作者の紹介

たらお皮膚科

多羅尾美穂子 (MihokoTarao)

岐阜県大垣市高屋町2−44
TEL 0584−78−6368
〒503−0901

以前は、アトピー性皮膚炎の治療にステロイド外用剤も必要最低限使用していましたが、数年前よりステロイドやプロトピックを全く使用しない方針で診療を行っております。
アトピー性皮膚炎には様々な治療法があり、効果も個人差が大きいのですが、私は保険診療で行っている治療法を簡単に紹介します。ただし、保険で認められている薬は限られていますので、主に生活習慣の改善という観点から、皮膚炎を改善する方法をごく簡単に紹介します。この方法でアトピーを治したい方は、を読まれることをお勧めします。必ず解決法が見つかります。このHPのみでは絶対理解できません。

また、これを機会に、ステロイド外用剤について、できるだけわかりやすく解説します。ステロイドが外用剤のみならず、内服、注射、吸入、点眼、点耳などの方法でも安易に使用されています。

問題はステロイドを使用している時よりも、中止した時に、皮膚およびそれ以外の症状の悪化をみることです。ステロイドは使用期間が長くなれば、皮膚のいろいろの異常(にきび、萎縮、紅斑、黒ずみ、化膿し易い、たむしなどの感染症ができ易い、アトピーの場合は極めて深刻なリバウンド現象など)のみならず、肥満、消化性潰瘍、糖尿病、高血圧、骨粗鬆症、結核やウイルス感染症にかかり易い、精神異常など極めて危険な副作用が出る可能性があります。そうかと言って長年使用してきたステロイドを急に中止すれば、急性副腎不全で死の危険性もあります。絶対に自己判断で止めないで下さい。止める場合は、脱ステに理解のある医師のもとで、計
画を立てて行う必要があります。アトピー性皮膚炎そのものは、自殺でもしない限り必ず治る病気です。

ステロイドはどの診療科でも場合によっては必須の薬剤ではありますが、極めて慎重に使用する必要があります。
私は特にステロイド外用剤の危険性を知って頂くのと、ステロイドやプロトピックを使用しない治療法の紹介のために、著書の発行、HP、スライドショー(当院待合室、HPでは一部)を行っています。なお、たらお皮膚科の外用薬はこちらです。

皮膚および粘膜(口の中、陰部)に異常があったら、最初に、たらお皮膚科を受診してください。ステロイド以外の薬ですべて間に合います。ステロイドを使用してからでは遅いのです。使用する前に受診しましょう。あらゆる皮膚疾患が、ステロイドを使用しないほうが、すっきりきれいに治ります。長年の診療経験から断定できます。

さくらの独り言