必要熱出力簡易計算システム (適合暖房機(熱出力)簡易計算システム) |
その温室・ハウスで冬季に目標最低温度を保つために、どのくらいの熱出力のある暖房機が最低限必要かを簡易的に計算します。暖房機を購入するときの目安になります。この算出後、
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をご覧ください。 内容的には、設置場所が最低温度かつ温室・ハウス内が目標最低温度であるとき、温室・ハウスからどのくらいの熱量が放出されるのかを計算します。その熱量を補うことができる暖房機であれば、設置場所が最低温度であるときに温室・ハウス内を目標最低温度に保てるだろうという理屈です。 算出方法は、 ・放出熱量(kWh)=熱貫流率(W・m2・K)×表面積(m2)×温度差(℃)÷1000 ・放出熱量(kWh)→必要熱出力(kcal/h) ・熱貫流率は、内張りありのとき3.8、外張りのみのときは9.5の固定です。(日本施設園芸協会のデータを参考) 温室・ハウスの形状により表面積が変わりますので、切り妻屋根形、カマボコ形、四角形、その他の4形状に分けています。建物隣接型等の方屋根形(サンルーム形)やフレーム型は「その他」になり、あなたがあらかじめ表面積を算出してください。 なお、これはテスト的に作成したものであり、結果が正しいかどうかはわかりませんので、そのつもりでご利用ください。 ・JavaScriptが動作するブラウザが必要です。 ・底面(地面)への放熱は考慮していません。側面・屋根面の大気に接する面からの放熱のみです。 ・隙間風や換気など通気による放熱は考慮していません。基本的には密閉された状態です。 ・内張りがあることは基本です。内張りは農ビで想定しています。 ・熱貫流率は、外張り、内張りの材質によって微妙に異なりますが固定です。 【使い方】 1)「切り妻屋根形」、「カマボコ形」、「四角形」、「その他」のうち温室・ハウスの形状にあったものを選んでください。「その他」の場合はあらかじめ表面積を算出しておいてください。 2)温室・ハウスのサイズ等(形状により入力する項目が異なります。)、内張りの有無、設置場所の最低気温(実測データか気象庁データでこれ以下にはならない気温。)、温室・ハウス内の目標最低温度を入力してください。 3)[計算]ボタンをクリックしてください。 切り妻屋根形のハウス・温室:ガラス、硬質樹脂などによるハウス・温室の形状です。 カマボコ形(トンネル形)のハウス・温室:一般的にビニールハウスと呼ばれる形状です。 四角形のハウス・温室:室内温室等の棚形の形状です。 その他のハウス・温室:家屋に一面が接している片屋根の様な特殊な形状です。 |
切り妻屋根形のハウス・温室
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カマボコ形(トンネル形)のハウス・温室
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四角形のハウス・温室
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その他の形のハウス・温室
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