キリンラガー

キリンラガー生

1996年1月より発売。麦芽 ホップ 米 コーン スターチ。アルコール約5%。ラガー独特の苦みを残し、生らしいすきっとした味に仕上げている。昔は飲み屋でキリンの生ビールはめずらしかったが、「通」の間ではうまいと評判であった。 1998年2月。消費者からの「以前の味を」という声にこたえ、苦みとコクを強調した味に変え、缶のデザインを瓶と同じデザインにした。製法を微調整したとのこと。これにより「一番搾り」との差違化を進める狙いもある。

キリンラガーのアメリカ版。ロサンゼルスのアンハイザー・ブッシュ(Anheuser-Busch)社がライセンス生産。瓶は日本の小瓶並み。アメリカで飲むとこのラガーの苦さが懐かしく感じられます。


クラシックラガー

麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。アルコール分約4.5%。昭和40年ごろのラガーの味覚を再現。 98・99年の「復刻ラガープレゼントキャンペーン」や昨年限定発売した「ラガー・ザ・セレクション」を通じて消費者から 要望の高かった「昭和のラガー」を商品化した。当時の味覚と製法を再現、コクと苦みが特徴。メーンラベルも当時のデザイン を採用した。大瓶と中瓶のみの発売。
キリンは96年にラガーの製法を熱処理から生に切り替えた。台頭していたアサヒの「スーパードライ」に対抗するためだったが、 それが裏目に出て、古い愛飲者離れが起き、今日のラガー低迷につながっているといわれる。そこで今回、ビール本来の苦みに こだわった昔の「ラガー」を復活させた。今の「ラガー」や「一番搾り」よりもホップの使用量が多い。かつては、このラガーが 約6割のシェアを誇っていたわけで、キリンはラガーの2本立てで、低迷に歯止めをかけたいところ。
まず2001年3月23日に中国・四国地区で発売、5月に近畿・東海、6月13日に関東甲信越に拡販する。
・・・初めに中国・四国地区から発売したところが珍しい。実はこの地方はもともとキリンが強い地域で、しかも保守的で 「昔はよかった!」という風潮が強いところがある。それでまず試験的に発売してみたらしい。結果は予想以上の反響で 年輩だけでなく若者にも受け入れられる傾向がある。私もやっと飲んでみましたが、確かに最近の軽くてキレばかりを 追い求めたビールの傾向とはことなるコクと苦みを感じました。さすがかつて6割のシェアのビールですね。 キリンがラガーを生に変えた当時は確かに賛否両論でした。これがラガーの低迷につながったのは事実ですが、 その最大の理由は他のビールとの差別化ができなくなったことにあります。ただこれからどう定着させていくのか キリンの戦略がみものです。
2001年9月21日北海道、九州、沖縄でも発売し、全国販売に。

クラシックラガー缶発売

2003年3月発売。中国・四国地方限定。岡山や福山などの新幹線駅のキオスクでも販売。手軽にこの苦みを味わえるように なって満足です。懐かしさより、むしろ新鮮な苦みを味わえるという感じです。


復刻ラガー<明治>

2006年12月6日限定発売。麦芽、ホップ。アルコール分約5%。
栄養成分表示(350ml当たり):エネルギー172kcal、タンパク質1.0〜2.1g、脂質0g、糖質16.1g、食物繊維0〜0.35g、ナトリウム0mg。
創立百周年を07年2月に迎えるのを記念した商品で、復刻ラガー<大正>と合わせて合計55万ケースを07年2月まで出荷する。復刻ラガー<明治>は麦芽100%を原料にした苦味がきいたもの。・・・いい意味でキリンの余裕を感じます。このビールを懐かしいと飲む人はさすがにいないでしょうが、ビールはこんなに苦いんだなと感じられます。炭酸はやや軽めで、苦味は狙い通りしっかり効いています。

復刻ラガー<大正>

2006年12月6日限定発売。麦芽、ホップ、米。アルコール分約5%。
栄養成分表示(350ml当たり):エネルギー165kcal、タンパク質1.0〜1.8g、脂質0g、糖質15.8g、食物繊維0〜0.35g、ナトリウム0mg。
復刻ラガー<明治>と合わせて限定出荷。復刻ラガー<大正>は、原料として麦芽にコメを加えてコクとまろやかさを強調した。・・・気のせいか、コメを加えた<大正>の方が<明治>より苦みが強いようです。後味に苦味が長く残ります。

明治のラガー

2008年12月10日限定発売。麦芽、ホップ。アルコール分5%。
栄養成分表示(100ml当たり):エネルギー49kcal、タンパク質0.3〜0.6g、脂質0g、糖質4.6g、食物繊維0〜0.1g、ナトリウム0mg。
「キリンビールブランド誕生120周年を感謝して、明治時代のラガーを限定醸造した。」「苦みが効いた重厚で調和のとれた味わい」とか。

大正のラガー

2008年12月10日限定発売。麦芽、ホップ。アルコール分5%。
栄養成分表示(100ml当たり):エネルギー47kcal、タンパク質0.3〜0.5g、脂質0g、糖質4.5g、食物繊維0〜0.1g、ナトリウム0mg。
「キリンビールブランド誕生120周年を感謝して、大正時代のラガーを限定醸造した。」「苦みにコクと芳醇さが加わった味わい」とか。



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