’97ー9ー17〜’00ー3ー3まで

2000-3-3

更新が遅れていてすみません。実は今日から6ケ月間ほどアメリカに行って来ます。その準備で2月はつぶれてしまいました。アメリカでは主としてマイクロ・ブルワリーを取材してきます。どんなビールを味わえるか楽しみです。もちろんアメリカから精力的にこのHPを更新していきますので、お楽しみに。 ところで、1月の出荷データでもコメントしましたが、2000年の各社のキーワードとして、品揃えのキリン、一品種集中のアサヒ、素材のサッポロ、マーケットのサントリーとしてみました。さて最後に笑うのはどこでしょう。これもアメリカから注目していきます。 では、次回はアメリカからアップします。

2000-1-30

各社の2000年販売計画が出そろった。今年も発泡酒の伸びは期待されるものの、ビールの伸びは小さい。そんな中でキリンは堅実、アサヒは強気の予算である。サッポロは2月に麦芽100%の新製品で巻き返しをねらっている。サントリーは前年比14%増と4社のなかで突出しているが、昨年のマグナムドライの成功が自信になっている。2001年黒字化も現実味を帯びてきている。今年はサントリーに注目したい。あっそうそうサッポロさん頑張ってね。

2000-1-3

2000年は平穏にスタートしたようです。ビール市場での昨年の誤算は市場の2割にまで成長した発泡酒が実はビール市場を食うばかりでなんら市場に成長をもたらしていなかったということです。さらにチューハイやカクテル類の安価なアルコール飲料が伸びてきてビール市場が全体的に押され気味になってきています。すでにビール業界の今年の戦略は固まっているようですが、かなり厳しい状況かもしれません。これも4大メーカーによる寡占がもたらす甘えの構造によるものと言えるでしょう。

99-12-26

この3週間ほとんど休みなしでしたので久しぶりの更新です。そして多分1999年最後の更新となります。
ビール業界にとって1999年はいろいろな意味で厳しい年だったかもしれません。2000年は麦100%ビールでの競争になりそうです。まあ、所詮発泡酒は亜流であり、やはり今一度原点に戻ってみるのも必要でしょう。また各社ともリストラが一段落しており、これからは生き残りをかけた体力勝負になるかもしれません。ただ、その中で新たなマーケティングの手法が必要な時期でもあります。
とにかく2000年もおいしいビールが飲めますように

99-12-5

12月はビールの出荷が多くなりますが、それにも増してこの業界の話題もにぎ やかです。この時期の動きで来年の勝負が決まるといってもいいでしょう。来年 のキャンペンガールも決定し(なぜかポスターは水着なんですよね・・・だれも 文句を言わないのかな。和服なんてどう?)、サッポロは新九州工場での仕込み も始まりました。また来年は最近落ち込んでいる外国ビールの巻き返しも予想さ れます。まあ、いろいろなビールが楽しめればそれでいいですけどね

99-11-28

ちょっと遅めだった紅葉もそろそろ終わって、いよいよ冬の訪れです。そして店頭には2000年限定ビールが並び始めました。華やかに並んでいるのをみるとなんとなく2000年を祝いたくなりますね。冬は暖かい部屋で、濃いめのビールを飲むのがいいでしょうか。鍋にビール、イタメシにもビール、そしてケーキにもビール??

99-11-21

「真のライバルはサントリーだ」とはキリン、アサヒの首脳の弁(日経11-12)。ビール全体の市場が低迷するなか、新しい営業形態の模索が始まっています。サントリーは飲料や洋酒との連携した営業展開を先行して進めています。そういえばサントリーはこの5ケ月間シェアをじわじわ伸ばしついに10月は念願の10%を突破しています。嗜好の多様化とともに、酒販免許の自由化(2003年完全自由化)が進んでいることもあり、2001年ごろには業界が一変する可能性があります。その時代の流れをいち早く掴むのはどこでしょうか?

99-11-7

大手コンビニのビールが値下げになりました。前からなぜ高いのかと疑問には思っていました。今回の値下げでは発泡酒は対象になっていません。発泡酒とビールの値段の差が縮まったことになります。今やコンビニはビールの売り上げの2割強になっていますので、最近発泡酒に傾きかけた流れが、ビールにもどる可能性もあります。このニュースはコンビニ業界関係のことですが、実はビール業界にも大きな影響をもたらします。

99-10-24

「枝元さんの次は彼しかいない」(都内大手酒販店社長)というサッポロの次期社長 岩間氏の登場である。社長の責任という意味では、黒ラベルの刷新で成果を出せなかった昨年が社長交代のタイミングであったと思うが、「やるべきことをやれる次の人」がいなかったことがこれまでずるずると来てしまった理由であろう。まずは意識改革だと思うが次期社長に期待したい。やっぱりサッポロはおいしいビールをつくるんだから

99-10-17

先頃さくら銀行と住友銀行の合併が話題となっていましたが、これはビールにとってはアサヒビールとサッポロビールを混ぜるようなものです。寡占市場のビール業界で合併はあり得ないことでしょうね。ただ、昔は例えば住友系企業でアサヒビール支援が行われたことを思うと世の中変わったなと思います。さて、銀行合併後はどちらのビールをお飲みになるでしょうか。まっ、好き好きですが。

