今月の話題 2003年7月

ひとめで解るステロイド長期使用者の皮膚
作成 たらお皮膚科

長期にわたりステロイド外用薬やステロイド内服薬を使用していた皮膚(前腕)


ステロイド外用薬や内服薬を長期にわたり使用していた場合、腕の皮膚をみればひとめですぐに解ります。
必ず、ステロイド紫斑、皮膚の赤み、皮膚の菲薄化、傷が出来やすい、しわ、ろうよう光沢、褐色〜黒色の色素沈着、脱色素、膿疱などの細菌感染などがみられます。注射、吸入、点鼻、点眼、痔の薬などでも長期に使用すれば、これらの症状が現れる可能性があります。ステロイドを使用しない治療を望まれる方は、何らかの薬(市販、病院用ともに)を使用される場合は細心の注意を払いましょう。