患者さまの体験談

作成 たらお皮膚科

患者さまの体験談は大変貴重なものです。拙著の購入を申し込んで頂いた際または治癒されてから患者さまから頂きました体験談を紹介させて頂きます。ご協力に感謝します。

25才 女性 久しぶりに掲示板を拝見しました。私は以前たらお先生に救われた患者の1人なので、時々発言はしなくてもこのサイトを拝見します。先生に助けて頂いたのは今年の2月でした。もう5ヶ月も経つというのに、海外で不安な中あまりも辛い皮膚疾患との闘いだったせいか、まるで昨日のことのように覚えています。
 海外でひどい皮膚病になってしまって、精神的にも参っていた私は、毎日ストレスで自分を見失っていました。たらお先生に出会うまでは、海外で診察を受けた医師にステロイドを止めたいと頼んでも、私の皮膚疾患にはステしか方法がないと言われ、不信感を抱きながらも、素人の私はその治療を受け入れるしかありませんでした。海外だったので不安も大きく、今思えばステのせいで複雑化して、それなのにさらにまたステ、といった終わりのないであろう治療をずっと受けてしまっていました。そんな地獄からだんだんと救われたのは、海の向こうにいて診察を受けるのは不可能な私に、ご親切に無料でメールの相談を受けて下さったたらお先生のおかげです。世の中にもこんな人間的なお医者様がいらっしゃるということにまず感激しました。たらお先生でなければ私を助けてくれなかったと思います。どこにそんなことまでしてくれれる医師がいるでしょうか? まずはステのことなどを十分理解してからでないと、たらお先生の治療や相談を受けさせて頂くのはスムーズにいかないということも、本を読ませて頂いてからよく分かりました。もちろん、皮膚疾患で悩んでいて一刻も早くなんとかしたい!という気持に誰もがなると思いますが、多数派のビジネス主義の医師ではなく、良心的に患者のことを真剣に考えてくださる少数派のお医者様にかかるなら、それなりのルールがあって当然だと思うので、結果的に救われた私は、たらお先生に感謝してもしきれない程です。
 アメリカで皮膚の治療を受けた時も、診察して、即座にステロイドを注射されました。素人なりにも、ステは使いたくない、副作用が怖いと伝えたのに十分な説明もしくてれませんでした。当時ステの知識が乏しい私は、プロである医者に、ステしか助かる方法がないと言われれば、ステの治療を受けるのが自分なりの最善の選択でした(もう二度とそんな愚かな真似はしません)。こんなひどいケースは、たらお先生のように本を事前に読ませて頂けるお医者様がどんなに患者にとってありがたいか痛感します。何度も繰り返してしまいますが、たらお先生本当に感謝しております。
 素人の立場に立って分かりやすくまとまった本まで読ませて頂いて、その上お忙しい中メールで相談にまでのって頂いて、本当に心より感謝しております。
2才 女性 先生、お世話になっております。ゆあん母です。先月6日に診ていただいてからは何事もなく良好、こんなにきれいな肌を見たのは生直後以来です。すべては先生のおかげと心から感謝しております。ステロイドを使用し、罪悪感でいっぱいだった私に先生が「大丈夫、治ります。」と初診でおっしゃったひと言が、どんなに救いになったことか。また悪化と良好を繰り返し、不安になるとこの掲示板のほかのお母様方の言葉を読み、励みにしていました。この場をかりてお礼申し上げます。そして今月、再び国外へ戻ることになりました。日本とは違う環境、何より先生がおりません!子どものために、出来る限りの環境を整えて生活していくつもりです。その前に一度、診察に伺い、いろいろお尋ねしたいと思っております。よろしくお願い致します。
先生のもとで治療を受けることが出来てほんとうに良かったです。多くの方が先生の本に出会い、治されていくことを心より願っております。
19才 女性 昨年の8月にインターネットで多羅尾先生の存在を知り、藁にもすがる思いで多羅尾皮膚科を訪ねまして、はや八ヶ月・・。その間に凄まじいリバウンドに襲われ、掻き毟らないようにと、手袋をはめ、手を縛り、またその手を押さえたり、首に腕にとガーゼを巻いたり、様々な事を試みながら、途中、細菌感染をおこし、入院したり(多羅尾先生の紹介でステロイドを使われない先生の所へ)と色々な事を体験しながら、2月に入ってやっと先が見え始めましたその矢先、風邪をひいてしまい、これをきっかけにまた逆戻りして、親子で途方にくれる毎日でした・・・。おまけに進学を一年延ばして、その間にアトピーをじっくり治して万全の態勢で大学受験に臨む予定でしたのに、急に、浪人したくない!と進学を決めてしまいましたので、入学式までには何とかしたい!と気ばかりが焦って、一進一退を繰り返す日々でした・・・。特にお風呂から上がると、ほっぺボリボリ、ほっぺバチバチ、夜中は身体中をボリボリ、ガリガリ、と大変でした。そこで温泉だと刺激が少ないかもしれない!でも自宅で温泉療法を出来る程、経済的余裕がありません!でしたので、近場の温泉(と言っても片道50分)に暇を見つけては通い始めました。お風呂上りも朝起きた時も粉吹き状態で、入学式までに間に合うだろうかと心配でした。案の定、入学式も粉吹き状態で臨みました。今までもアトピーで(特に脱ステしてから)人前に出るのを極端に嫌ってましたので、入学式を終えたら即、休学かな?とハラハラしておりましたところ、いつか良くなる!と前向きな気持ちを持って学生生活に望んだ事もあり、今日まで休む事無く通学しております。朝6時に起きて夜は10時くらいに寝る!昼間の疲れでぐっすり眠れる!また、何より学校で人と接する事により掻いてる暇がない!早すぎたのではないか?と懸念した進学も娘にとっては吉となったようです。ですので、このチャンスを逃すまいと、時間、お金、とかかりますが、自分の身体でステロイドが作り出せるようになるまで、もう暫く温泉通いを続けたいと思っております。先日、胸の辺りがひどくて一晩ねむれない事があり、可哀想になり、何とかステ以外のお薬を頂けないかと近所の皮膚科に駆け込みましたが、「近頃は胡散臭い宗教に凝ったり、色々な健康食品に手を出す人が多いけど、アトピーを治すのに有効なのはステロイド以外にはない!」と物凄い剣幕で、取り付く島もありませんでした・・・。娘を見てるとあまりに痛々しくて一瞬、ステを使おうかと迷いましたが、娘の「ステロイドならいりません!」の言葉に励まされ病院を後にしました。
不安でどうしようもなくなると、多羅尾先生に相談して、また勇気づけられ、やっぱりステロイドに頼らずによかったと痛感させられます。
本当に多羅尾先生には感謝のしようがありません。有難うございます!
