伊賀の里モクモク手づくりファーム

農事組合法人。三重県阿山郡阿山町西湯舟3609。TEL0595-43-0909。1987年に伊賀の養豚農家19軒で伊賀豚振興組合を設立。伊賀豚を使ったハム・ウィンナー、バーベキューを始めた。1994年の酒税法改正をきっかけに「手づくりファーム」建設を開始、1995年7月7日にオープンした。彼らのコンセプトは「自然」であり我々が生きるために必要な「食べる」ということに対して、「農業」という観点から「自然」の重要性を主張している。地元阿山産のあまぎ二条大麦を使ってビールを醸造。
ホームページ:http://www.moku-moku.com/

種類発酵アルコール説明
アンバーエール上面発酵赤色4.5%「元気な村人が飲む」別名レッドエール。フルーティな香りと甘みが特徴
スモークエール上面発酵赤色5%スモークビールはドイツのバンベルク地方で造られている下面発酵ビールが有名だが、ここでは麦芽を薫製したスモークモルトで上面発酵ビールを造った。上面発酵特有の香りと飲んだ後のスモーク臭が特徴
ペールエール上面発酵黄金色4%「紳士、淑女が絶賛する」イギリスを代表する上面発酵タイプ。フルーティな香りと強い苦みが本来の特徴だが、ここでは若干苦みを抑え、炭酸を多くした。麦芽の香りとうまみが引き出された飲みやすいビール
伊賀山麓ピルスナー下面発酵黄金色4.5%大手国内メーカーの定番ビールと同じタイプ。ピルスナータイプ発祥地であるチェコの職人から伝授された伝統的醸造法でつくった。ザーツホップの香りと新鮮かつ壮快なキレ味が特徴
ゴールデンエール上面発酵黄金色4.5%アメリカでうまれたエールビールとラガービールの中間的性格。小麦麦芽を多く使用しているため、あっさりとした口当たりと白くクリーミーな泡立ちが特徴。別名クリームエール、ロンドエール
ビスケット・バイツェン上面発酵黄金色4.5%小麦麦芽を使ったビール。ビスケットの香りを加えた軽くて飲みやすい口当たり


ペールエール
会社の旅行で行ったという岐阜のKWさんからいただきました(99-10)。アルコール分約5%(あれ?上表より増えています)。 「マイルドな苦み」はその表現がぴったりです。ただやや香りに違和感があり、フルーティな香りにちょっと麦芽臭のような ものを感じました。

伊賀山麓ピルスナー
大麦麦芽、ホップ。アルコール分約5%。ピルスナービールの発祥であるチェコのビール職人が直接伝授し伝統的製法でつくりあげた下面発酵ビール。ザーツホップの香りと新鮮かつ壮快な切れ味が特徴。苦みのしっかり効いた味わい深いピルスナーでした(2003-3月取材)。

天下分け目のこめむぎ合戦
米、こうじ、大麦麦芽、ホップ。アルコール分約8%。麦芽使用率28%の発泡酒。原料に米とこうじを使っており、日本酒の香りがただよう、ちょうどビールと日本酒の中間的な味でした。(2003-3月取材)。

スモークエール
大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ。アルコール分約5%。濃厚なスモークの香り。(2006-5月取材)

春うらら
大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ。アルコール分約5%。上面発酵。「ほのかな愛の甘味と春のふんわりとした柔らかい泡がビールを包みこみます」 2005年春季 全国酒類コンクール国産ビール部門第1位。2006年ワールド・ビア・カップ 酵母入り小麦ビール部門 金賞受賞。・・・苦味はやや抑え気味で、ほのかな甘味と爽快感のあるビールでした(2006-5月取材)

うたた寝エール
大麦麦芽、小麦麦芽、酵母、ホップ。アルコール分5.5%。上面発酵。琥珀色の限定ビール。「暖かな春の陽気に芝生の上でうたた寝したくなるような甘いホップの香りが特徴のさわやかなビール」。通常のエールモルトに加えて、2酒類の焙煎度合いの異なるカラメル麦芽を使用。また仕込み温度を68℃と通常より高めに設定することで麦芽に含まれる酵母のはたらきを抑え、発酵が終わった後に糖分が残るようにした。・・・青空の下でバーベキューを食べながら飲みました。いいですね。甘い香りとほどよい苦みを楽しみました。このほか小麦ビールの「春うらら」、リニューアルした「ゴールデンピルスナー」(アルコール度5.0%、下面発酵)も堪能しました。その他、春限定の「スイートスパークリングエール」(アルコール度5.0%、上面発酵)もあります。(2009-5月取材)

Golden Pilsner
大麦麦芽、ホップ。アルコール分5%。下面発酵ビール。「麦の香り高くリッチな味わいを楽しむ、後味すっきりのビール」とか。雑味を抑えるために低い温度で煮出した麦汁と、コクを出すために温度を上げて煮出した麦汁の2段階に分けて仕込みを行った。・・・苦みはそれほご強くなく、すっきりしたのど越しです。(2011年9月取材)

Red Lager
大麦麦芽、ホップ。アルコール分5%。モクモクブルワリーマイスター 森下由美香さんのこだわりのビール。「夏の夕暮れの空のような、情熱的な赤色を表現した、薫り高く味わい深いビールをつくりたい。そんな彼女の想いがレッドラガーとなり誕生」したとか。インターナショナル ビアコンペティション2009 American Amber Lager部門 銀賞受賞。・・・苦みとコクがしっかりあって、情熱を感じるビールでした。(2011年9月取材)

Liszt Ale
大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ。アルコール分5%。「ピアノの魔術師」と呼ばれ、当時女性に大人気の音楽家だったフランツ・リスト。「愛の夢」の甘く美しい旋律を、淡い色合いとやわらかな甘み、華やかな香りで表現したビール、とか。小麦麦芽を多く使って仕込み、少し濁りが残る酵母を使うことで淡い色合いを出し、香りには、柑橘の香りを生み出すリーフホップを多く使った。また、発酵を早く止めて、甘みを残した。リストの名曲「愛の夢」を聞かせて熟成。(2011年9月取材)

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