耐寒性抜群
ココスヤシ
Butia 'CocosYashi'

ヤシ科
「ヤタイヤシ(Butia yatay)アルゼンチン、パラグアイ原産」又は「ブラジルヤシ(Butia capitata)ブラジル原産」あるいはその間の交雑種とされる。

 ヤシ類で最も耐寒性の高いものは、中国を原産とし、我が国への渡来が古い「ワジュロ(Trachycarpus fortunei)」「トウジュロ(Trachycarpus wagnerianus)」であると思う。これらは、私の地方ではいたるとこに植栽されているし、果実を鳥が運んで空き家の庭に一人生えしていることもある。
 これらに次ぐ耐寒性では、本種「ココスヤシ」と「カナリーヤシ(Phoenix canariensis)」になるだろう。
 「ココスヤシ」は、「ヤタイヤシ(Butia yatay)」又は「ブラジルヤシ(Butia capitata)」あるいはその間の交雑種とされているが、区別は果実や種子によるので同定は難しい。なので、本記事では、園芸的呼び名である「ココスヤシ(Butia 'CocosYashi')」とした。
 高さは数mまでで何十mにもなるわけではないが、葉長は3mにもなるので、株径は4mを超える。従って、栽培しようと思うなら、庭園で4m四方以上ののスペースを確保できる必要があるだろう。
 耐寒性だが、成木であるならマイナス10℃程度にも耐えるといわれる。一方「カナリーヤシ」はやや弱くマイナス8℃程度までだろうといわれる。
 栽培上特に難しいところはなく、日当たり良く帯水しない環境であれば植えっぱなしで問題はない。
 葉を優美に広げるのが本種の魅力なのであるが、場所を取るため、かなり葉を切られ、幹の先端にちょろっとしか葉がないということがあるが、哀れだ。
成長の記録 (↑新しい記事↓古い記事)
2023.07.31
2023.07.31
10年に一度の酷暑だそうだ。ヤシ類は元気でうらやましい。
2023.06.11
2023.06.11
下葉を落として、すっきり爽やか。
2022.09.11
2022.09.11
たくさん実を付けるようになった。味見をしてみたが、熟し方の違いなのかどうか分からないが、昨年より甘みがあり美味しくなったような気がする。食感もそうだが、味もパイナップルに似ている。食べたことがない人は、よく熟したものを選んで味わってみると良いだろう。
2021.12.31
2021.12.31
ここ数年暖冬が続いていたが、今期は例年並みの寒さに戻りそうだ。
2021.09.05 果実
2021.09.05 味見
2021.09.05 種子
2021.09.05
果実が落ちていたので、味見を。
甘味は僅かに感じられるかどうか。果肉は繊維質が多いので、パイナップルのような食感です。慣れない後味が残るのであまり美味しいものでは無いですね。
2021.06.20
2021.06.20
初花です。オトナになったってことでしょう。
2021.01.30
2021.01.30
年に数度しかない積雪の朝
2020.08.24
2020.09.27
植え付け後3年の状態
2020.05.24
2017.12.27
初めての冬の状態
今冬は最低気温マイナス3.7℃を記録した。平年よりもやや暖かい。
植え付け
宅配便の梱包を解く
2017.07.08
植え付け