網走ビール(北海道網走市)

99年9月営業開始。網走市の建設会社、水産加工会社などが設立。当面は大麦と小麦をビールの原料に使うが将来は網走産小麦100%のビールを製造・販売する考え。社長は網走信用金庫前理事長の鈴木三喜男氏。資本金5000万円で網走信金も5%出資予定。ブランドは「あばしりビール」とし年間150キロリットル。小麦100%ビールは東京農大で研究中。(日経産業新聞98-8-13)
網走ビール株式会社 北海道網走市南2条西4丁目1番2
電話 0152-45-5100
2006年末に民事再生法を適用申請して破綻。2007年に道内のカラオケボックス大手のタカハシ(網走市)が子会社化。 社長は 高橋康弘氏。 HP:http://www.takahasi.co.jp/beer/index.html

[2009年6月13日日経]
網走ビールは、7月中にも、ビールと発泡酒の生産能力を約2倍に引き上げ、年間200キロリットルに増強。今回の設備投資は瓶詰め工程の設備増強で、1日当たり2000〜2500(1本330ミリリットル)の生産能力を2倍に引き上げ、同4〜5千本にする。工場は拡張せず、生産体制を効率化し中元など贈答用にも対応。品薄にならない体制を整える。
 同社は2008年2月に「流氷ドラフト」を発売。これがヒット商品となり、販売本数は累計で23万本を超えた。道内の食材をベースに発泡酒のシリーズ化を進め、2008年8月に地元のハマナスの実で酸味をつけ、ブドウなどの色素で赤く色づけした「ハマナスドラフト」を発売。2009年4月には、世界自然遺産である知床の新緑の春をイメージした緑色の発泡酒「知床ドラフト」を発売、すでに1万9000本を発売した。さらに、10月には道産のジャガイモをベースにした紫色の発泡酒「ジャガドラフト」の発売を予定している。
08年は年110キロリットルを生産、09年は設備増強や新商品投入で200キロリットル、3億円の売り上げを目指す。

網走ビール アルト
麦芽、ホップ。アルコール約5%。苦みがしっかりあるが、口の中から鼻にくるほのかな甘みを感じる。 それでいてすっきりした味に仕上げている。おすすめ。

流氷DRAFT
2008年2月発売。糖化スターチ、麦芽、ナガイモ、ホップ、スピルリナ色素。アルコール5%。麦芽使用率25%未満。東京農業大学生物産業学部が技術指導。「網走オホーツク海の流氷を仕込み水に使用し爽やかで軽い飲み口に仕上げ」たとか。オホーツク海、流氷の色「オホーツクブルー」をイメージした。09-4月取材・・・色はご覧の通り、オホーツクブルーです。藻類や長芋などで透明感のある青色を出したそうです。味はすっきり過ぎるぐらいですが、北の海を想像して、楽しみましょう。

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