仲間たちのつぶやきシリーズ                   

2012/03/24

      わたしの娘はタイプ3  

                          
by miho               


 
私にはタイプ3と判定された娘がいます。私からは、「はっきりしない子」というイメージでした。

 
ちなみに、私のエニアタイプはタイプ2w1です。どちらかというと私の性格は、サッパリ系かもしれません。そのように友人たちから言われたことがあります。  


 
そんな私からは、娘の様子がうじうじして見えたのかもしれません。でも、エニアグラムを学んでから、少しづつ娘の性格がわかってきました。


お行儀が良い子

 
娘は、私にとっては末子の次女です。上の娘が幼稚園や学校の行事の参加する時は、ご近所の人に下の娘を預ってもらうことがよくありました。

 どこのお宅に預けられても、娘はぐずることはなく、お利口に留守番できたようで、他の人の手を煩わせることがなくて大変助かりました。

 
予防接種のときでも、一度も泣きませんでした。この子、注射を怖いと感じないのかな・・なんて思うくらいでした。でも、最近になって知りました。「人前で泣くなんてみっともない…」と娘がポツリとしゃべったからです。 


遠慮がちなところ

 
娘が友だちと1対1で遊ぶときは、何の問題も起こさずに仲良く遊べたのではないかと思います。でも、その場で盛り上がって大勢の友人たちと遊ぶ約束をする時は、なんというか気持ちが強く揺れ動いている様子が見られます。

 
たとえば、お祭りに行く時など、他の子たちは、「私も行きたい」と率直に言えるみたいです。

 でも、娘は仲間に入れてほしいのに、一番に声をかけてもらえないと、そこに入っていけないようです。家に帰ってから「行きたかった」と寂しそうな顔つきで言います。  


目標が高く、努力家

 
小学6年生の時のことです。夏休みの自由課題として、「絵を描くこと」を自分で決めて取りかかったことがあります。それは娘の得意分野で、自信があったのだと思います。

 
ところが、娘にとっては思うように仕上がらなかったようです。「こんな絵を出したら、恥だ!」と言って、ポイとまるめてゴミ箱に捨ててしまいました。

「せっかく一日かけて描いたのだから出せばいいじゃないの」と私が言っても、聞き入れませんでした。私ならば、これくらいなら提出したような気がします。娘の恥意識は、私よりも強いような気がします。

 
娘は、努力家だと思います。習字を幼稚園から習い始めましたが、中2の今も続けています。

 また、部活との両立でなかなか通えないのですが、習字に行くことを決めていれば、仲良しと遊ぶ約束でもしません。一番になりたい気持ちが強いのか、そうなるために努力を惜しみません。


レギュラーでないとイヤ!

 
次女にとっては部活で活躍できるポジションがとても居心地が良いようです。部活の先生は、厳しい方だと思いますが、ほめ上手な女の先生であることが良かったのかもしれません。


 
ある日のことです。娘は突然、「レギュラーになれないのなら、辞める」と言い出しました。レギュラーには決してなれそうにない子がいますが、その子について、「なんで続けてるんだろう」とも言ったことがあります。

 しかし、こんなことは母親にしか言いません。チームメイトに対してはおくびにも出しません。きついことなど言えるような子ではありません。コツコツと努力し、自分が優秀で目立つ努力をするところには、つくづく感心します。


父親の存在は軽い

 
最近になって知ったのですが、娘の携帯電話に父親のアドレスが入ってないことを知りました。母親や姉のアドレスは入っており、よくやりとりしていますが、父親のことは忘れてしまうみたいです。

 エニアグラム理論では、タイプ3は男の存在が薄いそうですが、まさにその通りなので驚きました。

 
キャプテンは重荷

 現在、高校2年生になりました。部活のキャプテンになったのはいいのですが、試合では結果が出せない時があるみたいです。それで、顧問に叱られることが多くなり、キャプテンの責任を重く感じるようになったようです。

 
娘の様子から何か悩んでいることがわかり、担任の先生に相談に行ったことがあります。その先生が言われたことの中で印象に残ったのは、「娘の欠点は、頼られると弱い」というところだそうです。

 
母親から見ても、まさに、その通りだと感じたところです。辛くなると責任から逃げ出したいような様子を見せました。

 
娘が1年生だった頃は、先輩たちの中でのびのびとプレーできたらしく、「楽しかった」と言います。

でも、その後に先生から「初めから、キャプテンはお前しかいないと思っていた!」と言われたようです。それから、自信を取り戻すことができ、なにか吹っ切れたみたいに元気を回復しました。


うじうじタイプ

 娘は
言葉にする前に考えることが多く、私から見てもウジウジしているように見えるので、わかりにくいタイプだと思います。

 タイプ3の子にとって、母親の存在は大きいようです。実際、私が軽い気持ちで言った言葉でも重く受け止めることがあります。

 このことを忘れず肝に銘じて、これからも娘の心の支えになり、楽しく過ごせるように助言したいと思います。