仲間たちのつぶやき             

2008/08/15

                      
    タイプ7w6の息子
                                            
霜月

 
のエニアグラムのタイプは、「タイプ2w1」です。かつて私と息子は、
同じタイプ(9)であると思い接していたのですが、いろいろなところで違
和感があり、彼の行動がどうしても理解できませんでした。

 そこで、判定をお願いしたところ、息子のほうは、「タイプ7w6」である
ことがわかりました。そうしてみると、彼の行動がすごく納得できるよう
になったのです。

1  ウソも方便

彼は自分のやりたいことをする為に、よく嘘をつきます。そして、ばれ
ないようにあれこれ画策します。どんなに問いただしても、絶対に言い
逃れができない証拠が出てくるまで、嘘を嘘と認めようとしません。
 
 
 
バスケ部に所属しているのですが、練習をよくサボります。 そして、そ
れが母にバレないように、サボっている日も行った振りをし、行った人
にしかわからない話をし、さも自分はちゃんと練習に参加しているのだ、
というアピールをするのです。しかし、それでもばれて、よく叱られてい
ます。

夏休み前の午前の授業期間のこと、部活のある息子はお弁当を持
って出かけ、そのまま学校で練習しているはずでした。夕方、生活指
導の先生と学区内パトロールをしていると、部活に行っているはずの
息子が白い制服の上に黒いシャツをはおって、友だちと共に自転車に
乗って前を行くではありませんか。唖然としてしまいました。

 家に帰ってから問いただすと、言い逃れはできないと観念したのか、
さすがにその日は反省しているようでした。「今後、嘘はつかない。ちゃ
んと部活に参加する」と口にしました。

しかし、その二日後のことです。またサボったことがわかってしまい
ました。でも、それを認めないのです。部活の子に聞いて確かめるわ
よとこちらが言っても、「聞いてもいい」と言うのです。そこで、友人に
聞いて確かめたところ、その日は参加していませんでした。そこで初
めて、自分が休んだことを認めるのです。

今、部活内には彼の居場所が無いのだと思うのです。それならば、
やめればいいと思うのですが、なぜかそれはできないようです。

にサボるなと追い立てられ、部活には出られない・・・

 バレないように遊び、時間をつぶすしかないと思っていたのかもし
れません。嘘をつくしかなかったのです。知らないうちに、私が彼を追
い詰めていたのでしょう。
タイプ7に対しての怒り方ではないと、後か
ら反省はするのですが・・・
 

 このようなことの繰り返しです。たぶん、私が彼の行動をあれこれ制
約すれば、今後もこのような嘘は続くと思います。彼の考え通りにさせ
ればいいのかもしれませんが、周りから「甘やかせ過ぎだ!」と言わ
れ、自分の中でも彼の言う通りにさせたら、どん底まで落ちていってし
まうのではと思うのです。まだ自分の息子が信じきれないのです。
   

2 逃避 

 勉強と行きたくない日の部活・・・目の前にあるイヤなこと、やりたく無
いことは、トコトン逃げようとします。そして、楽しみは後まわしにできま
せん。
 

受験生なので勉強をしなければなりません。今のまま遊んでいると、
多分、彼にとって辛い高校
(環境の良くない高校、レベルがとても低い
高校
)にしか入れないでしょう。「今勉強すれば、楽しい高校生活が待
っているよ」と、私がいくら言っても勉強しません。

私が「〇〇がしたいなら、先に勉強をしてからにしなさい」と言うと、
彼は「〇〇が気になって勉強できない。たとえ机の前に座っていても
その事を考えて時間だけがすぎていくんだ」と。

 まさにその通りなのです。集中していないのは一目瞭然です。
彼の
言い分通り好きなことをさせたら、どうなるでしょうか。

「ハリーポッター」が好きで、最終巻をとても楽しみにしており、好き
なものなので集中してアッという間に読んでしまいました。私は、楽し
んだのだから、次は勉強に集中してくれるだろうと思いました。しかし、
その考えはとても甘いものだったのです。今までのハリーポッターを
また読み返し始めたのです。

気が済むまで全部読ませればいいじゃないか、という人もいるでし
ょう。タイプ7には多分そうしたほうがいいとは思うのです。でも、その
本が終わればマンガ、
PC、攻略本・・・逃避の材料は底をつきません。

彼が本当にやりたいことが、勉強の先にあれば変わるかもしれま
せん。しかし、今のところ、彼を勉強に引きつけるモノは見つかって
いません。
 
 

3 母への思い 

息子は母親のことをとても気にします。学校から帰って私の姿が
見えないと必ず、「お母さんはどこ?」と尋ねるそうです。
私が外出の
時はよく携帯に電話をかけてきて、どうでもいい事を聞きます。そして
何時に帰るか尋ねます。小学生ならまだしも中学にもなって・・・と思う
のです。
 

母への思いが強いのであるなら、母が喜ぶことを積極的にやるの
では、と考えるのですが、残念ながらそうではありません。もちろん喜
ぶとわかっているものは進んで話したがりますが、喜ばすために何か
をするということは、我が子にはありません。

叱って悪癖を直そうとした時、「もう二度としてくれるな」と泣いて頼
んだことがあります。母思いならきっと母を泣かせることはしないだろ
うと考えたのです。しかし、その時の反応は私の思っていたものとは
違いました。結構さめた反応なのです。
 楽しい明るい母は喜び惹きつけられるのですが、悲しい暗い母に
はひいてしまう傾向があるようです。
   

最後に

問題ばかりの息子ですが、性格タイプがわかったことにより、息子
の行動等の大体の予測が立てられ、今まで理解不能だった行動が
納得出来るようになってきたと思います。

 これは息子を理解する上で、本当に助けられたことでした。また、そ
れにより、自分の中の息子に対する心のモヤモヤが少しずつ晴れて
きているように感じます。
 
 しかし、息子のことがすべてわかったということではありません。「彼
の行動が、彼の資質の中においては自然な振る舞いだ」ということが
わかったにすぎないのです。
 
 
今後、もっとタイプを理解することによって、もっともっと彼にあった
接し方ができるようになればと考えています。