99-10-3

著名なビール評論家であるマイケル・ジャクソン氏(あの歌手ではありません、念のため)が、日本の地ビールについて、ブリュワリーに個人主義的な雰囲気が強く、米国のようなオープンさにかけると語っています。米国では競合するブリュワリー同士が情報交換したり、問題の解決方法を話し合ったりするそうです。こういう傾向はビールに限らないかもしれません。地ビールの発展は、我々にとっておいしいビールを飲む機会を増やしてくれることになるわけで、是非頑張って盛り立ててほしいものです。

99-9-25

このHPも丸3年となりました。皆様の支えがあってこそと感謝しています。さて、最近アサヒが5ケ年の中期計画を発表しました。好調時にあえてリストラをすすめることで、キリンの二の舞を避けるのが狙いです。またサッポロも来年早々に大型新製品を投入し「総反攻」すると宣言をしています。大手4社の中でこの2社のこれまでの対応にはちょっと不安を感じていました。いずれににしても今後は決して伸びが期待できない市場のなかでの厳しい生き残り競争は避けられません。各社の対応を分析中ですが、それぞれの特徴が出ていて興味深いところです。はっきりしていることは、いかに「変革」できるかということでしょう。

99-9-12

ビール市場は発泡酒を合わせてもここ数年年間700万kl程度でほとんど伸びていません。発泡酒や地ビールブームといっても、キャパの奪い合いをしているだけです。つまり市場拡大のための適切な競争になっていないことが最大の問題です。先頃キリンが新たに高崎工場の閉鎖を発表しました。キリンのビール部門の落ち込みが直接の理由です。競合他社もうかうかしてられない状況です。どの銘柄を飲んでもいっしょという消費者が多いなかで、確かに同じ系統のビールばかりを販売し、イメージ競争ばかりしてきたツケが回ってきたのかもしれません。

99-9-5

9月に入ってやっぱり涼しくなってきました。店頭にも「秋味」や「五穀のめぐみ」といった秋らしい銘柄がならび始めました。季節限定ビールはいろいろな意味で話題になりましたが、まっ、定番が残ってきたかなという感じで、それなりに季節感を味わえます。ビールが夏の季語ではなくなったのを納得してもいいかもね。

99-8-29

8/27の朝日新聞の天声人語に「買ってはいけない」(「金曜日」刊)が話題になっていました。この本で取り上げられた67社に質問を出したところ、51社が回答を拒否したとのこと。こういうことが世間の話題になること自体、消費者の関心が高まっているということであり、企業側の「責任」はますます大きくなってくると考えなければならないでしょう。ちなみにキリンは遺伝子組み替えとうもろこしの使用を2001年までに止めるそうです。サッポロもそういう動きがあります。アサヒは今のところわかりません。

99-8-22

遺伝子組み替えコーンの話題に触れざるを得ないです。アメリカから輸入されるコーンの13%(97年)が殺虫毒素を出す遺伝子が組み込まれているというもの。「買ってはいけない」(「金曜日」刊)という本ではキリンはこの遺伝子組み替えコーンを推進しているとのこと。KWさんやTGさんからは、コーンを使ったビールを飲みたくないとのご意見をいただきました。遺伝子組み替えコーンは分別流通されていないため、日本に輸入されるビール用コーンに遺伝子組み替えコーンが混入している可能性は高いようです。農水省が2001年4月から遺伝子組み替え農作物使用の表示を義務づけましたが、なんとビールはその対象外となっています。発酵を伴っているため、遺伝子を組み換えたDNAや生成したたんぱく質が今の技術では検出できないことがその理由だとか。「正直言えば助かったという感じ」とはある大手ビールメーカー関係者(日経産業99-8-13)。もちろん我々人間への影響はないかもしれないが、遺伝子組み替えについてはまだまだわからない部分が多いだけに、少し恐い気がします。まあ麦芽100%のビールにすればとりあえずは安心かな

99-8-8

7月の主要ビール会社の出荷量がまとまりました。7月はアサヒが驚異的に出荷量を伸ばす時期で、もしかしたらキリンを抜くかと思いましたが、キリンも発泡酒で踏ん張ってなんとか首位をキープしました。アサヒはかなり押し込んでいるのでしょうね。8月はいつもその反動が出ています。7月は地域によっては雨が続いたところもありましたが、天候が微妙に出荷に影響したようです。

99-8-8

ビール業界では過去のデータ分析から、「気温が1度上がるとその日は大瓶(633ml)百万本くらい需要が増える」とされる。暑い夏でビール工場はフル稼働状態らしく、エアコンも飛ぶように売れているとか。季節らしい季節だと景気も回復していくかな。ちょっと気になるのが西日本の長雨か。西日本に強い某ビール会社はどの程度うまく乗り切れるかな。

99-8-2

暑い夏。ビールの季節ですね。しばらく更新が遅れてましてすみません。記事は来週まとめて更新します。写真の通り、白山に取材(?)に行ってました。2400m付近の山小屋でもビールが売っていました。キリンの「北陸づくり」のみで500円。山の上でもビールが飲めるなんて感激でした。

99-7-18

最近「品質」を強調した戦略が目立つ。アサヒは「受注生産方式」で余分な在庫を減らす。サッポロは定温輸送車の導入で配送時の鮮度維持に注力。キリンは品質管理担当者が樽生を取扱店を巡回して品質チェックを行う。私たち消費者にとってはよろこばしいことだ。