たまたま、インターネットでステロイドの文字を検索して知る事が出来た多羅尾皮膚科、私達親子の救世主です。色々なところでアトピーの人を見かける度に「ステロイドを塗らないで!」と、喉まで出掛かりますが、まだアトピー治療=ステロイドとの認識が強い中、なかなか声を大にして言えません!早く娘が完治して多くの人に伝える事の出来る日が来ることを望んでおります。そして、より多くの人が多羅尾先生と出会える事を望んでいます。今、この掲示板をご覧になっている全ての方に、「脱ステをする事で明るい未来がきっと開けます!多羅尾先生を信じて頑張りましょう!」とお伝えしたい。最後に私は宗教に凝っている人間でも多羅尾先生の回し者でも何でもありません!多羅尾先生の治療法、考え方に賛同して娘のアトピー完治に向けて日々頑張っている、いち母親に過ぎません。みなさん、頑張りましょうね☆
24才 女性 たらお先生の本を読んでから、食事の改善や生活習慣など気を付けてきました。今は5月半ほどたったのですが、今は薬は全く必要なくなりました。生活改善の効果が現れるのは3ヶ月過ぎてから、と先生は書いていらっしゃいましたが、まさにその通りでした。ステロイドのように一晩で目に見えてよくなるわけではないので私がふと気づいたのは4ヶ月頃でしたが、気づいてみると痒みがほとんど気にならないほどになって、首や腕、背中など広範囲にあった炎症の赤みがなくなっていました。
 今までお風呂から出ると肌はカラカラで1秒でも早く薬を塗りたい!という感じだったのが、今ではカサカサもつっぱり感もなくなり皮膚も柔らかくなった気がします。もともと炎症があった部分には一応ワセリンを塗っていますが、それももう普通のクリームなんかでいいのではないかな、という感じです。20歳から急にアトピーがひどくなり全身に出るようになってから3年間、いつも「アトピー」の文字が頭から離れることはなく「私=アトピー」というくらいに大きなものになっていたのが信じられないくらいです。今はあの強烈な痒みもなく、炎症も赤みも皮が剥けることもなく、もう私はアトピーではないのかな?と不思議な感じがします。今までは3月頃から痒みがさらにひどくなっていくというパターンだったのですが、現在も痒みのない状態のままとても落ち着いています。アトピーがひどくなってからの3年間、何人かのお医者さんにかかりましたが、ステロイド軟膏を処方するだけで、「生活習慣や食事を改善しなさい」と注意してくださったのは、たらお先生以外には1人もいませんでした。もし先生に出会わなかったら、今でも私はアトピーがよくならず、でもステロイドは使いたくないと1人で悩んでいたと思います。こんなにも基本的なことに気づくのに3年もかかってしまったなんて・・・とも思いますが、それでもアトピーで苦しんだ年月は無駄ではないと信じています。たらお先生には大変お世話になりました。本当に本当にありがとうございました。最後に、もっとたくさんの人がたらお先生の本に出会えるようお祈りしています。
2才 男児 息子は生後1ヶ月頃、顔全体に赤く細かいブツブツが出て、1ケ月検診の際、石鹸でよく洗うように言われ、白色のクリーム(名前は不明)をもらいました。生後2ヶ月の検診では、もらっていた薬を塗れば治まっていましたが、まだ見てわかる程度に顔全体に赤く細かいブツブツが出ていました。生後3ヶ月の検診では、顔は以前よりひどくなり、だんだんと薬が効かなくなってきていました。左胸にも円い赤い湿疹が出ていて、これがひどくなるようならば、ミルクアレルギーかもしれないと言われ、弱いステロイドとの説明でキンダベート(後から調べてわかりましたが…)に変わりました。しかし薬が変わってから、かえって痒みもキツクなり湿疹もひどくなったように感じました。心配になって3ケ月検診の二週間後、知人の紹介で近くの皮膚科へ行きました。この時には、顔は今までよりひどく、左胸、両脇腹、肩の裏にはほんの少し、両腕の肘辺り、
両足ふくらはぎ外側に少し、赤いブツブツが円のようになって出ていました。先生に「キンダベートが合わないように思う」と言ったら、キンダベートがロコイドに変わり、他にヒルドイドソフトやワセリンも使いました。ロコイドを塗ってしばらくは、湿疹がとてもキレイに治まり喜んだのを覚えています。しかし毎日朝晩2回欠かさず薬を塗り、湿疹は一時治まるものの又現れ、治療を始めて1ヶ月後の生後4ヶ月の検診時には、顔、両肘辺り、両足のふくらはぎ外側がジュクジュクで、衣類が汚れる程汁が出てひどかった為、飲み薬も飲んだほうがよいと言われ、黄色の飲み薬(名前は不明)も2度程使用しました。またミルクアレルギーの検査もしましたが異常なしでした。3ヶ月間この薬で治療を続けましたが、湿疹は薬を塗れば一時治まるものの又現れ、繰り返しで、湿疹の範囲が狭くなる事も治る事も無く、毎日朝晩の薬も止められず、治療に対して不安を感じるようになり、市のアトピー相談もしている先生の病院へ行きました。しかし、ちょうどロコイドが効いていた時だったからか、スキンケアとロコイドをしっかり塗れば治るのではと言われ、『ステロイドの嘘と本当』という冊子をもらいました。一応言われたようにしましたが、やはり経過は今までと同じでした。
 この頃には、周囲からステロイドの副作用の話しを聞き、まだ小さい息子の身体に、将来副作用が出るかもしれない薬を使い続ける事への不安と、3ヶ月間の治療の結果からステロイドに不信感を持ち、出来るだけ身体に悪くない薬で治したいと思い、脱ステロイドを行う為に漢方の医院へ行きました。この時息子は生後7ヶ月で、顔、両肘の辺り、両足ふくらはぎ外側がひどく、左胸、両脇腹、両肩、両手首、両足首にほんの少し赤いブツブツが円のようになって出ていました。漢方の医院では、イソジン消毒と、外用薬は独自の調合の紫雲膏とエルタシン(化膿止め)を使い、薬湯に入っていました。診察というような診察も無いまま半年間続けました。脱ステロイドが良かったのか、1歳1ヶ月の時には、左胸、両脇腹、両肩にほんの少し、両肘の辺り、両手首、両足首に少し、赤いブツブツが円のように出ているものの、両足ふくらはぎ外側だけは完全に治っていました。しかし、顔は相変わらずひどいままでした。保険が効かないため治療費が高額な上、息子が薬湯を嫌がり、精神的負担も大きくなり止めました。
 漢方の治療を止めた1ヵ月後(平成13年4月)、知人の紹介で、ステロイドを使わず治療してもらえるとの事で、ある大学病院の小児科の先生を訪ねました。ここではまず、血液検査と黄色ブドウ球菌の検査をしましたが、特に異常はありませんでした。ただ、油っこい物とチョコレートとスナック菓子を止める事と、米をよく洗うように言われました。マスキン水での消毒、アズノール軟膏とオイラックスを混ぜたもの、ヒルドイドソフトを使ってみましたが、息子には合わなかったので、次にゲンタシン軟膏とサトウザルベを使いました。この治療を4ヶ月続けたら、顔に少し湿疹が残っている以外は殆ど治っていました。残念なことにその先生が8月に退職されたので、最後の診察の時に頂いた薬(マスキン水、ゲンタシン)を顔にその後もしばらく使っていましたが、偶然本屋さんで『アレルギーの薬がわかる本』という本を見つけ読み、ゲンタシンがとびひなどに使われる抗生剤軟膏で、黄色ブドウ球菌をなくすのには、抗生剤軟膏よりもイソジン消毒の方が安全だと知り(後で大変危険な場合もあることがわかったのですが…)、8月中頃からイソジン消毒を始めました。掻きむしって少しひどいと思う時だけ、ゲンタシンを塗っていました。湿疹が以前のようにひどくなる事も無く、特に悪化もしなかったので気がゆるみ、お菓子をよく食べさせてしまいました。そうしている間に(平成13年の11月頃だったと思います)、背中に少しですが、赤いブツブツが円のようになって出だし、不安になりインターネットでステロイドを使わない病院を探していたところ、たらお先生のホームページを見つけ、さっそく本を拝読しました。
 年末年始ということもあって、食生活が乱れ(お菓子類や糖分を多く取ったので)、息子の背中に赤く凹凸のあるブツブツが円のようになって急に増えてきました。とても痒いようで、掻きむしりジュクジュクになってきました。たらお先生の所へ通院するには、遠方であった為難しく困っていたところ、掲示板でたらお先生に相談させて頂き、先生のご好意で大阪の病院を紹介して頂きました。息子が1歳11ヶ月の頃でした。大阪の皮膚科の先生には、心のケアと生活改善の話を聞き、薬はアトピー膏をもらいました。この薬で汁は少し治まるものの痒みが取れず、掻きむしって汁が出て衣類がベタベタに汚れる程になりました。しばらくするとジュクジュクの所の周囲から背中全体、お腹の辺りに細かいブツブツが出てきました。痒みが日に日に強くなり、息子は痒みで夜も何度も起き、昼間も痒がっては、あお向けになり背中を擦っていました。息子はもちろん私も辛くなり、たらお先生に相談させて頂き、痒みに大変効く薬があるとの事で、1週間後診察をお願いする事になりました。
 たらお先生の所で“泥パック”をもらい、塗ってすぐに痒みは消え、二日後には凹凸も赤いブツブツも消え、薄い赤みが残る程度まで改善しました。これにはステロイドを使ってキレイになった時よりも驚きました。その1週間後の診察から2ヶ月が過ぎた現在も、生活改善を続けた成果もあり、薬を一日ほとんど一回塗るだけで、少しづつですが以前より明らかに改善しています。食べ過ぎた時に背中の同じ場所に少しだけ赤いブツブツが出ますが、寝る前に薬を塗ると翌朝にはブツブツは消えています。息子にはとてもこの薬が合うように思い、大変助かっています。痒みが取れたお陰で息子の機嫌もとても良く、家の中も明るくなりました。顔は、においのためか、息子が薬を付けるのを嫌がるので何も付けていませんが、赤み程度で気になる程ではありません。
