遙かなる時空の中で2

ネタばれ感想チックプレイレポ


 いやー、やりましたよ「遙か2」。まさかここまで自分が落とされるとは思っていませんでした。苦笑。1はプレステで出てて、で、私はプレステ持ってないので。友人(海月さん)の家でちまちまやらせていただいて現代版頼久だけ落として帰ってきた訳なのですが。今回はPCゲームですよ。もうすかすかリロードしまくりぃのプリントスクリーンなんか使ってみたりぃの、改造プログラムだって見つけちゃったり(いえ、使ってませんけど。面倒になったら使います)。いや、ビバPC。プレステで出て欲しかったって人には悪いけど。PCで良かったです。
 それでは、ここからネタばれ大いに含むプレイレポートです。偏見入りまくりです。ちょっと毒吐いてるかもしれません。それでも良い方のみ、どうぞお読み下さい。

 まず、オープニングムービー。「コーエイ」「ネオロマンスゲーム」のロゴが表示され、さぁ、ムービーだ! と思ったら、動かないんですよ、貴方。そこからまず30分くらい色々いじってみたりして、設定ファイルを書き換えて動くようになりました。ここでまず一つ分かったことがあります。「遙か2」のヘルプは不親切です。そんな当たり前のこと、何いっとるんじゃワレ! みたいな感じがしてみたりしてみなかったり。リードミー読もうね、みんな。
 そんなこんなでやっと始まったオープニングムービーですが。はっきり言って、画像荒すぎ。何これ? みたいな感じ。モニタはテレビと違うんですよ、コーエーさん。むしろすぐPS2に移植する予定で、しかもムービーはこのまま使い回すんですね? て位に荒すぎて。なんて言うか、人物の線がシャギってるじゃんよ! あかんよ、あかん。
 そんな気持ちでしかもフルスクリーンで堪能したオープニングの後、「むわーん」という音と共に、メニュー画面。縦書きで、しかも春らしくてとてもいい感じ。ってぇ、あれ? 今回の季節は秋から冬じゃなかったでしょうか。まぁ、綺麗なのでいいや。しかしその感想は「はじめから」を選択した直後に覆される事になってしまったのでした・・・。
 まず、龍神! あんた、しゃべってる!? ええ!? てな感想。今回は声つきですか。そして神子! デフォルトのネームは「高倉花梨」ちゃん! 貴方身体細すぎです。何食べて生きてるんですか。しかも、一番最初の俯瞰の図。なんかデッサンおかしいんですけど。気になったの私だけですか? というか、はっきり言って右目と左目のバランスが狂いすぎですよ。どうしてこんな作画でOK出したのですか。なんか、なるしまゆりっぽい目のかき方なんですよ。右目と左目がなんか。アレ? って感じで。いや、本編内のスチルでも一様にこのことが言えます。深くつっこむのはやめましょう。何せ開発期間短かったですからね。
 本編は、下校途中の花梨ちゃんが突然よく分からない龍神と名乗るものに妖しげな力で拉致される所から始まります。・・・いきなりですか。何の前触れもないのですか。前作はまだ、井戸に落っこちたというきっかけがありましたが。もう、何が起きたのかさっぱりでしょうね。私も前作を知らなかったらさっぱりです。で、どの八葉の所にいくか決めるわけですが。並びは右から順に「青龍・朱雀・白虎・玄武」となっている・・・はずです。ここで、二人に絞られて、かつ二人がそろっているところに落とされるのです。しかし、ここで大問題。なぜか亜空間から抜け出せません花梨ちゃん。拉致のうえに、監禁まで!? もうここで犯罪レベルはMAXですよ。てなことを考えていると、出ました。シャア・・・じゃなくて、御館様。アクラムです。まさか八葉よりも先にアクラムに再開することになるとは思いもしませんでした。やってくれるぜ、ルビーパーティ。ちなみに、黒麒麟は、前作で倒されているらしく居ませんでした。はっ、もしかしてあの奇妙なコートは黒麒麟の毛皮!? そりゃ冬でも暖かそうですな! などと考えている場合ではございません。アクラムは「私に助けを請え」などぬかしてまいります。私は、素直に助けていただきましたよ。だって、今回は御館様エンドがあるって噂でしたから(実際、有りました)。で、アクラムに助けていただいたところで八葉がそろっているところに落とされます。私は今回泰継狙いだったので、玄武コンビの所へ。
 場所は確か、糺の森だったかな。もうあまり覚えていません。泉水さんはやっぱり笛を吹いているらしい。というところで、式神を操るヤス登場。ていうか、式神の鳥を何に使っていたんだ・・・? てな野暮な疑問は、腐女子の前では「ああ! ヤスッ!」という再開の喜びの前に朽ち果てると思われます。ちなみに玄武編は、白虎編のように天地二人のからみはまったくありません。なんか寂しかったり。ねぇ? しかしヤスとの再開を喜ぶ前に、今回の星の一族「紫姫ちゃん」と「深苑くん」がご登場。「神子様! こちらにいらしたのですね!」って、あんたが呼んだんだろうがコラ。てな気分になってしまったのは私だけではないはずだと思いたいですね。落ちる地点くらい予想してくれよ。ていうか、元から館に落とせよ。しかも今回の深苑くんは、言いたい放題言ってくれます。何いっとんじゃワレ! 女子高生なめるなよコラ! ガキンチョだからって何言っても許されると思うな! と襟首掴んで引きずり上げたい衝動に駆られます。嘘です。ごめんなさい。今回の彼はきっとショタ担当ですな。はい。
 そしてそのまま館へ連行。意志を差し挟む余地がありません。しかも、八葉は自分で探し出せとおっしゃる。なに? あたしゃあんたの奴隷かい。全然関係ないところから訳も分からず引きずられてきたかと思ったら、この土地を救うために歩き回って仲間を捜せときたもんですよ。しかも何? ご主人様はまだ幼くて? で、ご機嫌取るために色々考えて相手をせねばならず? 見つけてくる仲間は信用ゼロにもかかわらず「なんとかしろ」とおっしゃるか。・・・ああ、そう、奴隷だったね。うん・・・なんか道ばたを歩いていたらいきなり謎の巨大マフィアに連れ去られて東南アジアあたりの大富豪に売り飛ばされたのと、状況はそう変わらないね・・・。と、ブルーになってみてもしょうがないです。とりあえず、寝ましょう。そう、こんな時は寝てしまうのが一番です。ご主人様もまだ幼いだけあって「夜の相手」とまでは言い出しませんしな・・・。さて、「寝る前にしておくことはあるかな?」・・・歯ァ磨け! 風呂入れ! って、いつも思うのですけど。そんな感じの、第一日目でした。

