置き場所(成長期屋外栽培の環境) |
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チランジアを屋内で長期栽培することはまず無理というのが、私の自論です。 置き場所(成長期屋外栽培の環境)は、もっとも栽培で大切な要素です。あなたの周りにベストな置き場所(栽培環境)が見つかれば(あるいは、作ることができれば)、チランジアの栽培の80%は成功したといってよいでしょう。私は、成長期の置き場所(栽培環境)として、以下のような場所をお薦めします。 なお、私の地方は、中部地方で、特に気候に恵まれているところではなく、気温も降水量も平均的な場所です。夏場は、40℃近くに達する場合もあります。 冬季は、-2℃~-5℃程度にまで下がりますので、冬季は屋外では管理できません。
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成長期屋外栽培における灌水 |
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成長期屋外栽培における雨ざらし |
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施肥(肥料やり) |
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着生栽培 |
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ヘゴ着けの方法(ヘゴ角材縦使い) |
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チランジア、ヘゴ材(ノコギリでヘゴ支柱を適当な長さに切ったもの。写真は15cm位)、ミズゴケ(少量でよい。水に漬けて十分湿らせておく)を用意します。 このほか、被覆針金(極細)、アルミ針金、ペンチ(針金を切るため。)を用意します。
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チランジアの根元をミズゴケで包みます。 | |
数年後にクランプになったときの姿を想像して、ヘゴに着ける位置を決めます。 | |
チランジア本体の葉の間に被覆針金(極細)を通します。写真程度の位置です。これで不安定になってしまうか、安定するかが決まります。 | |
下に向けて何回か巻いて固定します。さすがに、巻き過ぎるとみっともないので、適当にします。 | |
つるすための針金を付けます。アルミ線です。 | |
完成です。 横から見た姿。 |
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正面から見た姿。 水にどぼんと着けて湿らせてできあがり。 |
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3か月後の姿です。 葉数も増えて大きくなりました。 |
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1年3か月後の姿です。 あれ?ちょっとヘゴ材が小さすぎた・・・ ここまで大きくなるものだと思わなかった。 ヘゴ材のサイズはよく考えてということだね。 |
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1年5か月後の根元です。 ミズゴケが自然に朽ち果てて、根が見えている。これが理想の姿です。 |
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2年後の姿です。 |
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3年後の姿です。 |
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そして開花の姿です。 |
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ヘゴ材加工の方法(ヘゴ角材横使い) |
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チランジアによっては、クランプが、もこもこと横に広がっていくものがあります。その場合、ヘゴ材を横に使うと見た目も安定性もいいでしょう。 | |
同じ長さに切ったヘゴ材をを2本用意します。 |
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2本束ねて使うので、通し穴を、千枚通しやキリであけます。 | |
アルミ線を通して、しっかり固定します。 | |
吊り金も取り付けできあがりです。 チランジアを着けます。 |
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ヘゴ板加工の方法(ヘゴ板+横木) |
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最近では、ヘゴ板は手に入りにくくなりましたが、大型になるチランジアには使いやすい材料です。 普通はそのまま垂直面に着ければ問題ありませんが、形的に垂直面に着けにくいもの、着けると真横向きになって見た目が悪く我慢できない!という方は、横木を渡して着けると見た目や安定性が良くなります。 |
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ヘゴ板と、横木になるようヘゴ材を適当な長さに切ったものを用意します。 |
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横木を針金で固定するための穴、吊り金を付けるための穴を、千枚通しやキリであけます。 | |
裏面はこんな感じになります。 | |
横木をアルミ線で固定し、吊り金も取り付けます。 | |
チランジアを着けます。 | |
実例・・ジュンセア。10年後の姿。 途中、ヘゴ板が崩れました。横木にぎっちり根を張っていましたので、横木をチラを着けたたまま外して、新しいヘゴ板に替えてます。そのときだいぶ根は切りましたが。 |
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ハンギングバスケット |
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大きめのチランジアには、ハンギングバスケットを使うのもいいでしょう。ココマット(ヤシ繊維のマット)付きのハンギングバスケットに、バークやミズゴケ等のコンポストを多少入れてチランジアを置いています(根は張っています。)。 | |
冬季管理 |
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病害虫 |
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その他 |
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