チランジアとの出会い
 私がチランジアに出会ったのは、1975年9月号( 前)のガーデンライフ(園芸雑誌:廃刊)の中でした。当時は、私は「植物好きな少年」でしたが、こんな植物が存在するのかと驚いた記憶があります。
 当時は、かなり珍しい植物、マニアの世界のもので、少年のお小遣い程度で買えるようなものではなく、実際に自分の手に入るのは、ずーっと先のことです。
 そのころ、サボテン、多肉に非常に興味があり地元専門店に出入りしていました。そこで、植木鉢に木が立ててあってその先にチランジアのようなものが着けてあったものが多肉の間に置かれていた記憶があります。いまから思うとあれがチランジアの実物との出会いだったのかもしれません。でもおそらくそんな栽培だと長くは持たなかったでしょう。
はじめてのチランジアの購入
 今は、チランジアはホームセンターや園芸店、百円ショップで買うことができますが、私が初めてチランジアを買ったのは通信販売でした。当時は、地方の園芸店でも扱っているところもなく、ホームセンターというもの自体が無いかあるいは少なく、ましてや百円ショップというものもありませんでした。当然、チランジア(ブルメリア)専門の業者もありませんでした。
 サカタのタネの「園芸通信」にチランジアのセットものが掲載されたのでそれを買いました。それが、今でも生きているパレアセアとジュンセアです。
 それがいつごろなのか記憶がはっきりしません。当サイトのページには、1999年入手で、栽培期間 を表示していますが、かなりあやふやです。昔の写真にその株が写っていて、それが1999年頃の写真なので、1999年入手としています。1999年にはすでに手元にあったのは間違いないのですが・・・・
 古い園芸通信を引っ張りだしてくると、1990年春号( 前) の園芸通信にチランジアのセットの記載があり、通販の注文書が切り取ってあります。ひょっとしたらこのときの注文なのかもしれません。
 このときに届いた様子は今も記憶があります。今は宅急便が普通ですが、当時は、日数のかかる郵便物でした。不在していたので受け取れず、郵便局へ取りに行きました。郵便局員が「冷蔵庫」の中から箱を出してきたのを今でも鮮明に覚えています。箱の表に「生もの」と書いてあったからです。今ならありえないことでも、当時では、そんなとんでもないことがあったのです。