 さて翌日。まだ信用されてもいないのに、泰継が朝迎えに来てくれます。そう、これ! これだよ! オレの欲しかったものは。そんなところでしょうか。第一章だけ8種類やってもいい。本気でそう考えている自分が居ます。ダメ人間です。どうせやることは一緒だけどね。で、怨霊と戦うこともなく、まったりと京の街を歩き回って仲間を捜すのですが。味方の八葉も、敵の八葉も、出てくる確立は同じ。というか、場所と時間が決まっているらしいです。そう、つまり、逢えない場合はとことん逢えないのですよ。私は第一章の終わり近くまで頼忠さんに一度も! 会いませんでした。狙っていたのですけどね・・・。会わなくても支障はなかったです。あ、師匠はありました(ネタバレ)。そんなこんなで限られた場所をぐるぐるぐるぐるまわって八葉を探すわけですよ。紫ちゃんが占って「ここへ行けばいいですよ」とか言ってくれないの? ていうか、「占いに失敗した」って言って以来、なんのリアクションもないじゃん。ダメだよ、ダメ! もし間に合わなかったら、深苑くんが探してきてくれるのでしょうか。プレイしながらこんなゲームあったな・・・と思ったのですが。タイトルが出てきません。魔法学園に通っている主人公がリーダーとなってチームを組み、様々な依頼を解決していくゲームだったのですが。期限までにメンバーが集まらないと顧問の先生が適当に連れてきてくれるのです。そんな感じ?
 とりあえず期限までに捜し出すことはできました。ていうか、一回会っただけでも来てくれるんですね。あんたら、そんなに易々と人を信じちゃいけないよ。とは言えず。とりあえず美形4人とまったり京を回れることになりました。で、今の内にと第一章で4人分の心のかけらを集め、4人分の通常恋愛イベントを発生させました。8人になったらめまぐるしくてとてもじゃないけどやっておれんからね。で、一章の内にもうちょっと集めておこうかな・・・と思ったらあなた! 心のかけら、2つ目は敵側の地じゃないですか! じゃあなに? 二章にはいるまでもう発展せんと言うことなの? ・・・その通りでした。はい、さよならプー。この時点で、あまり目的ではなかった味方側の二人は切り捨てられてしまうこと決定。いや、嫌いじゃないですよ。嫌いじゃない。でも、他の4人に比べるとなんか、層があるって言うか。2週目には落とすと思います。

