銀葉のチランジア
茎が伸びず、葉は白いトリコーム(trichome)に覆われて銀色に見える典型的なチランジアです。
クランプになると、何が何やら分からん見事な鳥の巣状態になります。
この乱れ果てた感じが魅力でしょう。クシでといてやりたくなりますが、そんなことをしてはいけません。

撮影:2011.6.3
チランジア・ジュンセア
Tillandsia juncea

【原産地】メキシコ~中米~南米ブラジル、ボリビア

 普通のアナナス類の観葉植物とあんまりかわりません。永い間、1株でしたが、7年目にして花が咲いて、子株ができました。
 我が家に来て になりました。初めて買ったチランジアです。初めは形があまり好きではありませんでしたが、長い間いっしょに過ごすうちに一番大切で大事なチランジアになりました。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ材+針金(栽培開始時は、根元にミズゴケがあったが朽ち果ててなくなった。)

この個体の栽培期間:



開花期には、朱赤に染まります。
イオナンタの魅力は、一つのクランプに、花期が訪れ赤に染まる株とまだ若い株の銀色がともにある、そのコントラストにあると思います。
撮影:2010.12.8


舞台裏
チランジア・イオナンタ
(中型タイプ)
Tillandsia ionantha

【原産地】メキシコ~中米

 イオナンタには、色々なタイプがあります。これは、株の大きさは中程度で葉の細いタイプです。
 この株は、花期の赤色が極めて鮮やかで、とても優良なタイプです。
 なによりうれしいのは、この子は、花が咲くと子株をいつも2つ付けることです。それがいつまで続くのか分かりませんが、倍々ゲームかよって思うわけです。この細葉でクランプなんて最高でしょう?

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ材+針金

この個体の栽培期間:


撮影:2013.3.17

毎年群花してくれるところがいいところです。
撮影:2009.2.24

チランジア・イオナンタ
(小型タイプ)
Tillandsia ionantha

【原産地】メキシコ~中米

 イオナンタには、色々なタイプがあります。これは、小型で株がモコモコ群生するタイプです。
 こういうタイプのイオナンタは、仔吹きよく個々の株が早く成熟するので、毎年群花が楽しめます。
 はっきり言ってカワイイです。
 着生材のヘゴの左右がまだ空いていますので、埋め尽くしてくれたらチラリアン冥利に尽きますね。

【2020.10.23追記】
12年経って着生材を覆い尽くして成長の限界に達したので、着生材交換

この個体の栽培期間:




撮影:2011.6.16

舞台裏
チランジア・イオナンタ・ルブラ
Tillandsia ionantha "Rubra"

【原産地】メキシコ~中米

 イオナンタにしては日焼けしやすいです。直射日光は短時間にするか、遮光する必要があります。

【我が家での植え込み材料】
枯れ枝+針金

この個体の栽培期間:




派手さはありませんが、ほんのり色付くところが結構です。
撮影:2010.6.5
チランジア・コルビー
Tillandsia kolbii

【原産地】メキシコ~中米

 姿はイオナンタに似てはいますが、花がまったく違います。花は、イオナンタのような色合いの派手さははありませんが、奥ゆかしい優雅さがあります。
 蒸し暑さを嫌うので、夏は必ず風通しのよい屋外の樹陰などの日陰で管理するのがベストです。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ材+ミズゴケ+針金

この個体の栽培期間:




撮影:2011.7.29
チランジア・カピタータ
Tillandsia capitata

【原産地】メキシコ~中米

 カピタータは水分を好むので、こうしたくくりより、鉢にミズゴケ植えのほうが大きく育つでしょうね。でも私はやりませんけど。

【我が家での植え込み材料】
枯れ枝+針金

この個体の栽培期間:

チランジア・ハリシー
Tillandsia harrisii

【原産地】中米ガテマラ

 ハリシーは、基本的には丈夫なのですが、雨が強く当たる場所だと、トリコームがハゲてしまいます。キレイに作るなら、環境は工夫した方がいいでしょうね。でも私はやりませんけど。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ+針金

この個体の栽培期間:


フクシーは鉢置きが一番おさまりがいい。

小さな体から頑張ってニョーと花茎を伸ばします。
このひた向きさが魅力です。
撮影:2009.5.8
チランジア・フクシー・グラシリス
Tillandsia fuchsii f. gracilis