 最後に、たらお先生に出会え、生活改善が大切な事も、ステロイドのようなキツイ薬でなくても皮膚炎を改善出来る事も知り、先生の診察では、皮膚をよく診てもらえる事や、皮膚の状態や薬に対しての詳しい説明など、その後の経過や質問にもとても丁寧に対応して下さるので、お医者様に対して初めて安心感と信頼感を持てたように思います。たらお先生、本当に有難うございます。
30才 男性 僕の場合は、高校生頃に手首のみに極少ない範囲で湿疹が出来ました。さほどたいしたこともなかったので、医者に行くほどでもなかったのですが一応行きました。その時の薬は覚えていませんが、当時皮膚科は少なく、その先生の所ではステロイドが出されていたと思います。薬の効果はあまり覚えていません。大学進学の関係で岐阜に引越し、それからも22歳までは、年に4〜5回顔と手が痒くなる程度でした。顔は引っ越して下宿をした頃から少し痒くなり始めたと思います。やはり、さほど気にはなりませんでした。その頃かかった皮膚科では、ワセリンやネオメドロールEEというステロイドを使用していました。一応効いてはいました。この頃までは、一晩よく眠ればかなり症状は改善されていました。大学4年から修士にかけては生活も不規則になり、外食も多く、顔もたまにですがかなり痒くなりました。その頃、他人に勧められた皮膚科へとかえました。ここからは症状も急変し、よく覚えています。その皮膚科では、肘や手首にはフルメタ、顔にはアルメタを処方されました。飲み薬はIPDとセルテクトでした。初めて塗ったときは魔法のようにきれいになりました。特に顔がきれいになりました。それから数日は何も塗らなくても良かったのですが、何らかのきっかけで(この時は雨降りで傘を忘れて顔がぬれた)非常に強い痒みを感じました。しかも今まで感じたことのない様な強い痒みです。これから2ヶ月間は急速に治って悪くなってを繰り返しました。患部も体に広がっていました。特に顔は日焼けの時のように皮がむけ、眉毛も全部なくなってしまいました。顔は本当に痒く、何度も皮がむけて大変でした。急速に治って悪くなってを繰り返すものの、全体としては悪化の方向に進んでいたので、ここでやっと皮膚科をかえました。これまでは、ずっとアルメタ、フルメタでした。皮膚科をかえた頃からステロイドという物について論議されている事を知りました。
 次の皮膚科では顔にはアズノール、体にはヒルドイドに0.3%ぐらいのロコイドが混ざったものを処方されました。飲み薬はセルテクトだったと思います。後、同先生のところで、酸性水や首下へのレーザー、低周波や飲み薬ではショウフウサン(漢方薬)、顔が熱くなると痒いという事でビャッコカニンジントウ(漢方薬)等を試してみましたが、効き目は今ひとつだったと思います。ただ、赤ら顔のものの、以前のように顔の皮がむける事はありませんでした。眉毛も生えて来る程度の痒みにおさまりました。顔にはずっとアズノールでステロイドは一切使用しませんでした。体も痒いものの以前ほどではありませんでした。ここに通院しながらも、休診の日に薬が欲しく別の皮膚科に行きましたがリンデロンVGが処方されたので塗らずに、その皮膚科には二度と行きませんでした。そうして1年ぐらい通院しましたが生活も不規則で、ある程度以上は治りませんでした。
 そして就職、結婚し岐阜市から岐阜県安八郡に引っ越しました。これまでの皮膚科は通院困難なので、皮膚科をかえました。その皮膚科ではとにかく色々試しました。基本的には体にはロコイドを50%でわったワセリンを顔にはスタデルムかフェナゾールあるいはアンダームを使用していました。体は薬の効き目がなかったのでロコイドやエクラーも使用してみました。この時は一度湿疹を消して徐々に弱いステロイドにすればよいと考えていました。ただ、顔にはステロイドは使用しませんでした。飲み薬はジキリオンやジルテック、ザジテン等々色々試しました。この医者には1年ぐらい通院しました。半年を過ぎた頃からちょっと症状が変わりました。よくアトピー患者さんにみられるような関節の患部は治っているのですが、腕の外側や内腿、スネ等に硬く赤い直径5mm程度のブツブツが出来始めました。気がついたらなっていました。ステロイドの効きも悪いし、アトピーではないかもしれないと言う事で金属アレルギーのテストもやってみましたが、結果は違いました。しかし、そのブツブツは非常に痒かったです。色々飲み薬等で検討しているうちに、プロトピック軟膏が発売されました。すぐに試してみました。この皮膚科の先生は、大学病院にいた頃プロトピックの治験の患者さん達を診ており(診察ということかは不明です)、やはり、大人の顔面アトピーによく効いたと言っておられました。特に、塗った後刺激感が強い患者さんほど効いた感じがしたということです。逆に、刺激感の少ない患者さんでは効き目が少ない傾向があるそうです。僕は、顔に効くということとステロイドに比べて、「薬の作用がヘルパーT細胞に限定する」との事で試してみました。塗ったその夜は猛烈に燃えるように熱く感じました。ただ刺激感が強いほど治ると思っていたので、耐えました。確かに結構きれいになりました。効果があったという事で、先生と合意の上で四肢にも試してみることにしました。耐えられない程の刺激感だったので、その次の日からはプロペトで50%に薄めたものを使用してみました。顔程の効果はありませんでした。また、顔も塗っていないとやはり痒くなります。現在のように何も塗らなくても痒くないと言う状況にはなりませんでした。ただ、ステロイドを使用したとき程の悪化はありませんでした。しかし、この薬も怖いと感じたのは、普段は何ともないのですが、入浴時にピリピリとした刺激を感じたことです。それもなんとも表現し難いような痛いような感じです。その様な刺激感はプロトピック中止後しばらくしてなくなりました。刺激感はプロトピック使用期間中のみだったので、やはりこの薬によるものと思われます。結局僕の感想では、多少良くなるものの薬を手放す事は出来ないし、入浴時に刺激感が生じた事が怖かったのでこの薬の使用をやめました。入浴時の刺激感等は僕の場合だけかもしれませんが、この薬で異常を感じたのは確かです。使用していた期間は1〜2ヶ月程度です。
 そんなわけで、また別の皮膚科に行ったのですが、そこでは薬の説明もなく、MOとかDOとかと記号で呼んでいる塗り薬が処方されました。ただ、診察中に先生が看護婦さんにDOと言ったのが聞こえたので、後で看護婦さんに聞いたところ、ダイアコートと何とかの薬の混合薬だといっていました。また、スタデルムやアンダームを塗っていると言ったところ、「そのような水みたいなものでは治りません」といっていました。以上のような事だったのでその医者にも二度と行きませんでした。
 そうこうしているうちに子供が生まれる日が近づいてきたので、子供のためにも自分の病気を真剣に治そうと考えました。今のままでは発作的に非常に痒くなるし、薬も毎日全身に塗っており、これが手放せなかったので、この状況を脱したいと考えました。ただこの時点で少し迷いがありました。これだけ大多数の先生がステロイドを使用しており、それを否定しても良いのか。一方で、このような状態になってしまったのはステロイドを使い始めてからだという思いもありました。そこで、ためしに強いステロイドを使ってみました(確かアンテベートだったと思います)。
もしこれで大幅な改善がない様であればステロイドは諦められると考えました。結果は強いステロイドを使ってもやはり痒く、ブツブツも全く消えませんでした。
 これで、ステロイドはダメだと思い、たらお先生の所へ行った次第です。顔はステロイドをやめて随分経っていたので大丈夫でしたが、体へのリバウンドは非常につらかったです。ただ、あれだけなんともならなかったブツブツが程なくして消えたので(完全にへこみ、平らになったが色素が抜けて白っぽい斑点となった)、リバウンド中も頑張れたことの要因(励み)のひとつになりました。ステロイドを使っていて出始めたブツブツがやめてしばらくして消えたのです。ただリバウンド中だったので痒いのはより痒かったですが、このような今までにないよい変化が糧になりました。後は、手にワセリンをたまに塗る程度で、以前では考えられないほど良くなりました。
 今になって思うことは、僕の場合はステロイドを止めたことが良かったことと、もうひとつは、たらお先生への信頼感です。いろいろな皮膚科を転々とするうちに次第に沸く先生方へのまた、ステロイド剤への不信感。そのような中で、たらお先生の懇切丁寧な指導及び治療方針や時間外での診察等々は僕にとって非常にありがたく、先生の下で治そうという気持ちになりました。
28才 女性 母の記憶によると、私は生まれつき皮膚に異常があり(その頃はまだアトピーかどうかは不明)、物心ついた時からステロイド外用薬を使用していたという事です。幼稚園に通っていた頃から、日常的に腕の関節部などに痒みがあり、今でも覚えているのは、スイミングプールに通っていた私は、プールから上がると顔を中心に乾燥による痒みとつっぱりがひどく、幼心に「これを塗れば楽になれる」とわかっていて、欠かさず自分でステロイドを顔中に塗っていたことです。
