急性痘瘡状苔癬状粃糠疹

作成 たらお皮膚科

急性痘瘡状苔癬状粃糠疹 急性痘瘡状苔癬状粃糠疹

急性痘瘡状苔癬状粃糠疹(急性滴状類乾癬、痘瘡状類乾癬、Mucha-Habermann disease,PLEVA)は原因不明(ウイルス感染、細菌感染、免疫異常などの学説あり)の疾患で、血管炎の一つです。

青年男子に多く、突然、顔、四肢に赤褐色の紅斑、水疱、血疱などが現れ、短期間で急激に全身に拡大します。特徴的なのは丘疹、水疱の中心部に壊死を伴うことです。また赤褐色の紅斑は薄い鱗屑(皮めくれ)を伴ってきます。

時に軽度の発熱、だるさ、リンパ腺の腫れなどをともなうこともあります。滴状類乾癬として長期に残ることがあります。予後は一般的には悪くありません。