2008年世界のビール生産量

2009-8-12日経産業新聞等。キリンホールディングスが発表した2008年のビール生産量(発泡酒・ビール風アルコール飲料含む)は、07年比1.2%増の約1億8110万キロリットルだった。24年連続プラスになったものの、生産量上位25カ国中、前年を上回ったのは11カ国のみ(表のブルーの国が前年比増加、ピンクは前年比減少)。中国は7年連続1位で伸び率は5.5%増だったが、前年の伸び率12.6%に比べると大幅に伸び率が低くなった。前年伸び率が14.8%のロシアは、08年の伸び率が−1.2%と減少に転じており、金融危機の影響がここにも表れている。地域別では北米が1.2%減、欧州は全体としては1.1%減となったが、ポーランド、ウクライナ、ルーマニア等の東欧圏は堅調である。またアジア圏は3.9%増で、中国以外にも韓国、ベトナム、インド等が牽引している。・・・ビールの消費量も昨年の金融危機の影響を受けました。国の近代化、成長性とビールの消費には相関がありそうです。今後もBRICsや東欧、アジア圏の伸び期待されます。

キリンHD フィリピンのビール最大手に出資

2009-2-27日経。キリンHD(ホールディングス)が、フィリピンのビール最大手サンミゲルビール(SMB)に43%出資することを決めた。株式取得額は約1120億円。5月末までにSMB親会社の 比食品最大手サンミゲルから買い取る。海外展開を急ぐのは、国内のビール事業が市場縮小に見舞われているためである。SMBはフィリピンのビール市場で95%のシェアを持つが、同国は人口増加で市場拡大が期待できる。キリンHDは07年にオーストラリアの乳業大手を約3000億円で、08年には同2位も約570億円で買収している。
アサヒビールは1月に中国2位の青島(チンタオ)ビールに約20%出資するこよを決めており、サントリーも今月ニュージーランドの飲料大手を約750億円で買収した。円高も日本企業には追い風で、成長が見込めるアジア・オセアニア企業の争奪戦の様相を呈している。・・・日本市場は閉塞感があり、望みは海外ということになるが、すでに多くのところが世界規模でM&Aが進んでおり、日本企業にとって提携の選択肢は狭くなっている。単なる足し算的な期待ではダメで、提携で双方の強みを活かしていくかが判断のポイントである。それにしても、こういう海外展開でもサッポロの話がなかなかでてきませんね。

2002年世界のビール生産


2003-8-21日経。キリンビールがまとめた世界主要国の2002年ビール生産量(発泡酒含む)は前年比1.4%増の1億4407万キロリットルとなり、18年連続増加した。驚異的な伸びをみせていた中国がついに米国をとらえ初めて1位となった。また、アルコール度数の高いウォッカなどからビールなどへの需要移行が見られるロシアが、低迷する日本を抜いて5位になった。日本は6位に落ちた。地域別では欧州、アジアがそもに2.8%増と堅調であるのに対し、カナダの大幅な減少で北米が0.4%減った。中南米も減少した。・・・とにかく中国やロシアの勢いはまだまだ止まらないというところです。中国における一人当たりの消費量はまだまだ極わずかなんです。

サッポロ、カナダと台湾で委託生産

2002-9-13日経。サッポロビールは、カナダと台湾で主力ビール「黒ラベル」を委託生産する。 現地生産で鮮度を向上し、為替リスクを抑えて収益力を高める。カナダではスリーマン社(オンタリオ州)に 委託し12月に出荷を開始する。台湾ではタバコ・酒類メーカーのTTL社に委託し、2003年1月から 出荷する。海外での自社ブランドビールの委託生産は、4ヶ国・地域になる。

2001年世界のビール生産


2002-9-13日経。キリンビールがまとめた世界主要国の2001年ビール生産量は前年比2.2%増の 1億4227万キロリットルとなり、17年連続増加した。グラフはこの12年間の生産量の推移をまとめたが、 昨年2位の中国(前年比1.9%増)と6位のロシア(前年比21.5%増)の伸びが目立っている。 中国は1位の米国との差をわずか83万klにまで縮めており、米国の伸びが頭打ちであることや、 日本メーカーを初めとして中国での増産を進めていることから 今年か来年には首位に躍り出る可能性が出てきた。世界的にみると中南米のブラジル、メキシコの伸びが目立ち、 欧州ではドイツ、イギリス、フランス等が減少傾向の中、ロシア、スペイン、ベルギーは伸びた。アジアは2位の 中国の他、韓国、タイ等が伸びた。

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