99-7-11

サッポロ磯貝興男副社長のコメント(日経産業1999-7-6)より。「(サッポロは)社風の改革が大きなテーマ。原料へのこだわりや鮮度などの商品力は十分。課題はマーケティングと営業力」と分析。サッポロの社風について「堅実でいいのだが反面、派手さがない」と評価。人事制度改革などは進めているものの、「無理して変えようとしてもなかなか成功しない」とか。「社風は遺伝子のようなもの。何とか組み換えができればいいのだが」とのこと。・・・副社長だけあってサッポロの会社の性格はさすがよく理解されていると思いますが、何が問題かがわかってないのではないでしょうか。今のままではサッポロの長期低迷は必至だと思います。意識改革が必要なのはまずトップからではないですか。結果論は別にして、少なくともキリンは数年前に比べ変化していることは外からみても感じます。

99-7-4

6/29発売の日経ネットナビ8月号の262ページにビール関係の特集があります。恥ずかしながら私がその原稿をちょっと書きました。当ホームページも紹介しています。一度ご覧下さい。編集局の方お世話になりました。日経ネットナビHP

99-6-27

1年中ビールは飲みますが今でも夏!といえばビールですよね。それまでビールの季語はもちろん「夏」でした。ところが、現代俳句協会が今回まとめた「現代俳句歳時記」でビールは季節に分類できない「通期」となりました。よっぽど俳句協会の先生方はビールがお好きなのか、また、冬でもビールを拡販したい業界の策謀か・・・それとも、汗水流して働いた後の一杯のビールに「生きてる!」って実感できるサラリーマンの姿がもう今や流行らなくなったのか

99-6-20

サントリー(中国語で「三得利」)は今年の1ー3月に上海市内でのビールシェアが30%となり、オランダのハイネケンや米のバドワイザーなどを抑えてトップに立った。またアサヒ(中国語で「朝日」・・・あまりおもしろくない)は6月から中国でスーパードライの生産を開始した。中国の巨大なマーケットは計り知れないですね。各社ともまだまだ始まったばかりと言えるかもしれません。とにかく先が読めません。

99-6-13

5月はビール全体が振るわなかったらしい。暦の関係で出荷日が1日少なかったとか、涼しかったとか、チューハイの新製品のせいだとかいろいろな理由をつけているが、ビール業界自身の反省がないのが寂しい。派手なキャンペーンをやったらまとめ買いをした消費者もたくさんいたはず。家の狭い倉庫に眠らせてしまい、今頃鮮度の落ちたビールを飲んでいる人もいるのでは。消費者の立場に立ったマーケティングを怠ると必ずしっぺ返しが来ますよ。ちなみに私はキャンペーンを全く無視しています

99-6-6

キリン佐藤社長はサントリーが出す「マグナムドライ」を歓迎するとのコメント。「消費者からみればドライ味の発泡酒があってもいいはず」と。アサヒは「スーパードライの物まね商品で消費者に誤認を与える」と反発しているが、佐藤社長は「他社の商品のやり方を批判するより、まず自分がしっかりしなければ」と皮肉をちくり。私もその通りだと思います。

99-5-23

アサヒの瀬戸会長は「ビールの税率も国際標準にあわせて下げるべき」とコメント。「日本でビールまがいの発泡酒が伸びるのは、そもそもビール税が高すぎるから」とも。確かにビールの酒税は45.5%と高いのは事実であり私も酒税を下げることには賛成である(大蔵省は絶対にしないでしょうが)。ただ酒税のことを発泡酒が売れている理由に結びつけるのはどうか。消費者は安くてもまずいものは飲まないはず。発泡酒が伸びるのはアサヒの努力が足りないからではないか。サントリーが6月に発売する辛口の発泡酒に対するアサヒの反応を興味深く見ていきたい

99-5-16

サッポロさんチャンスですヨ! アサヒは、これまでの量だけを出す戦略はやや頭打ち傾向にあり、「次」を見据えた戦略が見えてこない状況にあります。キリンはマルチブランド戦略とはいいながら、家庭向け発泡酒の拡大に頼らざるを得ない状況です。さて、サッポロはどうしますか?実はサッポロが嫌いという人は非常に少ないのですよ。

99-5-5

あるデータを分析しています(近日中に公開)。そのデータではここ数年アサヒがキリンをリードしていましたが、今年になってキリンが盛り返して来ています。キリンの伸長というより、アサヒの頭打ちといった感じです。アサヒさんそろそろ次の手を考えておかないと短い天下になりますよ。

99-5-1

各社夏に向けての拡販・増産体制が整いました。アサヒ以外の3社は発泡酒で熾烈な拡販競争を行うと思われます。アサヒが食われるか、発泡酒が更に伸ばすか見物(みもの)です。おいしいビールでも飲みながらじっくり拝見しましょう。

99-4-25

最近ビール各社が挑発的な広告を流しています。サントリーの副原料を一切しようしていないという主張や(懸賞でなく)中身にお金をかけているサッポロの主張は明らかにアサヒやキリンをターゲットにしたものです。確かにアサヒやキリンの懸賞攻勢は行き過ぎだとは思いますが、現在の2強2弱の実体を反映したものだと言えるでしょう。1年後にどうなっているでしょうか??