 大人になるにつれ、ステロイドを使い続ける事により引き起こされる副作用についての情報が少しずつ耳に入りましたが、ステロイドを止めるとたちまち痒みが出たり、症状が悪化するので「まあいいか」と止められずにいました。しかし昨年の冬(2001年1月・27歳)、それまで2〜3年に渡って使用していたレベルのステロイドがあまり効かないなあと感じ始めていました。それまでも毎年冬が来るたび外出をするのをためらうほどにアトピーが悪化し、2日と空けずステロイドを塗り、顔がむくむほどの症状が落ち着くのはいつも夏に近付いてからでした。しかしここ2年ぐらいは夏が始まっても皮膚の症状はあまり良くならず、赤ら顔、汗による強烈な痒み、乾燥などに悩んでいました。
 そんな時インターネット上でステロイドについて検索をし「脱ステロイド」という言葉を知りました。何年もステロイドを使っていた人が赤ら顔、白内障等の副作用を知り、又は私と同じくステロイドの効果が弱くなった事に疑問を抱き、理解ある皮膚科医の助けを借り、あるいは自己流で「脱ステロイド」を成功させた人がいることを知りました。そこで2001年1月に自己流で私も「脱ステロイド」に踏み切ったのです。20年以上常用してきたステロイドを急に止めたので、想像を絶するリバウンド症状が現れ、途中で何度も挫折しかけました。4月も半ばに入り、自分自身も、そしてずっと毎日の生活を助けてくれていた母も限界を感じていた頃、運良く理解ある皮膚科の先生(多羅尾先生)に出会い、あまりにも症状がひどかったため大阪の病院で入院して治療するように勧められました。入院後のリバウンドについてですが…足からすねにかけての浮腫(むくみ)は、入院して2日後ぐらいからひどくなりました。それはもう、健康サンダルさえ履くのがやっとというくらい(通常の1.5〜2倍の足の太さ)、歩くのも痛いくらいパンパンに腫れました。入院して3日目に39.5度の高熱が出たのですが、同時に、手の周り、足の膝周り、脛、足首の周り、足の甲に無数の白いブツブツが出来ました。先生がつぶしても、別に構わない言ってみえたので、暇があるとよくつぶしていました。でも、つぶしても、つぶしてもなくなりませんでしたが…
 その後、だいたい1日〜2日おきに3度、40度近い高熱を出し、最後の高熱のときから、確か5日間ぐらいだけ抗生物質を飲みました。その間は、白いブツブツが消えていたと思うのですが、抗生物質を飲み終わった2日後ぐらいからまたポツポツと足首の周り、膝の周りに白いブツブツができはじめしたが、自然治癒にまかせました。トータルで10日間ぐらいでしょうか、白いブツブツができていたのは。全身の「乾燥による亀裂の痛み」に対する有効な手段についてですが…何もありませんでした。最初はワセリンを気休めに塗っていたのですが、どんなに厚く塗っても塗らないよりはマシという程度です。リンパ液の流出が終わった後は、本当に寝返りをうつのも、トイレでしゃがむのもつらいくらい全身の乾燥による亀裂が痛かったですが、2日間歯を食いしばって我慢。3日目ぐらいから、痛みは首周り、腕の付け根、腕の肘の内側、手首、足の付け根のまわり、足の膝の裏側だけに限定されていました。気をつけたことは、それら関節部に負担のかからない下着を身に付ける事が一つ。特に、女性のパンツは足の付け根周りが痛いので、食い込まない大きいモノを履きました。ババシャツも生地のやわらかいものにして、パジャマは襟が首に当たらないよう、内側に折り曲げていました。もう一つは、シャワーをぬるま湯で、短めにした事です。石鹸は一度も使っていませんし、湯船にもつかりませんでした。最後に思い出すのもつらいリンパ液についてですが…これには相当悩まされました。全身からリンパ液が流出するひどい状態は、入院して2日目から、最後の高熱が下がるまで約10日間続きました。順序としては、熱が上がる→リンパ液が出だす→痒みが絶頂になる→高熱が出る→痒みは止まるがすごい勢いで顔から足まで全身からリンパ液が流出する→熱が少しずつ下がりだす→リンパ液の流出も減る→皮を掻き毟りめくってしまった個所に皮がはる→地獄の痛み→3日目ぐらいからバリバリと皮がめくれ出す→綺麗な肌ができたのもつかの間またリンパ液が少しずつ出る→熱が出る→・・・繰り返し・・・これをだいたい3日間〜4日間の周期で4度やりました。もう、高熱が出ている夜中などは、下着、パジャマ、タオルケット、シーツを通り越すまでリンパ液がでました。シーツの上にひいていたタオルケットは毎日洗濯が必要でした。ひどいリンパ液の流出は約10日間でしたが、その後もふとももの内側、お尻、足の膝の裏、首などはよくリンパ液が出ていたので、アトピー膏を塗ってはガーゼ、包帯を当てていました。それも、退院する1週間前にはほぼ止まっていたと思います。薬は、2回目の高熱の時からアトピー膏を顔以外の全身に使用しました。体中塗り、その上に全身ガーゼを当て(リンパ液でういてしまわないように)、包帯で巻いていました。でも、リンパ液が止まってからは乾燥を促進させるのでつらかったです。3度目の高熱の時から、先生曰く「細胞膜を強化する」成分の入った点滴を1日1本、3日間打ちました。またその時行った血液検査で低蛋白血症になっている事がわかり、食事にチーズ、ゆで卵、牛乳が加わっていました。
 約1ケ月間の入院生活の後、母の協力や同僚や上司の理解もあって、意外にも早く職場に復帰することができました。退院してからは、時々多羅尾先生のところでビタミン剤やヘルペスの薬などをもらっている程度です。
 結論として、昨年の2001年4月に完全にステロイドを絶ち、間もなく1年になろうとしています。皮膚の乾燥により、ワセリンを塗ってからでないと外に出られなかった毎日・・・ステロイドを常時携帯していないと安心して外出できなかった自分・・・それらから開放される日がくるとは思いもしませんでした。
 今私は、ステロイドを塗る事も飲む事もなく、ワセリンも必要ない生活を送っています。ちょっと人ごみに入ったり、緊張するだけで真っ赤になっていた赤ら顔の症状もなくなりました。あんなに憂鬱だった冬が、それもステロイド&ワセリン無しで過ごせました。手ぶらで何も心配する事なく外に出られるのです。
 最後に何が「脱ステロイド」を成功させ,その後もステロイドなしでいられる秘訣かというと・・・(私の場合)
1.(最初の頃は食事に使用される少量を除いて完全に)糖分の排除
2.天ぷら、揚げ物、焼肉、ハンバーグ等脂っこい食べ物の軽減
3.十分な睡眠
4.脱ステロイドと同時にワセリンの使用も止める
5.痒みを引き起こす様なストレスの原因を突き止める
そして最後に、心から信頼できる医師に出会う事。この点では、私は多羅尾先生に出会えて本当に幸運だったと思います。個人差はあるかもしれません。でも、たったこれだけでもステロイドは必要なくなります。リバウンドは本当につらかったですが、脱ステロイドができて本当によかったと思います。
33才 男性 私は、子供のころからアレルギー性鼻炎はありましたが、特に他のアレルギー体質やアトピー体質ではありませんでした。30歳を過ぎたとある年の夏です。肘や膝の内側に湿疹が出ました。毎年夏になるとよく汗疹が出ていたのですが、この年は特に暑かったのかいつも以上に赤くまた痒みが酷かったのを覚えています。いつもなら放置しておくのですが、痒みが強かったため、市販の塗り薬を使いました。何種類か試したのですが、ある製品がとてもよく効いたもので、それがステロイドを含むことを意識せずに使い続けました。この薬を塗ると直ぐに痒みが消え、また湿疹も一晩で綺麗に消えたものです。 しかしながら最初は腕や肘の内側だけだった湿疹が、腕やももの内側全体へと、次に腹部へ、更に背中へと広がって行きました。また範囲が広がったためか痒みもかなり強くなっていきました。それでもそのステロイドを含んだ薬を塗れば、痒みも湿疹も一時的に消えました。1ケ月くらい過ぎたあたりでしょうか、まぶたを中心に目元にも赤みと痒みが出、薬を顔に塗ることに抵抗があり、近くの大きな総合病院の皮膚科へ行きました。診断結果は「アトピー性皮膚炎」。私自身、アトピーは子供の病気だと思っていたものですから少々ショックでした。この時、塗り薬が処方されましたが、ステロイドでした。なお、ステロイドとは聞かされましたが、どの様なステロイドかの説明書はありませんでした。アルファベット二文字の記号が記載されていたまでです。
 病院でもらった薬は、これまで使いつづけた市販の薬と同じく、塗ると直ぐに痒みが治まり、また湿疹も綺麗に消してくれました。薬は一日でも塗るのを止めると、強い痒みが出るためにとても手放せず、毎日多量に塗りつづけ、無くなると病院へ行くといったことを繰り返していました。湿疹の範囲は更に広がりつづけ、頭皮、顔、首、腕、腹部、背中、下肢へと…手のひらや足の裏を除く、ほぼ全身へと至りました。ステロイドについては、若干の知識があったこともあり、薬を塗りつづけることが怖いことを医師へ伝えたのですが、「これは薄めてあるから大丈夫だ」と言われ、結局は塗りつづけました。
 途中、顔については、「ステロイドほど副作用の心配がない薬」との説明で、プロトピックに切り替わりました。プロトピックは最初の数日、とてもヒリヒリしましたが、それ以降はステロイドと同じ程度の効き目がありました。最初の市販のステロイド薬から約3年が経ち、だんだんと薬が効かなくなっていることと、湿疹の出る範囲も広がって、さらに痒みも強くなっていることに恐怖を感じ、医師に相談するでもなく、自己流で脱ステ(&脱プロトピック)に踏み切る決心をしました。辛い日々の始まりです...。脱ステして数日、頬やまぶたから黄色の体液が出だし、一晩でタオルが絞れるほどの量に成りました。顔は脱ステ2週間目をピークに、約1ケ月で赤みは残ったものの体液の滲出は治まりました。
