犬と動物のこともっと知ろう(シリーズ・2)                 

愛犬家必読!基本知識

 2008/07/01  
 


 イヌを飼うにあたって守るべき法律があります


 イヌと一緒にいるだけで、やさしい気持ちなれるとよく聞かされます。人間といるよりも、幸せな気分になれるという方もいます。どんなに疲れて帰宅しても、尾を振ってうれしそうに駆け寄ってくるイヌの姿を見ると、それだけで一日の疲れが飛ぶようです。

 このように、幸せな気持ちにしてくれる愛らしいイヌたちですが、飼うにあたって守らねばならない法律がある
ことを知っていますか。
 それは、「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」といいます。次のようなものを守れば、「基準を満たす」ことができます。


                                                        
「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」

@イヌに名札や脚環、マイクロチップなどを着けてください。万一の場合に備えたり、あなが所有していることを明らかにして、責任を明確にするためです。

A食事を毎食忘れずに与えて、水はいつでも自由に飲めるようにしてください。

B犬舎をいつも清潔にして、糞尿などの処理をできるだけ早く片付けてください。

Cイヌの年齢に合わせて、1日に2回以上は散歩をさせてください。

Dかならずリードをつけて散歩してください。イヌを放し飼いにしたために、事故や傷害事件が起きたならば、全て飼い主の責任になります。

E駆虫やワクチン、狂犬病の接種やフィラリアの予防などを忘れずに行ってください。
                                                    


☆ワン君たちが健康で幸福に暮らせるように努めてください
        
‥‥あなた自身のためにも‥‥


 あなたにとってはかわいいイヌでも、家族や周囲にいる人たちが犬好きとは限りません。イヌを嫌っているとか、怖がっている人たちもたくさんいます。

 とくに吠えられるのが怖いとか、咬まれる心配をしています。安眠を妨害していることもあります。排泄物の処理などで、近隣の人たちに迷惑をかける恐れもあります。

 また、飼い犬が原因で、近隣の人たちと大変なトラブルが発生していることはよく知られています。飼い主は愛犬だけではなく、周囲の人たちに責任を果たさねばなりませんから、次のようなことも、心がけねばならないと考えられます。


@イヌへのしつけが過ぎて、きつい体罰を与えたり、傷つけたり苦しめないでください。

Aイヌに与える食事は、健康を維持できるもの、栄養も備わったものにしてください。

Bイヌは口がきけませんから、体調が悪くても訴えることができません。しばしば体を 観察して、健康なのか何か異変がないか調べてください。口の中や歯、耳や目、切り傷がないか、毛のつやなども見てください。糞尿などはとくによく観察してください。

C毎年一回は、健康診断なども行ってください。

D一日のうち1時間以上は、イヌに合わせた遊びやゲームをともにして、イヌが楽しく元気に過ごせるように努めてください。

E室外にいるときは、3メートル以上のリードをつけてください。散歩時には必ずリードをつけて、他の人に危害を加えないよう、怖がらせないようにしてください。他の人に飛び掛らないようにしてください。

F歩道や公園などに排泄物を放置しないようにしてください。

Gイヌが吠えた場合、そのまま十分以上放置しないでください。吠える理由を知り、それに対処できるようにしてください。そのためには、イヌの習性 や気質をより理解できるように努めてください。