99-4-18

佐藤キリンビール社長の入社式挨拶より。現在のビール市場は停滞のゼロサムマーケット。キリンは昨年度4期ぶりに増益を達成したが、構造改革の真っ最中である。仕事には逃げずにスピードを意識して取り組み、「お客様本位」を肝に銘じて世の中の人々に接して下さい。(アサヒ、サントリー各社長のコメントはこちら

99-4-4

アサヒの旭興一常務は工場の理想とする将来像を「煙突のない工場」と表現しています。企業の環境に対する取り組みは当然の義務だと思います。昔のドイツのことわざに「ビールは煙突の見えるところで飲め」というのがあります。工場の出来立てのビールが美味しいということですが、将来工場に煙突がなくなったら、このことわざはどうなるでしょうか?

99-3-30

3月に発売された日経BP社の「ホームページ生活便利帳」(1600円)に我がホームページをご紹介いただきました。これも皆様のご支援あってのことと思います。どうもありがとうございます。なかなか便利そうな本です(エッチ系はありません)。一度本屋で見て下さい。

99-3-22

先日、アメリカ人と食事をする機会があったのですが、中華料理の店に銀河高原ビールの樽生がありました。最初だけ某大手ビール会社のビールを飲みましたが、そのアメリカ人は酵母の入った銀河高原ビールを気に入ったらしくずっとそれを飲んでいました。アメリカ人といっても味の薄いバドワイザーばかり飲んでいる訳ではありません。アメリカの地(?)ビールってとてもおいしいのです。

99-3-14

私の近所にはコンビニがたくさんあります。最近ほとんどのコンビニで酒類を取り扱っており、深夜でも買えてとても便利なのですが、コンビニの陳列棚の競争が激しいのか定番のビールばっかり置いています。もっといろいろ置いてくれないかなあ。

99-3-6

キリンとアサヒが応募者全員にビール、発泡酒のギフト券を贈る還元キャンペーンを実施しています。このキャンペーンでアサヒは60ー70億円、キリンは100億円の総費用をかけるそうです。もちろん企業間の競争は必要だと思いますが、ここまでエスカレートするとどうでしょうか。24〜30本以上の特定ビール会社のビールや発泡酒を飲むと2本分のギフト券がもらえるとか。ただキャンペーン期間は2ケ月ちょっとですし、私はそれほどビール会社にこだわりがないこともあり、多分応募できないと思います。ビールをケースで買われる方はチャンスですね。

99-2-21

アサヒが発泡酒込みでもキリンを抜くかということが巷でささやかれていますが、キリンの品揃えをみるとしばらくはキリンの優位は続くような気がします。ところで、最近、各社ともリニューアルが活発です。モルツ、スーパーホップス、北海道、ビール職人・・・美味しく飲めればそれで良いのですが。

99-2-14

 アサヒの新社長の福地氏は今後もスーパードライの成長は続くとみて、経営資源をドライに集中する「フォーカス戦略」の継続を強調している。「顧客のニーズにかなっている」というのがその理由だとか。私は消費者をバカにした戦略だと思います。アサヒは他にちゃんとしたビールをつくれないのが本当の理由ではないですか?

99-2-7

アサヒ、キリンのライト系ビールの発売は、寒波と重なったのでブルブル震えながら飲みました。そのせいもあってあまり印象に残りませんでした。サントリーのモルツはラベルのデザインを新しくし、CMで麦芽のみを使用していることをさりげなく強調しています。明らかにアサヒを意識した表現ですが、なかなか上手いなと感じます。

99-1-30

 欧州出張の激務(?)のせいか、帰国早々風邪でダウン中です。フランスといえばはもちろんワインでしょうが、それでもビールを求めてスーパーにも行ってきました。なんとサッポロビールが高々と積み上げられていたのには驚きです。欧州バージョンのビールでした。

99-1-10

アサヒビール社長が45年ぶり首位奪回を花道に瀬戸氏から福地氏にバトンタッチされることとなった。今、たまたま「レディ・ジョーカー」(高村薫 作)を読んでいます。ビールを人質にされてビール会社が恐喝される話なのですが、1サラリーマンとしての社長の人間的な苦悩を感じて読んでいます。アサヒ新社長の場合、会長に強烈な前社長が居座るとなかなか大変でしょうが、頑張っていただきたいと思います。私は、しばらく欧州のビール取材に行きます。1/30ごろにはレポートできると思いますのでお楽しみに・・・1/17

99-1-10

今、各社の事業計画を分析中です。キリンは現実的な数字ですが発泡酒には意欲的、アサヒは強気一本ヤリ、サントリーは的確な戦略といったところです。残念ながらサッポロは未発表のため詳細は不明ですが、今の動きをみるかぎり中途半端です。各社の読みが対照的なのは発泡酒の動向です。昨年の発泡酒の伸びは不況の影響が大きいとみる解釈が一般的になってきており、今年の景気の動向がそのまま発泡酒の売り上げを左右するとの見通しです。 キリンとアサヒは拮抗するでしょうし、もしサントリーのシェアが念願の10%を超えることがあったならサッポロとの差はかなり縮まることになるでしょう。

99-1-4

 新年早々、伊丹市にある白雪ビールのレストランに行きました。初日だったので樽酒(もちろん白雪のお酒)もいただきました。次回にレポートしますが、ムール貝とビールで満足の一日でした。それでは今年もよろしくお願いします。ビール会社の皆様も今年は踏ん張りの年になるでしょう。今年を乗り切ったところが勝ちでしょうね。もちろん地ビールメーカーも既に250の乱立状態ですから、しっかりしたビジョンをもたないと単なる地ビールではお客は呼べません。とにかく、おいしいビールを頼みます。

