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僕は、21歳で、大学に通っています。今日の午後、いつものカフェで彼女と待ち合わせました。 そしたら、突然に「別れよう」と彼女から、告げられました。好きな男ができたというのです。 さて、以下に6人の「僕」がいます。彼女からカェで別れを告げられたましたが、僕は彼女とカフェ で何を話したか全く覚えていません。帰宅してからも、あまりのショックで、部屋をうろつき回り、ベ ットの中で悶々としました。その様子から、僕のタイプを当ててください。 1人目の僕 タイプ6 クソっ! クソッ! クソッ! エイッ!(イスをけっとばす) イテッ! こんなイス誰がここに置いた んだ! チクショウ! この俺さまを袖にするなんて、許せん。一体、いつから男とつきあっていた んだ! 見つけ次第、絶対にぶっ殺してやる! チクショウ! (ケータイを手に取る) あ! もしも し! 武蔵かぁ、お前さあ今夜、俺と付き合えるだろ! 家を出られるだろ? いや会ったら話すよ。 そんなら、ゲーセンの、ホラ渋谷の駅の近くのいつものゲーセンだよ。そこで30分後に待ち合わせ よう。じゃあな! あ! かあちゃん、ちょっと出かける! 今夜は武蔵の家に泊まるかもしれんか ら、よろしく! 女なんか信じた自分がバカだったんだ。なんてバカなんだ、僕は! もう、二度と女となんかと、つきあうのはよそう。「女ごころと秋の空」というけど、ほんとうにそうだよな。男の真価なんぞ、女には分かるわけがないのだ! ああ、でも、忘れられない! 会いたい あんな酷いことを言われたのに、まだあの女への思いを絶ちきれないなんて、なんて、俺は女々しい男なんだ。クソ! あれ、今、何時なんだろう、10時かあ、日課のジョギングに行く時間だ。とてもそんな気になれない。イライラする。しかし、決めたことだからやらねば、困ったなあ、フトンにもぐりこみたい気分だ! しかし、決めたことはやらなくっちゃ 自分がだんだんダメな奴に見えてくるからな、とにかく体を動かしていれば、少しは彼女のこと を考えなくて済みそうだ! まさか自分がこんな目に遭うとは……、まだ信じられない! つきあっている男っがいると言ってたけど、誰なんだろう? まさか俺の知っている奴じゃないよなあそれだったら嫌だな……、彼女のほうが、俺とつきあいたいと言ってきたから、それでつきあうようになったはずなのに……、俺はそれほど彼女が好きではなかった。それでも……、振られたらショックになるんだなあ。明日も、怒鳴ってばかりいる苦手の先生の授業を受けなきゃいけないし……うるさい先輩と合宿の件で話し合わねばならないし、タク! 嫌なことばかり続く……、あ〜あ、考えてもどうしょうもないか、もう寝ることにしょう……、 信じられん! 待てよ。あの日の彼女はどこか様子がおかしかった! あの時かもしれん。そうなる と、相手は○○に違いない! いや絶対そうだ! クソ! よし、あいつを呼び出して、決着をつけ てやる。待てよ! そうだ○としゃべっていた時、彼女の視線はいつもと違っていた! ○かもしれ んなあ! (ケータイを手にとる) オイ! サトルか、知りたいことがある。○○と○を呼び出して、 いつものところに12時きっかりに来るように、お前から言っておけ! そうだ! 何も言うな、いいな、 俺がそこに行くまで逃げられないように捕まえておけ、俺は少し遅れて行く、いいな、わかったな! 5人目の僕 タイプ5 彼女にぞっこんだったとは思えないが、自分にしてはショックが大きかったんじゃないだろうか。まあ、 他人の恋愛関係は知らないから比べようがない。しかしまあ、これで若者らしい体験ができたと言え るかもしれん。そういうことには全く縁が無いと思っていたから、俺にしては上出来かもしれない! ウンウン、しかしまあ、あまり浮名を流してもなんだから、これくらいでやり納めなのだろう。はてさて、 気持ちを切り替えて、読書でもしよう……、 彼女に好きな男ができた?! どうしても信じられない! 俺たちは3年もつきあってきたし、気持ち は通じていると思ってた。確かに、サッカーの練習に明け暮れて、彼女の買い物につきあうのを断っ たりした! 淋しがっていたことは知っていたが……、それにしても、相手は誰だろう?! まだ、 彼女を取り返すことはできるかもしれん。逢いたい、今夜中に逢って、もう一度、話し合ってみよう、 それしかない! このままでは、自分がどうかなりそうだ! (ケータイを手にとる) もしもし、済みませ ん。彼女は帰宅していますか。電話に出るように伝えてくれますか? |
第3ステージ
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