 で、そんな感じでくるくると京をまわりながら、残りの八葉を探していきます。かなり狙っていたはずの頼忠さんに逢えたのは、一章も終わろうかとする頃でした。こんなんでこれからやっていけるのでしょうか。そんな思いがふと頭をよぎりましたが・・・。まぁ、これで相手側の地にもいけるようになるし、思う心と信じる心がんがん上げてイベント起こしまくるぜ! なーんて、無理でした。はい。今回、戦闘で星が上がりまくって「おいおい、こんなに増えていいのかよー」なんて思っていたのですが、あれは嘘です。星が3つ上がったからって実際に3つ増えるわけがあるかっちゅうの! ねえ? 実際には、10個上げて星半分埋まるかどうかと言うくらいにシビアです。その代わり、恋愛イベントではがっつんがッつん上がります。上がりまくります。私があんなに苦労して戦闘で信じる心を上げようとした、その努力は何!? てなもんです。戦闘での星3つが、恋愛イベントでの星1個くらいなかんじで。あと、やっぱり五行による上がり具合は有るみたいです。海月さんの誕生日でやった(苦笑)ら、頼忠さんと仲良くなってしまいました。
 まあ、中身的にはそれなりに「萌え〜」な部分もあり、「萎え〜」な絵もあり。ていうか、スチル絵が萎えます。見せ場のはずなのに。これだったら立ち絵の方がかっこいいです。それくらいに萎えます。特に花梨ちゃんが可愛くないのが。ものすごい萎えます。自称女の子好きの私としては。スチル絵は1の方がよかったんじゃないかと、そう思いますね。個人的にはアクラムの第二段階かなんか。夜の月に京が映りこんでいる絵がすげえ好きだったりします。でも、泰継のイベント絵は基本的に萎えました。
 ミニゲームはほら、PCですからね、色々と裏技が囁かれていたり。貝あわせは益札でプリントスクリーンとか。うさぎはタブレットとか。ていうか、なぜにうさぎ!? という私の思いとは裏腹に、一番得意です。うさぎ。もう、タブレットならほぼパーフェクトくらいに。でも、まろはダメです。誰に聞いても「まろは・・・ダメだね」と言います。むずすぎです。まろ・・・。今回はとてもいい味を出していました。「はるとき3」では更にかっこよくなって、しかも落とせるようになってしまうに一票。ていうか、アクラムが神子を連れて誰もいない世界(といっても、実は京であるらしい)へ逃亡してしまったので、敵が居ません。「3」は未来へ召喚されるに更に一票。それとも、黒龍の神子の立場からプレイできる「はるときデュエット」でしょうかね。そんなことを考えながらプレイしていました。

 今回落としたのは泰継と翡翠(通常)、頼忠と幸鷹(急展開)でした。ヤスは乙女。はっきり言って神子より可愛いです。頬を赤らめるなよ。ひーさまは相変わらず。今回の呼称は「私の白菊」と「可愛い人」でした。前者が大ヒット。よりりんは、相変わらず犬でした。本編でも「源氏の犬!」とか言われてましたね。急展開で、夕暮れに神護寺まで連れ出され「かわらけ投げろ」と言われた時はもうどうしようかと(苦笑)。ゆっきーには秘密あり。というか、その理由がさっぱり分かりません。きっと内部に根強いファンが居るのでしょう。京版エンディングスチルが一押し。壁紙になってます。
 エンディングスチルは、水野先生原画と言うことで。本編内のへたれスチルに比べたら、絶対的に格が違います。はい。でも、ヤスとよりりんの現代版はちょっと萎えました。なんか。胴長過ぎです。全体的にね。それが画風と言えば画風なのかもしれませんが。言っちゃ何ですけど。スチルがへたれなんで。エンディングスチルまでへたってると「私の努力は何だったのだ? 答えてくれ、神子!」てな気分に襲われます。特に京版のエンディングを迎えた時、最後に表示される花梨ちゃん一人の絵なんか。「あんた、エイリアンですか!」てくらいに目がおかしいんですよ。それくらい見て思ってくれ。乙女はな・・・乙女はな・・・気にするものなんだよ。頼むよルビー! どうせなら全スチル水野先生原画にして欲しかったです。各キャラ10枚も無いんだから、無理な話ではないと思うのですが・・・他のゲームのゲンガーなら、描いてる人一杯いるんですし。って、ああ、すいません。開発期間が足りなかったんですな。まぁ。じゃぁ、仕方有りませんな。なぁ、コーエーさんよ!

 というわけで。全体を通してとても楽しくかつ萌え萌えしながらプレイできました。もう、何回百鬼夜行を封印した事やら。えーと・・・9回ですかね。もうそろそろ手慣れてきました。なんか色々言いましたが、面白いですよ、はるとき2。やってみる価値のあるゲームだと思います。あ、百鬼夜行に勝てないよ! と言う方は、怨霊を装備してみるとかなりいい感じにいけます。あれ、結構重要です。回復札がない場合は、耐久重視でね。自動装備より手動装備をおすすめ。
 はるとき1からの改良点。最後の八葉の挨拶をとばせるようになりました。あれ、とても便利。そこだけは誉めてあげたい。とりあえず、もう一回りやってみますよ。はるとき。おもしろいもん。てなわけで・・・。

 ここまで読んでいただいて、どうもありがとう。お疲れさま。