【原産地】メキシコ~中米

 小型種で直射日光や極端な乾燥に弱いため、遮光下か、半日陰で育てます。
 春~秋の屋外栽培では、乾燥させすぎないよう、注意が必要です。
 フクシー・グラシリスは普及種で軽く見られがちですが、栽培環境・管理のよいバロメーターになります。葉がよれたり、葉先が枯れたりせず、葉が根元から先端まで真っ直ぐ美しくあれば、よい栽培環境・管理がされているということです。
 フクシー・グラシリスがキレイにできていれば、チランジアのことをよく分かって、普及種でも本当に大切に育てている方だということがよく分かります。
 フクシーは、花が咲くと、天辺の花茎の根元のすぐ横から子株を吹きます。ちょうど串団子のように積み重なっていくようなのですが、実際にはそうならない。親株が消えていくような感じで不思議です。

【我が家での植え込み材料】
鉢+ヘゴ屑
鉢+ミズゴケ

この個体の栽培期間:




撮影:2011.6.28
チランジア・マグヌシアーナ
Tillandsia magnusiana

【原産地】メキシコ~中米ガテマラ

 繊細な美しさが取り得のチランジア。見た目よりは強健です。
 あまり乱暴な育て方をすると、葉先が枯れてみっともなくなるので注意が必要です。
 これも、フクシー・グラシリス同様、栽培環境・管理のよいバロメーターになります。葉がよれたり、葉先が枯れたりせず、葉が根元から先端まで真っ直ぐ美しくあれば、よい栽培環境・管理がされているということです。
 最初は、ヘゴ着けにしてましたが、段々重たくなって不安定で、あわや落下になりそうだったので、鉢置きにしました。鉢植えじゃないよ。鉢置き。鉢の中は、バークが詰めてあります。

【我が家での植え込み材料】
素焼鉢+バーク

この個体の栽培期間:


我が家のTillandsia tectorumの3種のタイプ
左:大型、中:中型、右:小型


ここに見えている部分は、我が家で成長した部分。
トリコーム退化防止は、この程度で限界です。


▲原産地では、テクトルムといっしょに育つEspostoa lanata
おまけ写真。「ぱんさのサボテンランド」より

チランジア・テクトルム(大型)
Tillandsia tectorum "Large form"

【原産地】南米エクアドル~ペルー

 繊細で美しいチランジア。テクトルムにも色々なタイプがありますが、これは大型のもので右の葉の先端から左の葉の先端までさし渡し35cm程度あります。
 テクトラムは、トリコームが傷む(というか寝てしまう。)ので、さすがにぱんさも雨ざらしはしてませんw。
 一回、鉢ごと落下させてしまい、葉が一部折れちゃいました。さすがに、この時はショックで自亡自失しましたしましたw ひっくり返って上に軽石と鉢が乗っかってるんですから。陶器鉢だったら立ち直れないくらいだったでしょう。プラ鉢でよかった。壁への固定はしっかりと、教訓です。
 大型タイプは、花が咲くまでかなりの年月が必要でしょうね。茎の長さが50cmくらいになったら咲くでしょうか。
 大型タイプは、基本的には強健なので、環境さえきちんとしていて、毎日夜噴霧すれば、スムーズに育ちます。オドオド、ビクビクして水を少なくすると極端に成長が遅くなります。
 特に大型タイプは、葉の根元から先端まで(20~25cmもある。)よれさせないで、葉先を枯らさないように、なおかつトリコームを退化させないよう美しく育てるのは至難の業です。夜間には、閉鎖空間で超音波加湿器で加湿し、昼間は日当たり、風通し良く育てるといった環境があれば可能でしょうが、そんな手間暇をかける訳にはいきませんので、この程度で我慢するしかありません。

 →テクトルム考

【我が家での植え込み材料】
プラ鉢+軽石(針金で固定しています)

この個体の栽培期間:




サンゴ岩付け

購入時のお姿。見事なぼろぼろ。
チランジア・テクトルム(小型)
Tillandsia tectorum "Small form"

【原産地】?

