ぱんさのマイナー植物園/バオバブ王国

バオバブの自生地の気候

 
 
バオバブを育てる前に

 バオバブの栽培の前に、バオバブがどんなところで生まれ育ったのかを見て、日本でどう育てるかを考えましょう。

 
日本(東京)の気候

 まずは、私たちの住む日本の気候です。改めて説明は不要です。

 

マダガスカル西部の気候

 「Adansonia grandidieriアダンソニア・グランディディエリ」、「Adansonia zaアダンソニア・ザ」、「Adansonia rubrostipaアダンソニア・ルブロスティパ」等のふるさとマダガスカル西部の自生地の気候です。


 

  • 1年を通じて気温の変化は、日本ほどありません。6〜8月の乾季の最低温度でも15〜20℃程度です。日本の7〜9月の気候が一年中続いているようなものです。
  • 雨季(成長期)は、12月〜3月で1年の内の5か月程度で、乾季(休眠期)は6〜7か月あります。
  • 雨季と乾季の降雨量は極端に違い、乾季にはほとんど雨は降りません。

 
オーストラリア北西部の気候

 「Adansonia gibbosaアダンソニア・ギボーサ」のふるさとオーストラリア北西部の自生地の気候です。

  • 1年を通じて気温の変化は、日本ほどありません。6〜8月の乾季の最低温度でも15〜20℃程度です。日本の7〜9月の気候が一年中続いているようなものです。
  • 雨季(成長期)のはじめ、11月、12月では、最高温度が40℃近くになるときがあります。
  • 雨季(成長期)は、12月〜3月で1年の内の4〜5か月程度で、乾季(休眠期)は7〜8か月あります。
  • 雨季と乾季の降雨量は極端に違い、乾季にはほとんど雨は降りません。

 
アフリカ中部の気候

 「Adansonia digitata アダンソニア・ディギタータ」のふるさとアフリカ中部(タンザニアのアリューシャ、タランギレ国立公園近くの都市)の自生地の気候です。

  • 1年を通じて気温の変化は、日本ほどありません。6〜8月の乾季の最低温度でも12〜15℃程度です。日本の5〜6月頃の気候が一年中続いているようなものです。
  • 雨季(成長期)は、11月〜4月で1年の内の6〜7か月程度で、乾季(休眠期)は5〜6か月あります。
  • 乾季には、降雨量はかなり少なくなります。
 

 
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