ヤマトブルワリー
奈良県大和高田市。栗本鉄也社長。資本金1200万円。社員20人。
全国で13番目の地ビール工場として1994年に設立。大峰山系の
天川村で湧き出る名水「ころごろ水」を使い、5種類のビールを生産。
「WAOH」は、98年のインターナショナルビールサミットで金賞を
獲得。大和高田市と奈良市にビアレストランがある。
ハ
栗本鉄也社長
1965年4月大和高田市生まれ。近畿大学経済学部卒業、独学でビール
づくりを研究。商品名「WAOH(倭王)」は「ワォーッ」と驚くよう
なおいしいビールをつくりたいとの思いから名付けた。
無類の映画好きで、学生時代にはレンタルビデオ店を開店したとか。
朝日新聞2001-5-27より
父が経営していたボウリング場が老朽化し、89年ごろ改築の話が出た。
ボウリングの団体客は、百人規模はざらであり、汗をかいたあとにみん
なでわいわい食事を楽しめる大きなホール型レストランがあればいいな
と漠然と考えていた。94年ごろたまたまアメリカ北西部のビール工場
を見学するツアーに参加し、そこで飲んだこはく色のアンバーエールの
おいしさに驚いた。のど越しだけでなく、舌で味わえるビールがあるん
だと初めて知った。実は学生時代はビールを先輩に無理やり飲まされた
記憶もあり、あまりいい印象はもってなかった。
地ビールの製造はもともと全員が素人。工場長の渡部幸治氏は大学で
原子力を専攻していたとか。
それがインターナショナルビールサミットで96年にはアンバーエール
の「コハク」が銀賞、ペールエールの「ヤマブキ」が銅賞を獲得した。
その時金賞をとったのが、以前に見学したアメリカの小さなビール工場
の製品だったらしい。
「大商いしようと考えたらけがをします。やっぱり自分が飲んでおいし
いと思うビールを作り続けたい。そう思えば手は抜けないものですね。
それが私たちのビール作りの原点です。」(栗本社長)
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