 百円ショップ「ダイソー」で2010年春頃から流通していたチランジアで、話題となった植物。3枚目の写真が購入時だが、あまりにぼろぼろなので、種類が分からない。テクトルムではないかという説があった。これだけ酷いと頑張ってまともにするゾ、という気持ちにさせる効果がある。
 ただ、頑張っても普通のテクトラムのように美しくなるのかどうか・・は分からない。テクトラムには、既知のもの未知のものも含めていくつものタイプがあって、これは、そもそもトリコームのあまり発達しない盛んに子吹きだけするタイプのテクトラムなのでないかと思っていた。

 その後数年で、購入時とは打って変わった、美しい植物になった。サイズ的には他のテクトルムよりは小型であるが、子吹きもストップして、株が充実してきた。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ+針金
サンゴ岩

この個体の栽培期間:






根元。ヘゴを突き破って発根している。
チランジア・テクトルム(中型)
Tillandsia tectorum

【原産地】南米エクアドル~ペルー

 繊細で美しいチランジア。テクトルムにも色々なタイプがありますが、これはテクトルムの一般的なタイプ。葉の長さは15cm程度。
 強健ではあるが、美しく作るのはなかなか難しい。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ+針金


18分岐花序<( ̄▽ ̄*)>。撮影:2011.8.23

チランジア・キセログラフィカ
Tillandsia xerographica

【原産地】メキシコ~中米ガテマラ

 大型のチランジア。ゆっくりのんびり成長します。スローライフのお供に最適でしょう。調子の良し悪しの反応も鈍いので気付いたときにはもう遅いということにならないように気を付けないといけません。
 乾燥しやすい環境なら、タンクに水を溜めても大丈夫。環境に馴れれば強健です。

温度★★
キセログラフィカのようなトリコームがあるタンクのタイプは、雨水が当たると葉が汚れやすいので、屋根下が望ましい。
湿度★★
日照★★
 
【我が家での植え込み材料】
ハンキングバスケット+バーク&ミズゴケ

この個体の栽培期間:




撮影:2011.4.12
チランジア・ガルドネリ
Tillandsia gardneri

【原産地】コロンビア~ブラジル

 まるで不織布のような薄くやわらかい葉質がガルドネリの魅力でしょうね。
 潅水は多く、乾きすぎに注意です。ただ、蒸れには弱いので、成長期屋外管理が必須だと思います。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ+ミズゴケ+針金

この個体の栽培期間:




撮影:2010.7.28
チランジア・プラギオトロピカ
Tillandsia plagiotropica

【原産地】エルサルバドル

 花ははじめ白色で後に藤色がかかる。地味。
 栽培的に特記すべきところはない。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ+ミズゴケ+針金

この個体の栽培期間:




撮影:2011.11.27
チランジア・コットンキャンディ
Tillandsia cv 'Cotton Candy'

【原産地】交配種

 ある大きさまで花が咲かずして子株の発生が旺盛で、突然花が咲き始める。
 栽培は、ごく普通。特記すべきところはない。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ+ミズゴケ+針金

この個体の栽培期間:




撮影:2010.5.3
チランジア・カクチコラ
Tillandsia cacticola

【原産地】ペルー

 草姿は地味ですが、花の美しさはたいしたもの。
 種小名「cacticola」はサボテンに住む(着生する)の意味で、ある自生地写真ではアルマトセレウス(Armatocereus)の幹に着生していましたね。ただ、サボテンだけを選んで着生している訳ではなく、樹木にも着生してます。
 栽培は、ごく普通。特記すべきところはない。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ+ミズゴケ+針金

この個体の栽培期間:




撮影:2011.7.3
チランジア・インテルメディア
Tillandsia intermedia

【原産地】メキシコ

 スレンダーな草姿。
 ヴィヴィパラの代表種。
 栽培は、ごく普通。特記すべきところはない。

【我が家での植え込み材料】
ヘゴ+ミズゴケ+針金

この個体の栽培期間:


チランジア・コパネンシス
Tillandsia copanensis

【原産地】ホンジュラス

 着生銀葉系チランジアでは世界最大級の王様。成株でもっとも良い状態のとき、葉長は1mになるので、株の直径は2m近くに達する。花序もでかい。
 成熟して開花するまで長い長い年月が必要なのでなかなか殖えないのと、これを個人で栽培するのはスペース的に困難なためニーズがなく、ほとんど流通がない。
 ショップのリストにあっても、実際に尋ねると、親株はあるけど殖えないからモノがないと言うし、探せないかというと、海外でも最近は見ないと言われる始末(そんなことならリストから外しとけよ!)。
 この株は、まだ若い株(葉長は30cm)で長い間待ちに待って入手したもので、繁殖株というより栽培家がスペースの関係で手放したものらしい。入手できたときには、うれしかった。スペースに困るほど大きくなって欲しいと思う。

【我が家での植え込み材料】
ワイヤーバスケット+ヘゴ+針金

この個体の栽培期間: