エチゴビール(新潟県)

上原酒造。新潟県西蒲原郡巻町松山新田2。上原誠一郎社長。電話 0256-72-2039。地ビール第一号。
ホームページ:http://www.echigo-beer.jp/
通販可能。電話0256-72-0640。
アンバーエール、ペールエール、スタウト、ピルスナー、吟醸ビール等。
「吟醸ビール」は日本酒で用いられる「協会9号」酵母を使用した無濾過ビール。吟醸酒のようなフルーティーな香りと芳香な味わいが特徴。1997年にチェコに農業生産法人を設立し、原材料、ホップの名産地の農地を購入し、低農薬栽培を始める。名称は「エチゴビールヨーロッパ」。本社はプラハ。資本金は17万8000チェココルナ(約80万円)。上原社長が兼務。ホップ栽培が軌道に乗り次第、下面発酵用の二条大麦の栽培も手がける考え。(1997-2-6日経産業新聞)  醸造士 R.マロン氏(アメリカ人)。「苦くて濃いビールが好きなんですが、アメリカンスタイルを少しずつ入れながら、日本人に好まれる味につくっています」とのこと。

日経産業1998-9-2。「エチゴビールスーパービター」1998-7-29発売。世界一苦い地ビールとのことであるが「口に含んだ瞬間、口の中を引き締め、しかも洗い流したように後に残らない本来の苦み」(上原社長)と、好評。日本人は苦みに弱いというビール業界の定説を信じて、大手ビールメーカーは「すっきりしたのどごし」「ドライ」などを合言葉にビール市場を拡大してきた。しかし「ホップ本来の苦みこそビールのうまさ」と上原社長は強調する。スーパービターは世界のビール分類では、IPA(インディア・ペール・エール)という種類に属する。かつて英国からインドに輸出されていたビールで長期保存に耐えるように、特別にホップの添加量もアルコール分も高くして仕込んで製造する。そのため、通常のビールよりも苦みが一段と強くなる。ビールの苦みは通常特別な分析方法により苦み物質(主としてホップに由来するイソα酸)を測定し、BU(ビタネスユニット)という数値で表す。同社によると、大手メーカーの苦み度は大体20前後。これに対しスーパービターはこの数値が70で、単純に比較すれば大手の製品より3倍も苦みが強い計算になる。本来は、ビール愛好家向けの特殊な商品として販売することを予定していたが、予想以上の売れ行きで、今年中に稼働する新工場で定番商品として増産する計画。330ml入り瓶入りで720円。

ビアブロンド
麦芽、ホップ。アルコール度約5%。「ゴールデンエールタイプ(北米発祥)のビール。アロマホップの香りとエール酵母のフルーティな味わいが調和した、口あたりの爽快なビール」とか。・・・おいしい。提供いただいたKamiyaさんありがとう。2004年取材。

ヴァイツェン
大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、水(角田山麓湧き水)。アルコール度約5%。・・・さすがの味わいです。ヴァイツェンらしい味わいを楽しめます。おすすめです。2003年3月取材。

こしひかり越後ビール
麦芽、米(コシヒカリ)、ホップ。アルコール度約5%。「越後(新潟)の自然が育んだおいしいコシヒカリと水を使用し、ドイツ伝統のデコクション製法で仕込んだ。すっきりしたのど越しとキレが特徴の辛口ビール」とか。2003年取材。

ピルスナー
麦芽、ホップ。アルコール分約5%。長期低温発酵。・・・1999-8コンビニで購入。全国地ビール第一号にふさわしく、缶のデザインは格調高い。味は文句なし。しっかりした苦みと奥行きのある味わい、飲んだ後の爽快感。ビールらしいビールと言える。

西暦2000年デザイン
中身は上述のピルスナーと思います。すごいデザインです。味は奥行きと爽快感があって文句なし。

エチゴヴァイス
麦芽、小麦、ホップ、コリアンダー、オレンジビール、ジンジャー。アルコール分約5%。麦芽使用率25−50%(発泡酒)。エチゴビールらしい派手なデザインにつられて買ってみました。発泡酒なのであまり期待していなかった(上原さんごめんなさい)のですが、しっかりヴァイスビールっぽくて楽しめました。

麗醸
麦芽、ホップ。アルコール分約5%。ピルスナータイプのビール。・・・ホップの香りが豊かで、苦みもしっかりだが、やや軽めの味に仕上げている。

ラオホラガー
2011年10月26日限定発売。麦芽、ホップ。アルコール分5%。「クラフトビア・ザ・ワールド」企画第2弾。「ラオホ ラガーはドイツ、バンベルクに伝わる古典的な燻製(ラオホ)ビールと呼ばれるスタイル。フレーバーはスモーク(燻製)感とモルト(麦芽)感をほど良いバランスにした味わいを重視したミディアムボディのビール」とか。


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