2008/07/01
犬を飼う前に考えたいこと知っておくべきこと
さて、イヌを飼うとは、子どもが一人増えることと同じです。動く玩具
を買うような軽い気持ちならば、やめたほうがよいとアドバイスした
いと思います。
まずは次のことを検討して、そのうえでイヌを飼えるのかじっくりと
考えてみませんか。
・経済的なゆとり、時間的なゆとり、精神的なゆとりがありますか?
・イヌを飼うことに家族全員が賛成していますか?
・イヌを飼う場合、費用や飼いたい犬種の生態や習性のようなものを調べていますか?
・イヌの入手先、ブリーダーなどを調べてみましたか?
・住まいの近くに信頼できる獣医師がいますか?
・旅行や病気などで犬の世話ができないときに、世話を頼める人はいますか?
・イヌのための空間や部屋などを十分に確保できますか?
・イヌの問題行動やトラブルなどについて、事前に本やその他で学んでいますか?
・イヌの飼育に関しての法律を読み、飼い主の責任や義務などを知っていますか?
☆それでも犬を飼いたい人へ
‥‥イヌの生態を知り、次にイヌと自分の気質を知ってください‥‥
飼い主になるため最も大切なことがあるとしたら、それは、イヌの
生態をよく知っていること、次に、そのイヌを観察して「個性=気質」
をよく知っていることです。愛情があればよいというものではありま
せん。
飼っているイヌのことを何も知らないのなら、うまく付き合えないだ
けでなく、嫌われることがあるかもしれません。恐れられて咬まれるこ
とだってあります。イヌの気質や、その日の体調などを知らずにいては
重い病気に罹っていても見落とすかもしれません。
また、あなた自身も、自分のことをよく知っている必要があります。
ソコツで忘れ物をしやすい人であれば、イヌに餌を与えるのを忘れて
しまう恐れがあります。物事に熱中しやすい気質ならば、散歩の時間
を忘れてしまうだけでなく、イヌが何か大きな事故に巻き込まれても
気づかないことが起きるやもしれません。
イヌを指導できないというのであれば、イヌがあなたの言いつけを
守らないだけでなく、イヌから舐められてしまうこともあります。舐
められるだけならばよいのですが、何か良くない出来事が巻き起きる
ことも想定してください。
あなた自身が疲れており、いつもイライラとしていれば、あなたの様
子を見ているだけで体調を壊してしまう神経質なイヌもいます。
イヌは、かわいがればいいというものではありません。また、きつく
叱っても、その時は効き目があっても、よい関係を築くことはできませ
ん。
飼い方を工夫したり、どうしたらよい関係を築くことができるのか、
日頃からよく観察していないと、問題が起きたときに困るのは、飼い主
である「あなた」のほうです。
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