた訳なのですが。「・・・見つめてるんだよね〜」で首を傾げると良いらしいです。曲は絶対どこかで聞いたことがあると思うのですけど。出だしも何かこう、NHK教育番組を彷彿とさせます。サビは絶対パクリです! でも、何からパクってるのか分からないんです! じゃあ、パクリじゃないじゃん。はい、そんな結論で。可愛いです。イイ曲です。なんだかんだ言って一番に覚えました。

7 翳りの封印(歌/石田彰)
 ああ、泰明の曲だなあって思いました。サビが微妙に「マイダークサイド」(幽白)に似てる気がしないでもないです。思っていたよりも低い声でびっくり。石田さん、こんな声も出せるのか。詩だけ読むとかなり泰明っぽいのに、なにか曲に乗せると微妙に笑えてきてしまいます。名曲じゃないの?(疑問形なんだ・・・)
8 桜花(語り/石田彰)
 泰明っぽい! しかも目の前にシチュウエイションが浮かんできます。いい感じです。ちょっと声が低くて聞きにくいかな? と思いましたが、落ち着いて聞けば大丈夫です。すごい、可愛いよ。宮田さんとはまた違って。内容が可愛いです。おろおろしている泰明が想像できます。

9 太陽の背中(歌/高橋直純)
 歌上手いね。まずはそれ。「遙か」メンバーの中では群を抜いてます。でも、曲はザードのサビを小室サウンドでミックスです。パクリまくりです。ラップもあります。それが更に小室っぽさを助長しています。高橋さんが歌が上手いのが救いです。でもまだちょっと声を作っている感があります。この人のオリジナル曲とか聞いてみたいな。無いのかな。
10 いまさらに(語り/高橋直純)
 なんだか、コミケっぽいパロディができそうだとか不謹慎なことを考えていました。ごめんなさい。「来年の夏のことを考えると・・・コミケに行けない夏だったら・・・」ああ、いかんいかん。聞く度にこんな事を考えているのでダメです。でもまあ、声だけ聞くと可愛いじゃない? ふふん。いい感じですよ。。CDって朱雀の見せ場だよね。

11 さくら色に(語り/保志総一朗)
 言ってることはきれいなのに。話の内容も一番好きなんですけど。引用している和歌も好きなんですけど。保志さんです・・・。いや、私が保志さん嫌いとかそう言う事じゃなくて。好き嫌い判断できるほど声を聞いてないのですけど。何だろう、沢山聞けば慣れるのかしら。なんか、喉がころころします。なんじゃそりゃ。嫌いじゃないんだよ! 本当だよ!
12 色彩の雫(歌/保志総一朗)
 イイ曲ですね。保志さんですけど。保志ファンに喧嘩売ってるのかと、そう言う訳じゃないですよ。もっと腹から声を出せ! しゃきっとしろよ! そんな声を掛けてあげたい。なんか声が薄い気がします。曲はすごくいい曲です。総合的に見たら、CDのなかで一番いい曲ではないのかな。保志さんですけど。だから、喧嘩売ってる訳じゃないんです。赦してください。

13 オオカミの涙(歌/関智一)
 なんか印象薄いな、この曲・・・。あんまり声が天真ぽくないかも知れないと思います。あんまり天真の声を聞く機会がなかったからかも。「群れた犬」とかいう表現が微妙に笑えたり。ああ、サビはレベッカを思い出させます。「何処で壊れたの ohフレンズ」ですな。まあ、突っ張ってる感じは良く出ているのではないのでしょうかね(適当だな自分)。
14 人知れぬ(歌/関智一)
 ああ、なんだか「遙か」プレイ中に天真の項目がずっと「まだ詳しいことは分からないわ」だった自分にこれを語る資格はないのかも知れないと思いました・・・。ごめんなさい。でも、語りはイイと思います。「口に出したら変わってしまう」って言うのが自分ポイントでした。何というか、マイ天真像に近いと思います。でも「一匹狼」は笑っちゃうよ!?

15 恋すれば(語り/井上和彦)
 うわ! やられた井上ボイス(笑)! 大人だね・・・大人だよ。なんか、他の人は神子に対して「語りかけている」のですが、この内容は「語りかけつつ、諭し遠ざけている」感じです。井上さんの声には酷く萌えますが、最後吐息で語る部分をもうちょっとはっきり言ってください。萌えますが、聞き取れません。あと、井上さんの語りって独特のリズムがあるよね。微妙に早口になったりする。何回も聞くと気になる。
16 空蝉の恋(歌/井上和彦)
 「虹を抱くように」のところが「咲き誇れ愛しさよ」です。まず最初のつっこみがそれか。井上さん、歌は上手くないと思っていましたが、そうでもありませんでした。「白檀遊戯」よりは雰囲気があると思います。友雅の歌ってゆっくりしてるから歌いづらいんだろうなあ。トーンも押さえ気味で、良かったと思います。だってトーン抑えないと友雅っぽくないんだもん。

17 遙かなる時空を越えて(歌/八葉)
 八葉グループがですね! とかいう時事ネタはおいといて。いや、いい曲だ。歌のレベルはまあ触れないことにしても、曲としての完成度は高いよね。八葉の特徴を盛り込みつつ、こうしてまとめるのは大変だったと思う。でも、サビくらいハモっても良かったんじゃないの。ああ、でもハモリパートは別に取らなきゃならないし、そこまで時間が無かったんでしょうかね。どうせみんな別取りなんだろ。とかコーエー批判をしてみます。推測で物事を言っちゃいけませんよ自分。しめにふさわしい良作です。はい。


 ああなんだ、イイ曲なんじゃないの全部。と、レビュウをしてみて思いました。全体としては、ちょっと曲が古くさいかなと思いましたが、オタクソング(そう言う分類はあるの?)なのでそんなことはどうでもいいでしょう。というか、古くさいほうが私も落ち着きます。最近の曲にはどうもついていけなくて。関係ないか。難を挙げるとすれば、曲に対する歌詞ののせ方がちょっと無理があるところがあったりとか。細かいところをあげつらうときりがないですよ。なので、その辺りは心のうちに秘めておきましょう。愚痴言ったっていいことないし。むしろ言い過ぎた気もするし。
 なんか傾向としては「幽白」に近いものがありますよね。きっと聞けば聞くほど味が出るのです。珍味なのです。いつかきっと歩きながら口ずさんでいる自分が居て「やべっ!?」と思いながら辺りを見回すのでしょう。その光景がやたらリアルに想像できて嫌です。というか、もうカラオケで歌ってきたので・・・。
 ああ、今度出る四神別のアルバムが楽しみですね!!!(とか、こんな風に書くとなんかイヤミくさいです)
 そんなわけで今日はこの辺りで。また今度気が向いたらレビュウするね。
 ちなみにタイトルはサクラ大戦の曲から。


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