98-12-27

ビール各社の99年事業計画も出ました。不況!不況!の1998年でしたが、やっぱり新しい年1999年に期待しましょう。正月は、「おとそ」もいいけど暖房の効いた部屋で濃いビールでも飲もうかな!  99年もヨロシク

98-12-13

 1月にアサヒは「ビアウォーター」、キリンが「ラガースペシャル」とライト系ビールを出します。今秋が黒ビールで「一番搾り黒生」(キリン)と「黒生スタイニー」(アサヒ)の販売競争があったばかりで、濃いビールから一転軽いビールの争いです。私は個人的にはライト系は受け入れられません。これまでのライト系(キリンLAなど)は全て失敗しましたが、今回はしっかりした味だそうです。飲みたい人はどうぞ。

98-12-6

しばらくビールも飲めないくらい(少し大げさ?)忙しい毎日でした。いつのまにか12月です。ビール各社は歳暮戦線が最後の山と頑張っていることでしょう。来週ご報告しますが、既に来年の方針が発表されています。キリンは低カロリービール、アサヒは低価格ビールに力をいれるという話です。サントリーはスーパーホップスのアルコール度を上げて対抗するということです。私たち消費者はおいしいビールを味わえればそれでいいのですが

98-11-22

秋がどこかに行ってしまいました。残念ながら秋を一瞬しか満喫できませんでした。これからはコタツでビールですかねえ。鍋をしたいところですが、何と行っても白菜が高い。ボーナスが一部現物支給の会社もあるそうですが、それでも白菜を支給するところはないでしょう。来年はよい年になることを祈って12月はビールを飲みましょう。

98-11-15

コンビニに行って驚きました。いつの間にかPETボトルが増えて、缶類が減っていますね。缶はビールのみが頑張っているといったところです。その限られたスペースの奪い合いが行われています。最も見やすく、取りやすい位置を何列確保できるかが勝敗の分かれ目です。新製品の場合、買ってくれたお客さんがまた飲んでくれるかどうかです。サッポロの発泡酒ブロイはまずまずのスタートを切りました。ただ勝負はこれからです

98-11-8

ビール売場に若い夫婦がやってきて、奥さんが「これ、これ、これ」とキリンから新発売された「一番搾り黒生」を見つけて買っていきました。CM効果ばっちりですね。ビールにはおしゃべりが似合います。夫婦でお酒を楽しむ時間もいいですね。

98-11-3

最近、スーパーで魚や野菜売場でビールを売っているのを見かけます。もともとはアメリカで始まった手法ですが、日本ではCMの効果もあって徐々に浸透してきています。一種のイメージ戦略で、刺身や鍋の材料を買う家族連れをターゲットにビールもいっしょに買わせちゃおうというものです。結構効果があるようです。温かい鍋の季節ですが、野菜が高すぎませんか!

98-10-24

最近、少し涼しくなってきたので少しビールを飲み機会が減っています。この季節ビール会社はダーク系ビールにも力を入れてきています。暖かい部屋でこの美味しいビールを味わいたいものです。そろそろ暖房類の準備をしましょうか。

98-10-17

発泡酒は、「まずい」という印象から「ビールらしい」に変わってきたのでしょうか。こうなってくると発泡酒はビールに比べてただ値段(本当は「税金」なんですが)が安いだけになってきたと言えるのかもしれません。それともどこかの国の人のように微妙は味がなくなってきたのかもしれません。最近の麒麟淡麗の伸びや、サッポロの新製品ブロイの味をみてみるとなんかちょっと不安な感じがしてきます。

98-10-11

ビール戦争秋の陣です。サッポロの巻き返しなるか。キリンのマルチブランド戦略が奏功するか。迎えうつアサヒはスーパードライを伸ばせるかといったところでしょうか。 ただ、アメリカ人に言わせると日本のビールはみんな同じだそうで、それを聞いたときはちょっと拍子抜けでした。まっ、日本人の味覚が繊細ということにしておきましょう。ちなみにそのアメリカ人は地ビールはおいしいものがあったと言っていました。

98-9-26

この夏のビール商戦は2強2弱となり、各社の明暗がはっきり分かれた結果となりました。数字だけからいうとアサヒの圧勝と言えるでしょうが、キリンもビールでなんとか踏みとどまり、端麗<生>を伸ばすことでトータルとしては善戦といえるでしょう。サッポロは予想通りの低迷ですが、秋からの巻き返しに期待しましょう(私は「冬物語」が楽しみです)。サントリーは「得意の景品付きキャンペーン効果」が薄れてきたらしく全体的には押され気味でしたが、個人的には「こだわり限定シリーズ」に期待しています

98-9-13

この秋はふたたび濃色ビールが賑わいそうです。今年になって黒ビールが若干低迷ぎみだったのですがキリンもアサヒも大々的に広告戦略を打ち出すようです。サントリーも濃色系の限定ビールを出していますし、サッポロも一丁どうですか!

