アトピー性皮膚炎の初期症状
(ステロイドを使用する前の症状)
作成者 たらお皮膚科

皮膚・粘膜に異常のある時は、他科を受診される前に皮膚科専門医を受診してください

乳児の耳切れ(耳のつけねが切れる) 乳児の胸の紅斑 乳児の頭の痂皮(かさぶた)
小児の舌なめずり皮膚炎 小児のはたけ(顔面単純粃糠疹) 小児の背部や腹部が白い。ザラザラする。
成人にもみられる耳切れ(1) 成人の頭の紅斑と落屑(皮めくれ) 成人の腹部の金属アレルギーによる湿疹
(アトピーの皮疹ではないがよく合併する)
アトピーに合併する魚鱗癬様病変
(この患者さんは皮膚の老化現象もあります)
水いぼ反応
(伝染性軟属腫の近辺の皮膚がザラザラする)
成人にもみられる耳切れ(2)


上の写真はいずれもステロイド外用薬を使用する前の純粋なアトピー性皮膚炎の初期症状です。
ここに写真はありませんが(映らないので)、体のどの部位(本当に全身どこにでもできます!!)でもカサカサが続く、または、同じ部位に時々カサカサが現れる場合は、アトピー性皮膚炎の初期症状のことが多いのです。

こういう症状の方が安易にステロイド外用薬(ステロイドの内服や注射や吸入も含みます)を使用すると、一般にみられるアトピー性皮膚炎難治性アトピー性皮膚炎ステロイド皮膚症になっていくものと考えられます。


ステロイドを使用する前に診察を受けて適切な手当てをしてください。