 このころです。偶然、ネットで多羅尾先生を知り、診ていただくようになったのは。脱ステに特効薬がある訳でもなく、顔の次は首から徐々に腹部、背中へと湿疹の酷い部分が降りてきました。それでも多羅尾先生のところへ通院することは、精神的にとても支えになったものです。自分のしていることが正しいんだと、自分の状態は良い方向へ進んでいるんだと安心できたものです。最初は「顔が1ケ月だったから身体も1月くらいで治まるだろう」と根拠もなく思っていたのですが、脱ステをして2ケ月、全身が真っ黒になり、それこそ空気が触れるだけで激痛が走るほどに。全身からダラダラと体液が滲出し、痛みと痒みで寝ることすら間々ならない毎日が続いたものです。また、このころから足に浮腫(むくみ)が出現し、足からすねにかけて日に日に膨張し、履ける靴がなくなってしまいました。覚悟の上で始めた脱ステですが、ここまで辛くまた長くなるとは思っておらず、いったいどこまで転げ落ちるんだろうかと、とても辛い日々が続きました。脱ステ後3ケ月、普段の生活ですらとても辛くなったため、多羅尾先生とも相談し、思い切って入院することにしました。入院先でも、特に変った治療法や薬がある訳でもなく、容態は悪化し続けましたが、脱ステして4ケ月が過ぎたころ、身体の滲出液が減り、足の浮腫(むくみ)も引き始めました。今思えば、このころが下降から上昇へのターニングポイントだったと思います。結局入院は1ケ月半ほどに至りましたが、退院するころには随分と皮膚らしくなっていました。退院後も痒みはかなりあり、ぼろぼろと皮膚は剥がれ落ちる状態が続きましたが、脱ステ後半年でかなり見た目も普通に戻ることができました。薬は毎日ではありませんが、ビタミン剤や抗菌クリームを使用している程度です。
 今現在、脱ステ開始から7ケ月に成りますが、ほぼ健康な皮膚を取り戻すまでに至り、仕事も含め普通の生活をすることが出来ています。いろいろと肉体的にも精神的にも辛く、また家族や職場等、周りの多くの方に迷惑を掛けた脱ステですが、今、ステロイドを使わなくても、こうして普通に生活できる身体に戻れたことを考えれば、やはり、脱ステをしてよかったと思っています。
5才 女児 1歳頃より痒みのある湿疹が首、関節の裏側にできるようになり、大学病院でアトピーと診断、ロコイドを処方される。その後症状は一進一退、ステロイドに対しては漠然とした不安はあるものの担当医の「弱いステロイドならば大丈夫」という言葉を信じ1~2ヶ月に1度程度悪化した時のみ使用(3歳頃まで)。

3歳時に父親の仕事の関係から渡米した後、症状が悪化。現地の医師からは「ステロイドを使う以外には治療法はない」と言われ1ヶ月に1週間の割合に頻度と強度を増して使用。しかし、ステロイドの使用を止めると皮膚はすぐ状態が悪化し、その間隔は短くなる。ステロイドへの不安が増し使用を自己判断で中止、皮膚は脆弱化し赤みが増す。同時期に肺炎にかかった際抗生物質の長期使用を行ったこともあったせいか、その後、カポジ水痘様発疹症にかかる。現地では珍しい病気だったせいか、入院の際、禁忌であるはずのステロイドを全身にわたり強度・大量に使用される。退院後ステロイドの怖さを知り脱ステロイドを本格的に始める。触るだけで皮膚が剥げ出血する状態が2~3週間続く。メールを通じた多羅尾先生のご指導を受けながら治療に努力するも、ステロイド以外の方法による治療を行う医師が現地にはおらず米国での脱ステロイド治療には限界を感じ帰国。

帰国後は、多羅尾先生の生活改善等のご指導を守りながら脱ステロイドを実施。母親の実家近くの皮膚科での「非ステロイド」とされる薬の処方をもらいながら再渡米。その後は肌の状態は改善していき、無事1年後に帰国。

しかし、帰国後「非ステロイド」としてもらい常時使用していた薬が切れた際、患部の赤み、痒みが急に再発。疑問に思い同皮膚科にステロイドは本当に入っていないのかと執拗に問い合わせたところ、回答は急にうやむやになり(特別な工夫をしているといいつつ何かは教えず)、今後は他の病院に行ってくださいと態度が急変・・・後でステロイドが入っていたことが判明しました。もちろんそれ以降はその皮膚科へは行っていません。

その後は、多羅尾先生に紹介された東京のF先生にかかり脱ステロイド治療を「再度」開始。現在は、多羅尾先生、F先生のご指導、治療のお陰で、みるみる肌がよくなってきています。
30才 女性 小さいころから、耳たぶの下が切れたり、腕や足の関節に痒みがあり、ステロイドを毎日使用するようになったのは、短大の寮に入ってからです。実家が金沢なので、ある大学病院の皮膚科に行き、ステロイドを強くしたり、弱くしたりを繰り返し、4年ほど通いました。行くたびに先生が変わり、薬も毎回変わり、しまいには「これ以上強い薬は出せない」とか、「ちゃんとお風呂に入り皮膚を清潔にしてるんですか」とか、まるで治らないのはあなたが悪いみたいに言われて、それから信用できなくなり困っていた時に、温泉治療の本を読み、ステロイドの怖さを初めて知り、脱ステをしようと思いました。それから半年毎日近くの温泉に通い辛いリバウンドも克服してきました。離脱はしたけど、何回かは皮膚の状態が悪くなったりかはありましたが、ステロイドを塗らなくとも自然に治っていました。結婚して妊娠した時に今までにないくらい肌の調子が悪くなり、それをみかねた両親が中国のある有名な大学病院の漢方の塗り薬を購入し、塗ったら調子が良くなり、約1年半ほど塗っていました。やはりよく効いたのでステロイドが入っているのかと疑って知人の中国人に大学まで行って聞いてもらったのですが、「絶対にステロイドは入れていない」という答えだったのと漢方の大学では有名だったので、まさか漢方の中にステロイドを混ぜているなんて思ってもいなかったので知らずしらず塗ってしまいました。その漢方(ステロイド入りだったわけですが)も昨年の12月に止めてから、段々肌の状態が悪くなり4月には酷いリバウンドがきて夜も眠れず1ケ月大変な思いをしました。今も痒みが酷く、紅皮症や亀裂や酒さよう皮膚炎や皮膚萎縮に悩んでいます。日によって夜微熱が出ることもあります。
25才 男性 0才でアトピーを発症。小学6年生まで顔面を含む全身にステロイドを塗布し、どんどんランクを上げて行く。中学1年の時ステロイドが効かなくなり、これを機にステロイドを止めるが激しいリバウンド、毎日が地獄。特に顔、ひじの関節、肩が酷く、真っ赤に腫れあがり浸出液とうろこみたいな皮がとめどなく出てくる。高校の間はいろいろな医者に行くがどこもしっくりこない。漢方中心の先生のところも先生との折り合いもつかずお金だけが飛んで行くので中止。浪人時代は比較的おちついていた。大学2年になり、ある皮膚科で「もう昔と違ってきちんとステロイドを上手く使用しましょう」とのことで、ステロイドを再び使用し始めた。プロトピックも使い劇的によくなる。毎日使うのではなく、基本はワセリンで、抑えきれない部位だけランクの低いステロイドを使う。それでほぼ治まっていた。大学4年になり、テストや卒論で多忙になり、ステロイドを飲んで症状を抑えながらやってきたがだんだん効かなくなってきた。塗るステロイドもストロングまで上がった。塗っている状態は赤く腫れた状態で、痒くてたまらない時はプロトピックもずっと使用した。現在(修士2年)どんどん症状が悪くなりステロイドの使用が再び不安になり、顔が赤く、頭もフケ(というより、皮膚のかたまりがぼろっと取れる)がひどく、背中もステロイドを塗っても改善しない。そこで食餌療法の医師へと変わる。症状は劇悪。一時は体がどこも動かない状態に。約3ケ月経った現在少し体が動くようになった。プロトピックの使用も止めているが、顔はごわつき、赤く汁が出る部位がある。
3才 男児 生後1ケ月頃より、耳の裏がただれそれが広がるように片頬から真っ赤な湿疹ができた。その後両頬に広がりアンダームを塗布していた。生後3ケ月を過ぎたある日突然腕と肩に湿疹が広がり、小児科・皮膚科の看板のある医院でみてもらったら、アトピーでしょうと言われ、ステロイド入りの塗り薬が処方された。おそるおそる塗るが、すぐきれいになり、また赤くなるの繰り返しになる。生後6ケ月の時、イソジン療法の病院の皮膚科へ行き、消毒とステロイドとワセリンが処方された。あまり変化はなかった。1才半頃にはだいぶ落ち着くが良くなったり、悪くなったりの繰り返し。皮膚科を変え、ステロイドの塗りとヒルドイドに変わる。ザジテンも服用した。現在3才3ケ月で保湿を中心に時々ステを使用していた。知人の話(小児はり)を聞いてステロイドを中止したところ、2日後より赤い顔になり首、腕、腹・・・すべての皮膚が脱皮し、かゆみが強くなり、かき傷ができる。臭いのある汁も出、むくみ、目やに、耳のかゆみなど1ケ月続いています。
3才 男児 生後4ケ月より頬がかさつくようになる。8ケ月の時、小児科を受診。スタデルムとワセリンを使用。よくも悪くもならず。1才4ケ月、非常にかゆみが強くなる。首、胸、ひじ、ひざの裏、足首に拡大。ロコイド軟膏、スタデルム、ワセリンを体に使用。
3才7ケ月。顔が赤くかゆみも強くなりロコイドを、目のまわりにネオメドロールEE軟膏を使用。2ケ月後症状は悪化し、目の下、耳の上はジュクジュクになり、ゲンタシンを使用。以前使用していた時は、すぐに効き目が見えたロコイドだったが、なかなか症状が落ち着かず、顔全体に赤みが広がった。医師に「もう少し様子をみよう」と言われその後もロコイドを1日1〜2回使用。頭もひどく痒がるのでリンデロンVを使用。最近ステロイドへの不安で脱ステロイドを決意しました。
2才 女児 娘(2歳5ヶ月)は、半年したくらいから耳切れがまず最初にありました。かかっていた小児科でキンダベートというお薬をもらいました。ステロイドと聞いて、こわかったので先生に話しました。「少量つけて、治ったら辞めてください」とのことでした。ためらっていたけど、かゆがる娘を見てつけることにしました。治ったらやめて、かゆがったらつけてと言う感じでした。
でも冬がやってくるとかゆがり血だらけになっていました。その時もつけてやりました。1歳になってからは、ひじ・ひざ裏をかゆがり皮膚科にいきました。「アトピー」といわれるのかと思ってましたが、そこまでではないと言われました。お薬は、顔(あご)にはワセリン、身体の方は弱いステロイドとワセリンが混ぜてあるものゲンタ?というものでした。私が使用している化粧品を発売しているところがクリニックをしていて、そこは安全なものがあるのだろうと千葉まで出向き行って来ました。
そこでは、軟膏という基材が要は悪く、基材をそこが推奨している「むこ多糖類」ベタベタした液という基材をつかったステロイドが入ったものでした。そこでは「ステロイドはそんなこわいものでない」といわれました。わたしは信用して肘・膝裏につけ包帯をまいていました。それで結構なおり秋冬までは特に何もしませんでした。でも季節が変わってくると、やはりかゆがり、千葉に電車で小さい子を連れて行くのが大変だったので近くの評判のいい(近所の人から聞いた)皮膚科に行きました。そこではアズビーというちょっと青っぽい軟膏、身体にはイトロンとワセリンを混ぜたもの、ひどいところにはイトロン、指先にはサレックスでした。その頃娘は、ごはんを手で食べたりするせいか(と思っていた)指先まで皮がむけてがさがさでした。この病院でも「アトピー」とは診断されず、「小児乾燥皮膚症?」と言われました。
冬の間は薬をつけて治っての繰り返しの期間が短かったと思います。この頃の私はちょっとステロイドだと思っても、もうこれしかないと思いこんでいて、かゆがるのなら塗ってやって、ちょっと麻痺していた感覚でした。でもだんだんと薬の効きが悪くなっているのではと思いました。また病院を変わりました。ステロイドはもうわかっていたから、車で行ける近くて便利
な総合病院に行きました。アトピーじゃないかと聞くと、これがひどくなったらアトピーと言われました。
いったい「アトピー」ってどのような感じがアトピーなのかよくわからなくなりました。そこではキンダーベート、保湿のヒルドイドももらいました。1週間ほどつけてみました。保湿をたっぷりめに全身につけました。このころ多羅尾先生のHPを見つけました。ステロイドがこわいこわいと言いつつも、どう怖いのが自分自身わかってなかったと思いました。
娘は結局アトピーとはっきり診断されてませんが、私はアトピーの初期なのではと思っています。いまもステロイドをつけ続けたら、きっと強い薬になっていくに違いないと思いました。そこでステロイドを付けるのをやめました。保湿もつけてません。それから13日が経ってます。最初は見ているのが辛いほどかゆがり、そのうち湿疹が治りかけていたところが復活したようになり、湿疹がなかったところまでかゆがり、きずが増えていきました。顔はステロイドを付けていたところが赤くなっています。あごの方は、はたけがいくつか出来ています。ひじ・ひざ裏、手の甲、腕はガサガサのゴワゴワです。背中、お尻はたまに掻いたりして傷になっています。病院に行かなくなってからは、全て自己判断です。HPで情報を得るのみです。
6ケ月 男児 生後すぐに右頬と耳の下から湿疹が発生。乳児湿疹と診断。→クリームにて対応。生後1ケ月。顔の湿疹が治らず、小児科で診察。乳児湿疹と診断→アンダーム軟膏をもらう。生後3ケ月。ぶつぶつが増えてきたので別の小児科にて診察。脂漏性湿疹と診断。→イソジン液10% 入浴前に塗り、3分おいてから入浴、アズノ−ル軟膏・キンダベート軟膏の混合
やヒルロイドローション塗布するが、あまり良くならない。同じ小児科で別の薬をもらう。弱い薬の他、お宮参りの撮影対策として3日間使用限定で強い薬をもらう→キンダベート軟膏(3日以降の薬)とリンデロンVG軟膏0.12%(3日間限定)。リンデロンでよくなったのでヒルロイドローションに変えたのち再発。じゅくじゅくとケロイド状になってしまったので再度小児科へ→アクロマイシン軟膏もらうが、一度良くなったがヒルロイドローションに戻したら再発。この頃から足に湿疹ができ始める。
生後4ケ月。アロマのベビーマッサージを習う→ホホバオイルで全身マッサージ後、カモミールウォーターでパッティング、薬はその後も使用している。このマッサージは今も継続中。生後5ケ月。直りが悪すぎるので皮膚科へ→デルモランF軟膏に代え翌日にはすっかりきれいになる。同じ皮膚科で再診察。体の湿疹を見せたら初めてアトピーと診断される。ロコイド軟膏とヒルロイドローションをもらう。ヒルロイドローションをつけると湿疹が増えることを発見。医師が信用できなくなり、皮膚科を変える。別の皮膚科では、サトウザルベ1014gとグリメサゾン軟膏6gの混合を使用。ここのパッチテストで食物アレルギーやハウスダストは無いがアトピー素因は持っていると診断された。薬は今も顔のみにサトウザルベ10とグリメサゾンの混合を使用中です。アロママッサージも継続しています。体の湿疹はひざの裏に少し残ってるくらいです。顔は脱ステロイドを挑戦しましたが、掻いてしまう為、また悪化してきました。そこで今日現在、また使用を開始しています。これからどう脱すてをやったら良いか迷っています。
6ケ月 女児 生後1ケ月のころ、ほほに少しだけブツブツができました。様子をみていましたが2ケ月になっても変わらないため、産婦人科でもらったキンダベートをつけていました。あまり変化が無かったので、皮膚科を受診しました。そこでは「こんなもの(キンダベート)つけても治らない」と言われ、「これはアトピーだ」とろくに体もみずに言われました。そして弱い薬だと言って、まるいケースに入った薬を渡されました。薬品名は教えてもらえず、ケースにも書いてありませんでした。その薬が無くなってきたのですがその皮膚科は嫌だったので、4ケ月検診もあり、小児科を受診しました。そこではアンダーム軟膏が出ました。これを塗ってもあご、耳の皮がむけ、汁が出るようになり日毎にひどくなり、再び小児科に行きました。リンデロンVG軟膏をもらいました。リンデロンを少し塗ると汁は治まりました。そんな時たらお皮膚科のHPをみつけ、こわくなりリンデロンはやめました。両耳、あごが赤く腫れ上がり、汁が出てひどくかゆがるようになりました。おしりにも丸いかゆい赤みが出てきて、ひどくかゆがります。足もカサカサしてきました。
1才 男児 生後4ケ月のころより、両頬に湿疹ができ、小児科に行くとアルメタを出され何度か使用し、その後アンダーム軟膏を使用していました。しかし、薬の使用を止めた途端真っ赤になりみるみるうちにあかぎれからかさぶたになってしまいました。ステロイドで抑えていたからだと思います。母乳だったので食生活の見直し、洗濯の仕方、患部の消毒など試しましたが、MRSA感染症にかかってしまい、仕方なくステロイドを使用しました。3日ステロイド、3日アンダームを繰り返し、1ケ月半で完治しました。しかし、今年の1月ころからお腹のあたりがザラザラになり保湿をしていましたが、ザラザラが背部、腰、首へとひろがってしまいました。保湿では間に合わず首は血が出るまで掻き毟り悪化してしまいました。仕方なく現在ステロイドを使用しています。他の病院ではどこもステロイドを出され、そのままにしておくとしみになるなどいろいろ言われました。ステロイドは即効性はあるようですが根本から治さないと同じ繰り返しのように思います。
5ケ月 男児 生後間もないころから顔、頭、腹、背中などに湿疹ができ、皮膚科に通っています。リドメックスローション(頭)、リンデロンVG軟膏・亜鉛華軟膏(顔)、メサデルム・ヒルドイドソフト(腹、背中)を使用しています。飲み薬はセルテクトです。少しずつ減らすと言われているのですが、1日でも止めると汁が出、さらに今まででていなかった部位にまで赤み、ブツブツなどが広がってきています。特に頬はジュクジュクになり絶えず掻いてしまいます。