98-9-6

サッポロビールが従業員3800人の内1000人も削減するリストラ計画を発表しました。世の中長い不況が続いている中ですが4年後には強いサッポロビールに変身していることを期待しましょう。それにしてもコンビニのビールの棚は新製品が一杯でうれしくなります。秋なんですね。

98-8-30

夏ははっきりいってビールはどれでもいいのですが、秋〜冬は味わえるビールが飲みたいですね。各社も新製品ラッシュです。キリンの秋味、サントリーの深煎り麦酒、サッポロの五穀まるごと生などなど。楽しみですね。あれ!アサヒさんは新製品なしですか?

98-8-23

先日行った仙台はやっと夏がやってきたという感じでしたが、しっかり残暑厳しい四国では6月に愛媛県にできたアサヒの新工場が随分話題になっていました。やはりビールは地元で飲めるのが一番のようです。さっそく「四国蔵出し」を飲んできました。

98-8-9

北陸から東日本は梅雨が続いているのでしょうか、西日本は暑いのに・・・。7月後半以降も続いている長雨の影響はビールにも響いてくるでしょうね。でも、西日本に強いアサヒにとってはシェアアップに有利なのかなあ・・・まっ、結果を待ちましょう。先日ツクツクボーシの鳴き声を聞けました。秋なんですね。そしていよいよビールも味わえる秋物が発売予定です。・・・98/8/8

気になること アサヒのスタイニーは缶に比べ炭酸が弱いような気がします。 まあ、缶より瓶で飲む方がおいしいとは思うのですが・・・とにかくお盆帰省ラッシュに突入します!・・・98/8/9

98-7-26

なかなか梅雨が開けません。東京も涼しい日が続いています。カーッと夏全開とは行きませんが、セミは例年より早く鳴き始めているらしく、ビアホールも盛況だそうです。新聞記事もビール関係が多くなっていてそれなりに活気があります(整理するのが大変ですが)

98-7-20

すっすみません。ちょっと体調不良でこの1週間全くビールが飲めませんでした。この間に自民党は参議院選挙で大敗し、スタイニーは全国発売され、京都では祇園祭のクライマックス山鉾巡行がありました。なんとか復帰しましたので今後とも宜しく。

98-7-12

京都の夏はとても暑い。その京都には暑い夏が似合います。今週17日は京都の祇園祭のクライマックスである山鉾巡行が行われます。個人的には宵山が好きです。とにかくその京都でビールを一杯! そしてもちろん甘党にとっても京都は魅力的。来週は京都特集第2弾をお送りします。

98-7-5

暑い毎日が続きます。この分だと夏のビールの売り上げ増が期待できるでしょうか。とにかく夏は暑い方が景気も上向くというものでしょう。先日の暑かった日にたまたま地ビールレストランにいきました。もう満員の盛況でした。もちろんビールもおいしかったですよ。

98-6-28

中山美穂の一番搾りはいいですよね。この影響かスーパーの魚売場横にビールを置くようになったらしいし・・・。それから鶴田真由の淡麗<生>の飲み方も気持ちいいですよね。そうそうドラフティの藤井フミヤの飲み方は随分変ですね。口を開けたまま20〜30cmも離しては飲めません。所ジョージの黒ラベルの飲み方はとても上手なのですがちょっとリアル過ぎるかな。てなもんでやっぱりビールはイメージ戦略が効果的なのかもしれません。ビールを美味しく飲める女優さんって出てこないかな。

98-6-21

キリンは、発泡酒の調子がいいので少し元気になってきています。むしろホッとしているみたいです。三菱グループの弱体化云々と言われていますが、とにかくこれからの体質改善が大事です。それに比べ何をやってもうまく行かず元気がないのがサッポロです。9月に発泡酒の新製品で巻き返しを狙っているようですが、あれだけの製品群を持っていながら未だに何をしたいのかよくわかりません。

98-6-14

アサヒビールを飲んでみました。ちょっと変なことに気がつきました。大阪のHBさんは「原材料に麦芽以外を使っているビールはいやで、折角のビールなんだからビールは麦芽とホップで作るべき」だそうです。そういえば、キリンもサッポロもサントリーもみんな麦芽とホップだけのビールを出していますが、アサヒだけ出していないのではないでしょうか。アサヒはプレミアムビールにも黒生にもみんな米、コーン、スターチを使用しています。どうしてでしょう?味の問題でしょうか。それとも技術的な問題でしょうか。まさか原料調達の問題ではないでしょうが。

98-5-31

私はアメリカの国自体には好感は持ってないのですが、日本にはない自由さ、懐の深さにはやっぱりあこがれます。ビールもバドワイザーだけかというとそうではなくて、いろんなビールがあります。ちょっとした飲み屋にいってもたくさん種類があって、いろいろ味わえました。でも、さすがにバドワイザー系のライトなビールの消費量は多いようですが、これはアメリカ人の食生活にもよるのでしょうか。ちょっと遅くなりましたがアメリカ特集です。

98-5-24

5/17の一言の続きになりますが、サッポロビールが伸び悩んでいるのはなぜなんでしょうか。三井系という体質だけで片づけていいのでしょうか。北海道では50%以上のシェアがありますから、北海道の大手地ビール会社ということでいいのでしょうか。3月の終わりにサッポロビールの社長が販促キャンペーンに自ら登場したそうですが30分のパフォーマンスはどういう意味があったのでしょうか。サッポロビールの奮起を昨年から期待していたのですが、全て空回り状態です。シェアが下がることは大した問題ではないと思います。サッポロビールの方向性が見えてこないと敢えて言わせて貰います。これまでビールをいろいろ飲んできて感じるのですが、少なくともビールの職人さんはサッポロが優れていると思います。だから期待しています。 おいしいビールを供給していただければいいんです。

98-5-17

毎月中旬ごろに各社のビールの出荷動向をまとめていますが、今月から発泡酒込みの数字をお届けします。過去1年に遡ったデータになりますので何かに役立つと思います。サントリーはスーパーホップスが主力と言っても良いためシェアはぐんとアップします。キリンは2月に出した淡麗<生>が好調ですが会社全体の量は増えてないことがわかります。発泡酒を出さないアサヒは確かに健闘しています。ただ発泡酒を出しているはずのサッポロはあまり変わりません。主要5社の中で重傷なのはサッポロビールだと思います。なぜ、サッポロは伸びないのか。昨年黒ラベルの味を変え、CMに所ジョージや藤井フミヤを起用、今年はドラフティの味を変えたのに、どうしてなんでしょう。サッポロビール社内の多くで今のサッポロビールの位置に満足あるいは諦めている人が多いのではないでしょうか。キリンのシェアが落ちてきたのは三菱系の奢り体質がきっかけですが、今のサッポロの低迷は三井系ののんびりした体質が原因の一つといってもいいでしょう。

98-5-10

アサヒビールだけどうして発泡酒を出さないのでしょうか。アサヒのトップは「本物の味のスーパードライ1本でやる」と強気ですが、これは建て前。二つ目が育たないというのが実際のところでしょう。もしここで発泡酒をだせばきっとキレのある発泡酒ができるでしょうが、それではスーパードライとの違いがなくなって消費者は安い発泡酒に流れてしまい、結局アサヒは自分のシェアを自分で食ってしまうことになります。では新たな市場開拓ができるビールが出るかというとちょっとむずかしい状況です。けれど、これをやらないとアサヒの今後の飛躍はないと思います。

98-5-1

20代のビール好きのKさんのお話。やっぱり安いからと発泡酒を飲んでいるとのことですが、うまい順番に麒麟端麗<生>、ドラフティ(新しい味の方)、スーパーホップスということでした。発泡酒では3月にキリンはトップに躍り出ており、彼の印象通りの結果です。果たして麒麟端麗<生>がキリンの新しい境地を開くことになるでしょうか。「キリンビールは生き残れるか」なんて随分たいそうなテーマで論じていますが、実は、アサヒ、サッポロも含めた寡占市場の虚しい争いを消費者は嘆いていると感じてほしいと思います。

98-4-30

「われ〜は湖の〜子」の琵琶湖です。5月2日から漕艇シーズンの開幕を告げる朝日レガッタが開催されます。写真は「エイト」と呼ばれるボート競技の花形です。今年はどんなドラマが待っているのでしょう。

98-4-26

室町時代の東山文化を代表する銀閣寺。広くて落ちついた庭園がいいですね。参道をずーと降りていって京都銀行が見えてくるあたりに、おいしく食事ができる店があります。「ふろうえん」はとても小さな店ですが洋食がおいしい。「大銀」は和食中心で学生さんの常連が多い店です。さらに白川通りに出ると手作りのアイスクリームの店があります。

98-4-26

 3月の大予言がみごとに的中し、アサヒは首位に踊り出ました。しかし、これはキリンも覚悟していた結果でやはり私の予感通り、発泡酒「麒麟淡麗<生>」の影響は大きいものがありました。いろいろ勉強しているとアサヒの奇妙なシェアの推移もキリンのシェア低下も「押し込み」という商慣行に結びつきます。これによれば、4月は再びキリンが首位に返り咲くことになります。もし、これがキリンの思惑通りいかなかった場合は、キリンの今回の発泡酒によるマーケティング戦略は失敗と言えるでしょう。あまり固い話をしても何ですので今回はパーっと京都の地ビール特集です

98-3-29

 麒麟淡麗<生>を飲みながら久しぶりの更新をしています。あまり発泡酒は飲まないのですが、結構いける味かなと感じます。でも、キリンビールは新製品を出しても新たな市場を開拓できず、自らの市場を食いつぶす傾向があります。キリンの発泡酒への展開が自らのビールのシェアを食うことになるかもしれません。

98-3-14

アサヒビールの奇妙な現象に気がつきました。昨年の秋ごろから、1ケ月おきにシェアが変動しています。まるでノコギリの歯の形です。これはアサヒが意図的にやっているのか、結果的に出荷が不安定なのかはわかりません。ただ、一つ言えることは、このまま行くと3月か5月にキリンとアサヒのシェアが入れ替わる可能性が大きいのです。なんか予言者になった気分です。もし興味あるかたは以下をクリックしてみてください。ご意見あれば是非ください各社シェア推移グラフ

98-3-8

最近、ビール会社の懸賞合戦が盛んです。「ラガーの復刻版」はさすが伝統のキリンならではだと思いますが、肝心の今のラガーの味はどうでしょう! 1月にややしっかりした味に変更しましたがみなさんわかります?私は数年前に出たキリンラガーウィンタークラブが好きだったのですが

98-3-1

お正月の話になりますが、「ビール無料サービス」の広告にひかれてサッポロビール園に行ったところ、あまり冷えていないただの「黒ラベル」が出されて、少しがっくりでした。工場限定ビールを期待していたのに・・・やっぱりサッポロビールに「期待」は無理なのでしょうか

98-2-22

現在97年の各社のまとめと今年の展望をまとめています。今年になってビール会社の動きが活発です。ただ、シェアを伸ばすことだけに躍起になっているところが見受けられ非常に残念です。アサヒビールさんは「鮮度第一」をうたっていますが昨年12月から今年の1月生産品はいったい何カ月間消費者に出回るでしょうか。一度調べてみましょうか。

98-2-1

年明けに突然2週間アメリカ出張となりました。出発の前日に上司から「行け!」。いやサラリーマンは大変です。とても忙しい2週間でしたが唯一の楽しみはアメリカの地ビールを飲めたことでした。もう満足!。またレポートします。

98-1-8

新年おめでとうございます。今年は新年早々、ビール会社の動きが活発です。 キリンは、今月から「ラガー」の味を変え、「一番搾り」のデザインを一新、2月にはついに発泡酒「麒麟端麗 生」を発売します。サッポロは1/23に発泡酒の新製品2品種「ドラフティスペシャル」「ドラフティブラックスペシャル」を発売。もちろん1/14に「春がきた」も出します。サントリーは「こだわり限定醸造 麦の贅沢」を2月に出します。アサヒだけは今年も「スーパードライ」で強気の戦略を打ち出しています。以上、新製品情報を速報でお知らせします。詳細は後日報告しますのでお楽しみに

97-12-23

今年一年、皆様のあたたかいご支援ありがとうございました。いろいろ暗いニュースも多く、1998年はもっと大変な年になりそうですが、「とりあえずビール」の時くらい楽しくやりましょう。1997年のビールで印象に残っているのは・・・ といったとこでしょうか。1998年は、ビール各社の生産体制の見直し、地ビール業界の淘汰、産業廃棄物問題、異常気象なんかが大きく取りざたされそうです。とにかく、良い年になりますように・・・

ところで、 活字中毒さんからお便り。ビールにこだわるには器にも、ということで、備前焼の湯飲みで キリン・ラガーを飲んでいます。なかなかうまいです。とのこと

97-12-21

24才の女性のお話。「一番搾り」がとても好きでこれ以外は考えられないとのこと。キリンビールの人が聞いたら喜びそうです。ただ、これだけよく飲んでいると、缶によって微妙に味が違うと言います。キリンビールの方どう思われます?私は、アサヒのスーパードライの方が品質のばらつきは大きいように思いますがいかがでしょう。ただ、ビールは「生き物」ですから味がかわって当たり前のようにも感じますが

97-11-23

11〜12月ビール会社はお歳暮商戦が中心で目新しい動きはなくなるため、消費者としては少し寂しいものがあります。最近、いろいろな方々からご質問やご意見をいただきありがたく思っています。ちょっと仕事が忙しくて返事が遅れがちですがしばらくお待ちください。HPを何かに引用される場合は、引用先としてこのHP名(とりあえずビール http://www.mirai.or.jp/~shungen/) を記載いただき、連絡のメールをいただけば結構です。

97-11-2

ビールのキューッと飲み干したときのこの上ない幸せ感があります。「生きてるなあ」と実感できる瞬間です。ワインや日本酒、ウィスキーなど他にもたくさんおいしいお酒はありますが、こんな気持ちにさせてくれるのはやっぱりビールだけですね。

97-10-12

約3週間ぶりの更新です。久しぶりにオリオンビールを・・残念ながら沖縄ではなく東京で飲みましたが、数年前に沖縄で飲んだことが懐かしく思い出されました。いつの間にかコンビニに冬季限定ビールがならび始めました。もう冬の気配。風邪をひかないように気を付けましょう。風邪をひいたときにはビールで治すと言う人がいましたが、風邪でビールの味がわからなくなるからもったいない。

97-9-22

「スーパードライ」はうまい!という人とまずい!と言う人がいて両極端です。ところが不思議に「キリンラガー」をまずいと言う人はあまり聞きません。スーパードライは巨人ファンとアンチ巨人ファンを抱えているようなものなのでしょうか

97-9-14

アサヒは、スーパードライ一本でひたすら突き進んでいます。それに対し、秋になってキリン、サッポロ、サントリーは新製品ラッシュです。消費者はどちらを選択するでしょうか?キリンは3ケ年の中期計画を発表しました。15工場のうち3工場を閉鎖し、1000人以上の従業員を削減することになるそうです。これまでのぬるま湯的体質が改めて見えてきます。

97-8-31

立秋を過ぎツクツクボーシが鳴き始めると秋を感じていました。最近はコンビニのビールコーナーに赤っぽいデザインの缶ビールをみると秋を感じます。キリン「秋味」、サントリー「秋が香るビール」発売です。サッポロもいよいよ9月に新製品を発売します。秋の陣の始まりです。

97-8-17

アサヒのスーパードライは絶好調のようです。7月のシェアもキリンは41.8%まで落ち込み、アサヒは35.9%と迫っています。例年ビールの出荷は7月がピークで、8月は落ち込みます。おもしろいことにキリンはいつもそうした影響をモロに受けますが、アサヒはそれほどでもありません。現にアサヒは8月も強気の生産体制を組んでいます。今年の1月に単月でのシェアが逆転してニュースになったことがありますが、もしかすると8月も再び逆転する可能性があります。