26才 女性 小学5年のころから、手、足、背中、顔などに2,3ケ所くらいに、多い時でも数ケ所くらいの赤いブツブツができたりして、2年に1回くらいは皮膚科にかかっていました。いつ行ってもどの病院へ行ってもだいたい「リンデロンVG」という軟膏を処方され、またそれを塗ればひどい時でも1週間くらいで元通りに(治って)なってしまうので、特に何も考えずに使っていました。ただ、「これはステロイド剤です」といわれたことも、「あまり塗りすぎると良くない」などと言われたこともなかったので、病院へ行くまでもないような、ちょっとカサカサして赤くなっている部分なんかには、夜寝る前などに知らずに塗ったりしていました。顔もちょっとかさついている部分があったりしたら毎日ではありませんが、たびたび塗っていました。それでずっと問題はなかったのですが、去年の秋くらいから、背中や腕、膝の裏などにカサカサと赤いブツブツがたくさん出来無性にかゆくなり、毎日強くひっかいていました。かゆみも治まらないので皮膚科を受診しました。その時に処方されたのが「マイザー」という軟膏でしたが、「これはステロイド剤です」と初めて言って渡されました。よく知らないけど、私の中には「ステロイド剤は怖い薬」というイメージがあったので不安になり、インターネットでいろいろ調べてみました。それで、自分が今まで顔などに塗っていた薬がステロイド剤だったと知って非常に驚いたのです。体のかゆみが強くなったころから、やはり乾燥していたのか顔もかさつき気味だったのでいつもより多めの量のリンデロンを塗っていたのですが、怖くなりすぐに止めました。そうすると、それまでかさついていた部分がひどくなって、かさついていrというより、ガサガサの部分だ何ケ所もできてしまいました。それがステロイドのリバウンドかどうかは解りませんが、とにかくインターネットでステロイドをなくべく使用しない方針の病院を探行ってみました。そこでは痒み止めの内服薬と体には「ウレパール・アズノール」という塗り薬と顔には「プロトピック」を処方されました。体のほうは少しずつ赤みが引いてきているようですが、顔は最初の5日間、夜寝る前に1回だけ塗るとつるつるになったので塗るのを止めました。1週間くらいは調子が良かったのですが、また全く同じ場所にガサガサが出てきたので、治っていたわけではないことに気ずきました。それでプロトピックの使用を止めました。なお皮膚科ではアトピーと言われたことは一度もありませんでした。
6ケ月 女児 娘は3ヶ月頃より顔(頬)に湿疹が出始め、地元の皮膚科(産婦人科も標榜しており結構有名)に受診し、「乳児湿疹」「乾燥肌」との事で、3種類の軟膏を処方されました。処方された時は、塗り方のみの説明でした。
1日3回全身に塗るように言われ、忠実に塗っておりました。(今思うと、何て事をしたのだろう!と後悔)2日後にはとてもきれいになり妻とも喜んでおりましたが、回数を減らすとまた湿疹が出始め、更に浸出液やきれいだったところにも広がっていきました。軟膏がなくなり、また病院に行くとさらに軟膏を処方され減らさないで塗ってくださいとの事…。この頃に、わたくしと妻は一体この軟膏は何なんだろうか?と疑問を抱き始め、HPや本を読みあさり、「ステロイド」だと言う事がわかったのです。メサデルムとパルデスでした。皮膚科の先生(全ての先生ではありません)を信用できなくなり、ステの危険性を自分達なりに認識し「脱ステ」する事に決めました。顔、首、ひじ、ひざ裏など悪化していき(リバウンドか?)、またちょうどその時、検診があり、検診の先生に妻が罵倒され、とても不安で不安でたまりませんでした。
「勝手にステを止めて何をかんがえているんだぁ!」「あんたのダンナは医者じゃないだろっ!」「○○病院に行っていれば間違いないからステを塗りなさい」などなど。。。と、そんな時に多羅尾先生のHPを拝見し、皆さん我が子の為にがんばっているんだと妻ともども勇気づけられました。皆さんの経験談や工夫などとても参考になります。
19才 男性 最悪の場合、春休みを利用して一度先生の所に伺わなくては・・と覚悟していましたが、幸い息子の方はなんと完治いたしました。また、志望校に入りテニス部なので日焼けもしていますが、今ではなんともありません。
やはり、先生の本にあるように、掻かない事が一番だと思いました。息子の場合顔が主にひどく、毎晩「さらし」を巻いて手なども固定して寝ていました。(固定していても、なんと肩で掻くのです)ミイラ男状態でした。
あと、一息といった所で掻き壊してしまい、まさに希望があっという間に崩れるといった事の繰り返しでした。
これもまた、先生の本に書いてあったように、ステを使っていた皮膚は何にでもかぶれるといった感じで。(特にワセリンはNG)すぐ汁が出ました、、それがカブレだとはなかなか気づきませんでしたが。乾燥させては(物凄く痒くなるらしい)保湿。を繰り返しました。皮膚の破片がひどかったです。乾燥して痛んだ皮膚をなんとか保湿(市販の物)して、ここ1ヶ月で劇的に良くなりました。もう、さらしも固定もしないで良いのです。ありがとうございました。

4才 男児 先生の本を読みました。もっと早くステロイドのことを知っていればと思うばかりです。息子はステロイドの使用により、今かなりのリバウンドに苦しんでいます。今までの経過です。
生後3〜2才は庭療法による軟膏。ステロイド含有。副作用は少ないと言われていた。2〜3才はエンペシドとフェナゾールとのことだったが、(ステロイドは絶対使用しないということだったが)、実際にはかなり強いステロイドが入っていたらしい。。今はその皮膚科はやっていない。3才8ケ月から別の病院で庭療法による軟膏、ワセリン、アンダーム、キンダベートなど。途中薬に疑問をもち塗ったり、塗らなかったりし、また転勤になり症状が悪化。4才4ケ月。別の病院で、「4年間の治療が間違っていた」と指摘される。顔にはこれ以上ステロイドを塗らないとのことで、ワセリンのみ、体はプロパデルムを塗っています。最終的には保湿だけでしていけるようにとの先生の指示でしていますが、リバウンドがひどくてかわいそうです。
25才 女性 昨年の11月顔にいくつもの紅斑が突然現れました。痒みは全くなく、表面も触れても他の正常な肌の部分と同じで、特にカサツキもなく、腫れもありませんでした。皮膚科へ行ったら「汗がうまく出ないため、部分的に出る環状紅斑というものです」と診断されアルメタを処方されました。治ったと思ったら翌月にはカサカサした紅斑と、額には小さな地図のように広がった痒みを伴う赤い皮膚の部分が出て来ました。前回と同じ皮膚科の医師に「これは乾燥しすぎてバリア機能の低下によるもの」と言われ、ロコイドと丸いケース(名前は書いてない)の薬を重ねてつけるように言われました。「少しでも乾燥している部分にはロコイドを広げて塗って、続けるように」とも言われたので、特に紅斑の出ていなかった目の周りなどにも、保湿の為に・・・と、広げて塗っていました。治まっていたと思ったら、2月に入って、突然、額や目の周りや頬が部分的に真っ赤に腫れ、黄色い汁が噴出し始めました。今度は別の皮膚科へ行ったところ、血液検査をされ、杉花粉にひどく反応するという結果が出た為、「今は杉花粉が多い時期だから」とのことで、セレスタミン錠、マイザーを処方されました。マイザーは少量でも大変効果があると言われ、1日2回程度にとどめておきました。それでもなかなか完治しない為、自分で書店の本で薬のことを調べました。すると、以前、毎晩のように塗り続けていたロコイドがステロイドという副作用のある薬だということを知りました。2週間後に再び症状が悪化した為、また新たに3軒目の皮膚科に行き、医師にステロイドの副作用ではないかと聞いたところ、「半年くらい使用しないと副作用は出ない!!」と言われ、キンダベートとセレスタミン錠を出されました。しかし、私自身がステロイドの使用が恐くなっていた為、ほとんど(黄色い汁が止まらない時以外は)使用しないで我慢しました。3月半ばになると、相変わらず赤みとひどい痒みはありましたが、汁は出なくなってきました。しかし、ステロイドを塗っていた部位は、ガサガサとつっぱった感じの皮膚に変わってしまい、やはり今でも突然赤くなり痒みが出るので、どうしたら良いか悩んでいた時、新聞で知った「酒さ様皮膚炎」と同じ症状であることを知り、ネットで検索したところますます確信しました。
6ケ月 女児 生後すぐに右頬と耳の下から湿疹が発生。乳児湿疹と診断。→クリームにて対応。生後1ケ月。顔の湿疹が治らず、小児科で診察。乳児湿疹と診断→アンダーム軟膏。生後3ケ月。ぶつぶつが増えてきたので別の小児科にて診察。脂漏性湿疹と診断。→イソジン液10% 入浴前に塗り、3分おいてから入浴、アズノ−ル軟膏・キンダベート軟膏の混合やヒルロイドローション塗布するが、あまり良くならない。同じ小児科で別の薬をもらう。弱い薬の他、お宮参りの撮影対策として3日間使用限定で強い薬をもらう→キンダベート軟膏(3日以降の薬)リンデロンVG軟膏0.12%(3日間限定)。リンデロンでよくなったのでヒルロイドローションに変えたのち再発。じゅくじゅくとケロイド状になってしまったので再度小児科へ→アクロマイシン軟膏。一度良くなったがヒルロイドローションに戻したら再発。この頃から足に湿疹ができ始める。
生後5ケ月。直りが悪すぎるので皮膚科へ→デルモランF軟膏を使用し翌日にすっかりきれいになる。同じ皮膚科で再診察。体の湿疹を見せたら初めてアトピーと診断される。→ロコイド軟膏→ヒルロイドローション、ヒルロイドローションをつけると湿疹が増えることを発見。 医師が信用できなくなり、皮膚科を変える。別の皮膚科では、サトウザルベ14gとグリメサゾン軟膏6gの混合平成14年5月14日上記病院にてパッチテスト。食物アレルギーやハウスダストは無いがアトピー素
因は持っていると診断。薬は今も顔のみにサトウザルベ10とグリメサゾンの混合を使用中です。体の湿疹はひざの裏に少し残ってるくらいです。顔の薬使用も一度脱ステロイドを挑戦しましたが、掻いてしまう為、また悪化してきました。今日現在、また使用を開始しています。

2才 女児 娘(2歳5ヶ月)は、半年したくらいから耳切れがまず最初にありました。かかっていた小児科でキンダベートというお薬をもらいました。ステロイドと聞いて、こわかったので先生に話しました。「少量つけて、治ったら辞めてください」とのことでした。ためらっていたけど、かゆがる娘を見てつけることにしました。治ったらやめて、かゆがったらつけてと言う感じでした。
でも冬がやってくるとかゆがり血だらけになっていました。その時もつけてやりました。1歳になってからは、ひじ・ひざ裏をかゆがり皮膚科にいきました。「アトピー」といわれるのかと思ってましたが、そこまでではないと言われました。
お薬は、顔(あご)にはワセリン、身体の方は弱いステロイドとワセリンが混ぜてあるものでした。
私が使用している化粧品を発売しているところがクリニックをしていて、そこは安全なものがあるのだろうと千葉まで出向き行って来ました。そこでは、要は軟膏という基剤が悪く、基剤をそこが推奨している「むこ多糖類」ベタベタした液という基剤をつかったステロイドが入ったものでした。そこでは「ステロイドはそんなこわいものでない」といわれました。わたしは信用して肘・膝裏につけ包帯をまいていました。それで結構なおり秋冬までは特に何もしませんでした。でも季節が変わってくると、やはりかゆがり、千葉に電車で小さい子を連れて行くのが大変だったので近くの評判のいい(近所の人から聞いた)皮膚科に行きました。そこではアズビーというちょっと青っぽい軟膏、身体にはイトロンとワセリンを混ぜたもの、ひどいところにはイトロン、指先にはサレックスでした。その頃娘は、ごはんを手で食べたりするせいか(と思っていた)指先まで皮がむけてがさがさでした。この病院でも「アトピー」とは診断されず、「小児乾燥皮膚症?」と言われました。冬の間は薬をつけて治っての繰り返しの期間が短かったと思います。この頃の私はちょっとステロイドだと思っても、もうこれしかないと思いこんでいて、かゆがるのなら塗ってやって、ちょっと麻痺していた感覚でした。でもだんだんと薬の効きが悪くなっているのではと思いました。また病院を変わりました。ステロイドはもうわかっていたから、車で行ける近くて便利な総合病院に行きました。アトピーじゃないかと聞くと、これがひどくなったらアトピーと言われました。いったい「アトピー」ってどのような感じがアトピーなのかよくわからなくなりました。そこではキンダーベート、保湿のヒルドイドももらいました。1週間ほどつけてみました。保湿をたっぷりめに全身につけました。
このころ多羅尾先生のHPを見つけました。ステロイドがこわいこわいと言いつつも、どう怖いのが自分自身わかってなかったと思いました。娘は結局アトピーとはっきり診断されてませんが、私はアトピーの初期なのではと思っています。いまもステロイドをつけ続けたら、きっと強い薬になっていくに違いないと思いました。そこでステロイドを付けるのをやめました。保湿もつけてません。それから13日が経ってます。最初は見ているのが辛いほどかゆがり、そのうち湿疹が治りかけていたところが復活したようになり、湿疹がなかったところまでかゆがり、きずが増えていきました。顔はステロイドを付けていたところが赤くなっています。あごの方は、はたけがいくつか出来ています。ひじ・ひざ裏、手の甲、腕はガサガサのゴワゴワです。背中、お尻はたまに掻いたりして傷になっています。幸い夜にかゆくて起きるということは滅多にないです。
病院に行かなくなってからは、全て自己判断です。HPで情報を得るのみです。
5才 女児 ・2歳8ヶ月     手首に湿疹が出たため皮膚科を受診したところ、患部にセロテープを貼り顕微鏡で見て「カビです」と言われる。(1999.5)      『カビ』の薬(医院で調合されたもの)を渡され「ステロイドは入っていないので1日何回塗ってもよく、口に入っても  大丈夫」という説明を受ける。数日でよくなるが薬を止めると症状が出てくるの繰り返しで、医者によると「一度治ってまたカビがついたということです」との説明。首、肘、膝の内側まで広がる。
・4歳0ヶ月     首が急に悪化したため転院。「かびではない。ステロイドを長期使用したための副作用」との診断。リドメックス軟膏) を8倍に薄めた物を1週間使用しその後ワセリン。そこの先生に「他の医者を悪く言うことはしたくないが、あそ こは何が入っているかわからないという評判なので薬を分析させて欲しい」と言われ、大学病院に依頼。結果は「不 純物が多くて内容ははっきりしないがステロイドは検出された」とのこと。
・4歳3ヶ月     引越しのため東京のある大学付属病院皮膚科に転院。「かびではない。乾燥性の皮膚炎」との診断。ひどい時は ア ルメタ軟膏、軽い時はワセリンで保湿。しかし、改善しない。
・4歳8ヶ月     10日おきにとびひを数回繰り返す。小児科でゲンタシンを処方されたが効果がないので、リンデロンVGに変更。アトピーステロイド情報センターのHPを見て、ステロイドに頼らない医院が近くにあったので転院。漢方中心の医
 院。ケトテンD.Sとツムラ34番を内服。アズノ―ルとヒルドイドの混和を処方される。その後リドメックス、ヒルドイド混和、ロコイド、パスタロンソフト混和。  「これ位なら3ヶ月で良くなるでしょう」と言われていたが、範囲が広がってきたことと、ステロイドから離れられ ない不安で転院。
・5歳4ヶ月     初めての血液検査。  (卵白 クラス1  濃度 0.47)(ハウスダスト クラス4  濃度 35.7)(ダニ クラス4  濃度 38.2)   Ige150   皮内テストではカビの反応が出る。  卵は生はだめ。火を通した物なら週3日くらいならOK。発酵食品を控える。外食、スナック菓子を止めるように 指導を受ける。ステロイドは使いたくない旨伝えてあったので、アンダーム、サトウザルベ混合、アイピーディドライシロップ、ポララミンを処方。
・5歳9ヶ月     食事制限をするようになって以前より少し良くなったように思うが膝の内側の赤さが取れないと話すと、アルメタ、   ヒルドイド混合、アズノ―ル、アンダーム混合、ロコイド、バラマイシン混合を使い分けるように言われる。再度ス剤を使いたくないと言うと、「細菌の感染を起こしているから使ったほうがいい。ステロイドは体外に排出される物で体に残ったりしないから大丈夫」と言われる。ス剤を止めて2ヶ月ほど経っていたのでまた元に戻りたくないと思  い、インターネットで検索して多羅尾先生のHPと出会う。
現在、首は色素沈着があるが炎症はおさまっています。汗をたくさんかくと痒がります。肘の内側は掻き傷を触ってしまうので傷がなかなか治らず、乾燥しています。膝の内側は赤みが強い日と赤くはないが色素沈着が目立つ日とがあります。何も使用しないと乾燥しています。
3才 男児
・0歳2ヶ月    顔、頬に赤い発疹。小児科では「乳児湿疹」と診断された。皮膚科では「カビ」との診断で医院で調合 さ れた『カビ』の薬を渡される。「ステロイドは入っていない。なめても大丈夫だし、1日何回塗ってもよい」との説明。2日できれいになるが薬を止めると悪化。だんだん首、肘の内側、肩、膝の内側まで広がる。
・1歳7ヶ月    姉の転院に合わせて一緒に東京の皮膚科に転院。「カビではない。乾燥性の皮膚炎」とのことで、ワセリンでスキンケア。
・1歳9ヶ月    引越しのため東京のある大学付属病院皮膚科に転院。ここでも「かびではない。乾燥性の皮膚炎」との診断。 (2000.12) 肌着 を着ている所はきれいなので他にも原因があるかも。ワセリン、ひどい時はキンダベート。改善しない。
・2歳3ヶ月    とびひを繰り返す(秋まで)「お姉ちゃんと同じス剤を使うように指示される。(2001.5)     アトピーステロイド情報センターのHPを見てステロイドに頼らない医院に転院。ツムラ17番、サリチル酸ワセリ  ン、ヒルドイドソフト混和を処方される。    この頃から半年間、毎月月末になると夜中に吐き、尿検査で自家中毒と診断される。
・3歳0ヶ月    姉と一緒に転院し、初めての血液検査。IgA54以外は特になし。姉と同じ物を食べていれば良いとのことで、卵、    発酵食品、外食、スナック菓子を制限。おちんちんの袋をとても痒がり、寝ている間にパンツの上から掻きむしってパンツにたくさん血がついていることもある。手首を痒がり炎症が見られる。キンダベート、サトウザルベ混合、アンダーム軟膏、ザジテンを処方される。春になって肌の状態が良くなってきたように思います。膝の内側に色素沈着があり、時々痒がります。おちんちんも痒がらなくなりました。今は全体的に炎症は見られませんが乾燥しているようです。
3才 女児 生後4ヶ月程から目の周りが赤くなりだしたので、小児科でアンダーム軟膏を処方してもらいました。保湿剤代わりとして顔に塗っていました。一日でも塗らないと顔がまだらに赤くなるので薄くですが毎日塗っていました。その他の箇所は特にひどくならないので、すべてアンダームで対処していました。顔のほかにひじの内側、ひざの裏を痒がり、症状が悪くなりだしたのは2歳半頃の夏でした。近所の皮膚科へ行くとステロイドを出されたので少しだけ塗ってみたのですが、怖かったので止めました。小児科でアンダームとザジデンを処方してもらいましたが、全然よくなりませんでした。そしてステロイドを処方されました。3日間だけ塗ってみました。
このころにたらお皮膚科のHPを知り、本を読んで改めてステロイドの怖さを痛感しました。そして情報を集めて辛うじて通えるノンステの皮膚科へ行きました。が、その皮膚科では外用薬はいっさい塗るなと言われ、抗ヒスタミン剤のみ処方だったので本当にこれでいいのか?と疑問をもっているところです。娘の症状は比較的軽度だと思います。ですが、これからどんどん悪化していくのではないかと言うのが一番心配です。今の症状は汗をかくのであせもも混じっているようで赤くなり、掻きむしるのでひじの内側、ひざ裏が少し赤むけしてます。とびひなど感染症も心配です。目の周りはいつも赤いです。耳切れもしています。